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大日本帝國異世界転移物語  作者: オゾン層
〜始まりの転移〜
12/23

第一話 転移

やっと始まりました。

Genius is one percent inspiration,


ninety-nine percent perspiration.



天才とは1%のインスピレーションと


99%の努力である。



Walt Disney (ウォルト • ディズニー)



==================================



西暦2045年8月15日午前10:30

皇居前



終戦100周年記念日


ドンドンドン...

足を高く上げて力強く行進する近衛師団、中央即応集団、陸軍12個師団、海兵隊8個師団



ガタガタガタ...

大きな振動と音を出しながら進む320個の戦車小隊



バタバタバタ...

耳が痛くなるほど大きな音を出して空を飛ぶ380機からなるヘリの大編隊



ヒューーーーーーーーーーーーン〜〜〜...

空一面を埋め尽くす1000機からなる戦闘機の大編隊



ブゥーーーーーーーーーーーーン〜〜〜...

飛行機雲を出しながら飛ぶ50機の戦略爆撃機の大編隊



ワ〜〜〜〜〜...

皇居前を隙間なく埋め尽くす2469万以上の人一倍愛国心が強い国民達



今日行われた軍事パレードは、過去最大級の軍事パレードだった。


NHKの軍事パレード生中継は、瞬間最高視聴率100%の過去最高を記録した。



午後13:42

総理官邸



「総理、至急お耳に入れたい事が‼︎」


秘書がドアをノックしず慌てて入ってくる。


「どうした?」


秘書の行動を追求しず総理は優しい顔で対応する。


総理

本名は、松井(まつい) 秀貴(ひでき)、若干26歳で総理大臣職を勝ち取り行動力、実行力があり国民、議員ともに絶大な人気と信頼があり支持率は過去最高の98.2%を記録した。


秘書

本名は北条(ほうじょう) 沙希(さき)、東京時大学を首席で卒業し卒業後は総理の秘書として活躍している。余談だが2年後に北条は総理と結婚する。


「実は、今日午前00:00より小さな地震が立てつずけに起きております」


秘書はドアの前で立ち止まり服装を正して総理に報告する。


「震源は?」


「それが...日本全域なのです」


「何?どうゆう事だね?」


総理はありえないという顔をして聞き返す。


「言葉のとうり樺太、ハワイを含む日本全域で立てつずけに地震が起きております。私から見ると人為的に感じられます」


「...同盟(対日5ヵ国軍事同盟)の新兵器の可能性は?」


秘書の報告を聞いて総理は顔を一変させて考え込むようになる。


「否定出来かねます」


「...一応関係各機関にこの事を報告してくれ」


総理は考え込む顔をしながら秘書に指示を出す。


「分かりました」


秘書は部屋を出て行こうとする。


「ああそれと北條君、もう一つ」


総理は秘書を慌てて呼び止める。


「はい、なんでしょう?」


「国防大臣を呼んでくれ」


「分かりました」


秘書は静かに部屋から出ていく。その後も総理はただ考え込むように静かに窓の外を見ていた。



午後14:09

総理官邸



コンコン...

ドアをノックする音が部屋に響く。


「どうぞ」


総理はノックした相手に入室の許可を出す。


「失礼します総理」


「近藤さんお待ちしておりました」


笑顔で 国防大臣が部屋に入ってきた。


近藤国防大臣

本名は近藤(こんどう) 啓太(けいた)、元々は海軍に所属し少将の地位まで上り詰めたが退役後松井総理に能力を買われ国防大臣職に就いた。


「呼ばれてきましたが何かありましたか?」


「実は・・・」


総理は、ひと通りのことを話す。


「なるほど...よりによって記念日の今日ですか...確かに今日はパレードのため軍を割いているので防衛力が弱くなっていますしな〜」


国防大臣の顔が段々険しくなっていく。


「やはりデフコン3を上げた方がいいのでしょうか?」


現在デフコン4


「そうですな、万が一を考えて上げた方がいいでしょう、念のために」


険しい顔から一変優しい顔で総理の質問に答える。


「分かりました。では、よろしくお願いします」


「はい」



デフコン 5

平時における防衛準備状態を示す。準備状態の上昇は国防省が実行し、国防大臣が宣言する。


デフコン 4

情報収集の強化と警戒態勢の上昇を意味する。冷戦時に、大陸間弾道ミサイル部隊のデフコンはほとんどこのレベルだった。


デフコン 3

通常より高度な防衛準備状態を示す。大日本帝國軍の使用する無線は機密コールサインに変更される。


デフコン 2

最高度に準じる防衛準備状態を示す。核搭載爆撃機の一部を空中待機させる。


デフコン 1

最高度の準備を示す。今までに用いられたことはないが、大日本帝國軍や大日本帝國領土に対する外国軍による切迫した、または進行中の攻撃のために予約されている。核兵器の使用が許可されることもある。

しかし、同じデフコンでも異なるオプションがある。例えばデフコン1には「オプション・ブラボー」というのがあり、通常兵器の使用が許可される。また核兵器の使用は内閣総理大臣の直接命令が必要であり、デフコン1によって自動的に核兵器の使用が許可されるわけではない。



午後16:00

国防省



国防大臣が国民に対してデフコンを3に上げたことをNHKをとうして正式に発表した。





























西暦2045年8月15日午後11:59

大日本帝國全域にて、震度5強の地震が発生した。























































西暦2045年8月16日午前00:00

地球上から大日本帝國は跡形も無くその存在を静かに消した。


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