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迷宮入りの恋  作者: たなかきよし
1章 ゴブリンとオークと青空と
3/19

燃えた。

評価を誰かがしてくれました。嬉しいです。自分で読めば消したくなるような文章なのに。。ありがとうございます!

目を覚まして水を飲む。座って寝たせいで首も痛いが

回復の泉の水で痛みもスッキリする。さー頑張ろ。今日の目標は先に進むことだ。


鞄から出したペットボトルに回復の泉の水を汲む。これで少しは遠征できるかな?他にもこの回復の泉があればいいんだけど。


なんとなく柔軟して歩きはじめる。かなり先は見通せるようになった。これはレベルアップの効果なのかな?慣れた道なのでドンドンと進んだ。


何匹かゴブリンに会ったがすぐに仕留めれた。というかここはゴブリンの巣なのかな?ゴブリンしかみない。レベルアップにも練習相手にもなるから助かってるんだけど。


ギャッギャ


またいるな。何匹かいそうだけど大丈夫だろうしこのまま進んで倒そう!そう思い先を進むと集団でゴブリンが待ち構えていた。

あーそうか。そうなりますよね。ゴブリン襲いまくったもんね。全部で20匹以上はいるな。これはやばいかも。流石に一気にここまで相手したことはない。

逃げようかと思い後ずさりすれば後ろにゴブリンが

五匹。回り込まれてしまったってやつだ。


ギャッギャ、ギャッギャ、ギャギャッ


口々に何か言っている。うるさいな。多分かなりのゴブリンを倒してきたから責めているようだ。謝っても許してくれなさそう。とりあえず逃げ道確保だと思い、回り込まれたゴブリンの方に走った。棒で叩こうとしてくるので避けて、こちらから代わりに叩く。首を狙うと一発で倒せた。首の骨折れ判定みたいなものがあるのかな?四匹に囲まれたが避けては反撃を繰り返した。蹴ったり、殴ったり、棒で叩いたり。二匹減らしたところで左側からゾワっとした感覚が来たのでそちらを向くと


ゴゥー


うわっ!火!慌てて転がり避けるが左腕にあたる。熱い。意識が飛びそうになる。左腕が燃え始めた。火が腕に絡みつく。地面で消そうとするが消えず燃え続ける。慌ててペットボトルを左腕に叩きつけるようにして水をぶちまけた。シューという音とともに火が消えたが腕が治る感覚がない。熱いというよりも痛い。左腕が痛すぎてうずくまってしまった。


ここにきて魔法か。これはゴブリンメイジでもいるのかな。うずくまっている間に取り囲まれた。ゴブリンが思い思いに棒や手で殴ったりしてきた。なんとか身をよじりながら急所に当たるのは避けるが痛い。隙をついて反撃して何匹か倒すがすぐに補充されて現状を打開できない。やけっぱちになって近くのゴブリンの足を掴みぶん回してやった!ゴブリンでゴブリン叩きだ。何匹かを光の粒子に変えるとビビったのか距離を取られた。よし。逃げようと思うと


ゴゥー


やっぱり来た。炎に向かって掴んだゴブリンを投げつける。ゴブリンに当たってゴブリンが燃え光の粒子に変わる。光の粒子は僕に吸収される。あれは僕が倒した判定なんだ。


ゴゥー


またきた。近くにゴブリン盾がないので避ける。炎を防ぐためにもと思い近くのゴブリンを捕まえようとするが逃げられる。くそ。ゴブリン盾がいるのに。


ん?これ逃げれるな。もう一度炎がきたがスペースもあるので簡単に避けて、そのまま来た道に急いで走って逃げた。ゴブリンメイジの声だろう。ギャッギャと後ろから叫ぶと何匹か追いかけてきたが振り返って掴んで集団に投げてやった。慌てて避けている隙に思いっきり走って逃げた。



回復の泉に左腕をつけるとシューという音とともに痛みが引いていく。まだ燃えてた?なんとか治ってくれそうだ。泉に腕をつけながら必死に気持ちを落ち着かせる。死ぬかと思った。本当に危なかった。久しぶりにがむしゃらになったな。


ジャケットもさすがに燃えてボロボロになったので脱いでおく。名刺入れが落ちてきた。慣れた頃に失敗する。仕事と同じだ。元々、仕事も出来ないのに調子に乗った罰だ。死ななかっただけ運が良い。自分の運に感謝しながら考える。


これの対応を考えないと次に進めない。これから魔法を使うゴブリンも増えてくるのかもしれない。魔法以外にも飛道具もありえるし。なんとかならないかな。

魔法を防ぐには魔法だ!僕も使えないかな?


手とかから何か出ないか、やってみる…わからない。


丹田に魔力がとか…わからない。


あー不器用な僕が魔法とかわからないよなー。そもそも使えるようになるのかな?お、左腕治ってきた。痛くなくなってきた。血の巡りが良くなってきたみたいだ。スーツ燃えちゃったけど仕方ない。本当に回復の泉様のおかげだ。あのまま左腕が使えなくなったら戦えない。焼けた皮膚も元どおり。


治った左腕に火傷のハリがないか手を開いたり閉じたりする。うん。治った。力が込めれるか試すためにグッと手を握り力をいれていく。よし。完璧元どおり。え?腕の周りからなんか出てる。うっすらと蜃気楼のように腕の周りがボヤける。あ、これ魔力?直感的にそう思えた。


なるほど。魔法を受けたからかな?魔力で活性化されたってやつ?熱くて痛かったけど収穫は大きい!


よし!これで僕も魔法を!左手を前に出し力をいれてさっきみた炎の球をイメージして放つように。


「ファイアーボール!」



……出ない。なんとなく魔力が動いた感じはするけど出る気配がない。何度も何度も試すが出ない。何だろ、外に出すのは難しいというか、ない感覚を動かせない。耳を動かせと言われてる感じだ。


そうだ。身体中を巡らせてみよう!身体強化的な!


左腕から移動させようと試みてみるがこれは動く感覚が多少あるが上手くいかない。なんだろ。めちゃくちゃ期待したのに。左腕で滞っているというか他の身体の部分には通り道がないという感じなのかな?


練習だなーまずは全身に。そこから外に出せるかな。でもすぐにできる気は全くしない。


よし!これはこれで練習しもって他の対策を考えよう。盾とか欲しいな。炎なら燃えちゃうか。とりあえずいつもどおり避けて避けて避けまくるしかないかな。他のゴブリンで防ぐ手もあるけど次からは逆に対策されそうだ。


待ち構えてたし、ある程度のゴブリンは倒し数を減らしたので今日はここまではこないだろ。僕は水を飲んで落ち着いた後に目を閉じた。

お読みいただきありがとうございます。

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