目録
レポート用紙を3枚うめても足りない気がするなんて、どれほどもらっていたのやら。
きみがくれたものを目録にして
レポート用紙うめてみて
いくつ挙げても足りなくて
きりがないと思って
しかたないと思って
きみは一行ですませたい
片付けた部屋に残らない
目にすることはあり得ない
それ以上でも以下でもない
「あなたがくれたものすべて」
きみの答えはとうに出て
目録の意味はなくなって
たくさんの時が過ぎていて
きみの足跡は消えていて
きみもぼくも間違いない
思いの丈に違いない
でもこの違いも間違いない
きみもぼくもそこにいない
「きみ」のように、部屋の片付けを終えてみたいです。