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第10章(第一部完) 腸内王国、総まとめ大宴会──そして四天王、姿を現す

健康であれ


感想と意見等あれば、大歓迎です。

寧ろ、なければこのまま終了します。

アディポス本体覚醒まで──残り60日。


スクワット。

プランク。

腕立て。

歩行。


そして、味噌汁、睡眠、食の順番。

あらゆる生活改善が、確実に王国を変えつつある。


その結果、ついに腸内王国は──


お祭りムードだった。


いや、ほんとに。



◆ 腸内王国・祝賀広場


「第一部、なんか知らんけど大成功の宴」


ラクティ「レン様ーーーーー!!!」

セラフィミア「第一部完、おめでとうございますーーー!!」

ガイアス「フゥゥゥ!! ハァァァ!!

よくぞここまで筋肉で乗り越えた宿主よ!!」


屋台が並び、菌ペットたちが踊り、

何故か王国専属DJがターンテーブルを回している。


王国兵A「さぁさ皆様〜、本日の名物〜《乳酸ドリンク》です〜」

王国兵B「脂の沼が干上がった記念Tシャツあります〜」

王国兵C「“猫背禁止”のお札、あと5枚で売り切れでーす」


……盛り上がりすぎだろ。


ラクティが、半泣きで抱きついてくる。


「うぅ……レン様、ここまでよく頑張りました……

味噌汁を朝に飲んで……!

野菜から食べて……!

夜にホットミルク飲んで……!

一駅歩いて……!!

そして……スクワット5回……!!!」


俺「最後のだけ、やけに感動してない?」


セラフィミアも胸に手を当てて言う。


「れ、レン様……

王国の炎症レベルは下がり……

メンタル領域も前より安定し……

免疫兵団の士気も上がり……

なにより……

王国の“朝の光”が強くなりました……」


ガイアスも腕を組み、鼻息荒く言う。


「宿主よ……

そなたの太ももの筋肉……

まだ小さいが、

しかし“勇者クラス”の芽を感じる……!!

脚の日を……恐れなくなってきおったな……!!」


俺「いや、まだ恐いけど?」


王国兵団は総立ちで拍手。


ビフィズス王が前に進み、

厳かに宣言した。


『ここに宣言する。

宿主レンは──

腸内王国“第一部”を、見事に完了した!』


うぉぉぉぉぉおおおおお!!

(※王国全体の歓声)



◆ 第一部の“成果”まとめ(王国的視点)


ビフィズス王が巨大スクリーンを掲げる。

1.内臓脂肪ゾーン:6〜7%縮小

 → 三兄弟の勢力が弱まる

2.炎症レベル:中程度 → 低めへ

3.代謝炎:常時ON状態が週3回 → 週5回へ

4.ストレス耐性:

 “甘いもので紛らわす”から

 “必要なときだけ少量”に変化

5.腸バリア強度:+15%

6.メンタル安定度:+20%(セラフィミア測定)

7.筋肉菌レベル:Lv.1 → Lv.4(ガイアス判定)

8.循環道路メタボロード拡張:34%


ラクティ「これ、すごすぎますよレン様……!!」


セラフィミア「ぜ、全然サボってませんでしたし……

たとえサボっても、“次の日戻る力”が……すごいです……!」


ガイアス「明らかに変わってきておる……

貴様の体も、

心も、

そして王国も……!」



◆ しかし──


宴の空気を切り裂く“黒い風”が吹いた。


腸内王国の空が、

ほんの一瞬だけ黒ずんだ。


ラクティ「ひぇっ……!?」


セラフィミアが杖を構える。


「この……空気……

アディポス本体とは違う……

でも……

恐ろしく……重いです……」


ビフィズス王が、

ゆっくり、しかし確実な声で言った。


『来るぞ……

魔神アディポス・ベリーの直属──

四天王だ』


ラクティが震える。


「し、四天王……!?」


ガイアスでさえ、眉をひそめた。


「あいつらは……

本体に匹敵する怪物だ。

三兄弟など、奴らの前では……

手ごねハンバーグよ」


俺「例えがピンポイントでデブ活してる」



◆ ◆ ◆


魔神アディポス配下 “四天王”


(※王国危険度ランク:SSS)


空に黒い影が取り憑いたような……

圧倒的な存在感。


ビフィズス王が一人一人紹介する。



■ 第一の天王


怠惰王たいだおう スロウ・ダーク》

•能力:やる気吸収(Motivation Drain)

•好物:やらない理由

•攻撃:

•「今日は疲れたからいいや」

•「明日から頑張る」

•「雨だから外出ない」

•特徴:

•姿は見えない。

•だが、精神に霧をかけてくる。


ラクティ「あいつ……世界中の“三日坊主”が生んだ存在です……!」



■ 第二の天王


《ストレス女帝 コルチ・ゾリア》

•能力:ストレス過剰生成(Cortisol Storm)

•特徴:

•美しいが、気分屋。

•職場・人間関係の問題を“何十倍”にも増幅する。

•攻撃:

•「あーもうムリ!!」

•「なんで私ばっかり!!」

•「甘いもの……食べよ……」


セラフィミア「彼女は……女帝級の強敵です……」



■ 第三の天王


《食欲猛将 バキューム・ドラゴ》

•能力:暴走食欲(Binge Roar)

•好物:

•夜10時以降の食べ物

•大盛り無料

•食べ放題

•特徴:

•巨大なドラゴンの口がブラックホールみたい。


ガイアス「筋肉では勝てん……

ヤツは“勢い”で来る……!」



■ 第四の天王


《時間泥棒 クロノ・シャドウ》

•能力:時間消失(Time Sink)

•攻撃:

•スマホ無限スクロール

•YouTube“気づいたら1時間”

•SNS比較地獄

•特徴:

•黒い影の姿をしている。

•“気づいたら何もしていない日”を作る。


ラクティ「あああああああああああ!!!

私この人一番嫌いですぅぅぅぅ!!」



◆ 四天王、王国の空に刻まれる


黒い雷撃が空を裂いた。


『……よくやったな、宿主レン』


四天王四人の影が並ぶ。


『だが、ここからが本番だ。

お前の生活の“隙”を四人で狙い撃ちする』


怠惰王「昼寝すれば? 今日だけ」

女帝コルチ・ゾリア「またアイツに言われたの? ムカつくよね?」

猛将ドラゴ「夜食い行くぞぉぉぉ!!」

時間泥棒「ちょっとスマホ見よ? 気づいたら明日だよ?」


王国全体が凍りつく。


セラフィミアが震える。


「この四人は……

魔神本体より……

日常の脅威です……!」


ガイアスが胸筋を弾かせた。


「宿主よ、

第二部はここからだ。

我らの戦いは、

“生活そのもの”との戦いになる!!」


ラクティが涙目で叫ぶ。


「レン様!!

第一部は“序章”です!!

第二部からは……

四天王を日常生活で一人ずつ攻略します!!」


俺は拳を握った。


「……やってやるよ。

第一部でここまで変われたんだ。

第二部は──

“四天王全部まとめて”倒す!」


四人の影が、不気味に笑った。


『ほぉ……

面白い。

では第二部で会おう、育菌覇王候補よ……』


空に雷が鳴り響き、

影は霧散した。


王国は再び光に包まれた。

◆ 第一部・最終サマリー


──腸内王国の旅は、まだ始まったばかり。

•内臓脂肪軍、弱体化成功

•魔神アディポス本体:“三ヶ月後”に覚醒

•筋肉菌将軍加入(Lv.4)

•王国の炎症減少・代謝向上

•メンタル領域+免疫領域の強化

•そして、四天王登場


ラクティ「第一部完!!」


セラフィミア「お、お疲れさまでした……レン様……!」


ガイアス「第二部は筋肉倍増でいくぞォォォ!!」


ビフィズス王「……さぁ、次の物語へ進もう」


俺は深く息を吸い、笑った。


「第二部──

 ここからが本当の戦いだな」


腸内王国の物語は、

いま──新たなステージへ。


第一部 完。

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