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悩める若き物書きに捧ぐ

作者: ゆずごろも

それはたった十年と七年でできた道でした。

時に楽しく、時に極端な事柄がありました。

私の夢とは、何かを作ることでした。

成し遂げた事はあまりありません、なぜなら私はとてもとても飽きっぽいからです。

私は少し文を書くことに自信を持っていました。

取り柄があるとは心強い

褒めてもらえば人並みに喜ぶような風です。

さて、ここに来て気づいたことがあります。

賛否両論分かれると思うので、今ここにいて下さっているあなたの気分を害す可能性がありますが、それでも少し語りたいのです。

こんな短い道で何を言い出すんだと思う

でも、私はいつもこの考えで立っていました。

そうでなければ既に私は物を作ることも文を書くことも止めているでしょう

――

ある時、『オリジナルは神話が作られた時点ですでに消え去っている。オリジナリティとはオリジナルっぽく見えればいい』というような考えに出会いました。

新しいもの、新しいもの、と何かを追い求めていた私は驚きました。

確かに、ジャンルという形でそれは存在しています。

全て何か原型がある。

なら、それを逸脱すればと考えましたが、次に気づいたのは需要の話です。

学び舎の社会の授業で聞いた話が何となく今の状況に似ていました。

『需要曲線と供給曲線が重なり合う所が均衡価格』

そう習ってふと考えた。

全てのものに需要があるかどうかがあり、供給と重なった時ヒットというものが生まれるのではないかと

需要から逸脱したものは、当然報われません

しかし、そこでまたオリジナリティの話が戻ってきます。

同じような話であればいいわけではないのです。


考えに考え抜いて、結局私は『運だ』と頭の回答欄に書きこみました。

評価その他もろもろ、読んで欲しいという願望

報われるかどうかは才能というスタート地点の違いの問題ではない

見られるかどうか、需要があるかどうか、それがどこまで今までの物と違うか

確かに才能や文の質は大きくかかわる事があります。

でも私は、才能はつくれるし文の質なんて研究すれば済む話だと安易に考えています。

こんな短い道を歩んで気づいた、多分大きな事柄

『継続は力なり』と言いますが、運が良かったのか何度も私はその言葉に救われました。

時に滅びそうな部活を最後まで支え、存続させてしまったり

時にあるジャンルの作品をどこかで書き続け、何故か評価されたり

しかし、それはまだ小さなことだと思っています。

願うような未来が来ることは無いと思いますが、私はとにかく飽きっぽくても我慢して、最期まできっちり何事も終えたいと考えています。


……あぁ、連載しようとしてポイしたものも、続けた方がいいのかな…



いつもこうして考えて、おおざっぱに道を行く

読んでくださり、ありがとうございます。

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