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「風呂の後はホテルに行くぜー。パパンから招待したんだ、当然ここで一番のとこさ。夕飯も期待しな」
「夕飯……(ごくり)」「た、食べ歩きばかりしてたのでお腹はあまり空いて……」
と。移動中の僕達は、そこでバッタリ、
「「「あっ」」」
声をハモらせたのは姉妹と、彼女。
「おや、封じゃないか」「鉢合わせる可能性を考慮しないとは、頭の悪い娘じゃのう」
「ッ! (バッ)」
「あん? 何を今更女の子っぽく恥ずかしい部分を隠そうとしてんだい。君のは見過ぎて食傷気味だよ」
「言い過ぎじゃない!? ふ、封だって女の子だからっ」
「へっ。丸裸どころか『奥』まで見られてるってのに」
「奥……?」
「あ、天女ちゃん、深く考えないでっ(赤面)」
「あ、相変わらずデリカシー無さすぎるよ篭ちゃんは! 封は別のお風呂行くからね!」
ダッと逃げるように駆け出す封。「あ、おい、待てい」特に用はないけど何となく彼女の手を掴んだ僕は、
ツルリと足を滑らせ→封を巻き込んで倒れ→「だ、大丈夫ですキャ!?」駆け寄って来た仙女ちゃんも素っ転び→「お姉様!?」助けようと姉の手を掴むも支えきれず→
結果。僕は美少女三人に覆い被される形に。
いや、そうはならんやろ……と冷静な思考に割り込むように ティロン 御馴染みの実績達成効果音が鳴って。
「あっ――」
直後。頭の中に溢れる情報の波。
求めていたそれを噛み締めるより先に……僕の頭はオーバーヒートした。