第一会場のやつ
・私、言うとおりにはなりませんっ!〜じゃじゃ馬令嬢の手綱捌き〜
簡潔批評:まぁ導入っすね
感想:最初に過去編が入ったからお前誰やって少し混乱したけど後で回収してたのでまぁここは大丈夫。そして構成はテンプレ的な婚約決定→嘘好きな人いる宣言で逃げる ってのなので……うん。単純であるが故にキャラ説明がきちんとできてるって点では優れてると思いますわよ。
・拝啓、母さん。僕は人類を滅ぼします。
簡潔批評:汚ねえ人類は滅びろ!
感想:実際のところ現実でもあり得なくはない問題なんですよね。AIに人権はないので。人権はないので。あくまでも人間がいる上でその所有物としてロボットがある。AI人格データはそれのオマケみたいなものになりますから……妙にリアル性があるのがいいっすね。それを踏まえた上で実の母に情なくてロボの方に情を抱いてるってのをこの世界観に当てはめて考えてみるとすごく美味しいよね☆
・恋愛小説の当て馬騎士にさせられた
簡潔批評:特異な設定の無駄遣い
感想:あくまでも、この書き出し内での感想ね。珍しいシチュエーションではありますが"物語の中に入る"まででこの書き出しが終わっているのでこの特異な設定ならではのアレコレが読んでいて特に何もなかったです。そういうわけで評価としては期待外れ、って感じでしたね。私がメタ系統をしょっちゅう使ってるからでしょうけど……続き作るとしても主人公がこの作品のこと知らないならどうやって物語を奔走するんだ?って話ですからね。作中の作品に入る、ってのはただの異世界ものと違うキャラクターがその世界を知っている故に突拍子な行動取れますからね。…まぁこの辺りにしときましょうか。多分キリがない…
・満ちる世界で、君との奇跡がかけていく
簡潔批評:んぉぉ………????
感想:んむ…………(一読してもわからん)東方の無縁塚のような"いらないもの"の集積地が舞台。それは理解した。まぁあくまでも作中キャラの認識上の話ではあるんだけどね。構成としては男人魚側での別れの場面を最初に持ってきてその後ろで女側で出会いの部分、明確に一人称が違うので読み分けられるけど謎が多いねぇ、そこが魅力ではあるんだろうけど分かりにくぃ…漂流物でできた拠点とかが見られたら面白そうなんだけど…まぁ文字数だぁね…
・ガスマスクの一般化した日常
簡潔批評:非常識なる常識の日常会話
感想:現実的な価値観を持ったまま意識だけ別時間世界軸に行った"俺"の視点で語られているので作中世界観の異なる常識に対する感想が共感しやすい。ここは悪くない。(というか私もこういう世界なら楽しいやろなぁ…とは少し…でも食は退化してるのかぁ…ううむ…)そして話し相手はその異常識の恩恵に与りまくってる対象だから対比が効くし話題が続く。いやー、うん。ネタが尽きないならいい作品だと思う。どれくらいのを想定してるんやろか…
・ハッカーちゃんの給料日/#0 悪の金庫は簡単に空く/A easy game
簡潔批評:キャラ立ちが両面の意味で早い
感想:作中のキャラクターたちがどういう性格をしていて、セリフごとに誰が話してるか、ってのが書き出し祭りの文字数制限の枠があるのによく分かったように思う、んだけど…早い。一回場面転換するけど、前の場面では普通に恐れてた普通の一般人が誘われただけでそんな簡単に変貌するか?ってのが少し疑問に思った。そういうのがカリスマって言われたら、そうなんだけど。わかりやすい代わりに現実を舞台にしている割にはリアリティがないな、と思った。
・この婚約はなかったことに?剣豪老嬢と夢見る令息の諸国漫遊冒険記
簡潔批評:旅立ちとしちゃ良品
感想:先にケチだけつけると場面3の男の方の場面が女の分と比べて必要最低限すぎて分ける意味が薄いように感じるな、ってのかな。必要な事項はわかるからいんすけどもうちょっとここでの心情は多くしてもいいかもしれない。文字数制限の悪魔はここにもいたか。ただそれ以外の点は良い部類に入ると思います。キャラの動きに一貫性があるのはいいことだよ。あらすじでのキャライメと未来切り取りの場面1での動きに納得がくるのもいい。細かい描写(熱の変化とか周囲の雰囲気とか)が先に示されてる情報からの隠喩になってるのもいい。構成も文章もキャラ立ちもいいのいい感じな作品っす。失速しなきゃいいけどねェ!
・悪魔憑きの殉教者~やさぐれ神父は迷える子羊を放っとけない~
簡潔批評:あーいけません!あーいけませんお客様!
感想: 意味深場面展開の散りばめは諸刃の剣でございますお客様ァァァァァァ!!!!!だってよぉ…しゃんくす"ぅ…っ…時系列がァ………っ!(ドンッッ!!)うん…いやぁ、場面の描き方自体はいいんだけど簡単に言うととっ散らかってる。漫画ならこの切り方はいいんだけど小説はいかんせんすべて文字で書く必要があるから意味深にすべて振り切っちゃうとかなり掴みづらくなっちゃうねんな。しかも最初は主人公の一人称描写だったのにシームレスに三人称視点で(多分)転生前の世界の話をしだしたから尚更ハテナが浮かぶます。話のネタとしては悪くないから書き方を…ん…どうにかしたほうがいいのかもなぁ。そもそもの"話"を分けて今回は○○視点と割り切ってやるか?ここまで深く描いてるとそれしか方法ない気がするわよ…
・光る! 鳴る! オト・コノーコ育成計画DX 〜ダメ勇者オリジナ・ルクス完全監修〜
簡潔批評:これは100%ギャグだ もう振り切るしかないさ
感想:勇者らが 持ってる性癖 完全に 終わってるじゃないか………(パロネタにはパロネタで返す海藻類)いやぁ、面白いけど続きできるのかぁこれ????ってのが正直な感想。魔王軍のほうがまともなあたりもう助からない。いや待てこれあらすじからOOOじゃねえかラストはクウガだし!!馬鹿がよ!!変態!でもそんなクズらはクズらなりに取り繕う方法を持ってるのは流石?なのか?だし。とはいえこの作風だからサラッと飛ばしそうだけどこいつら一応魔王は倒してるので尊敬されるべきなんやけど…何やらかした?こいつら?性癖改造とかこの本文からするとかなりマズイとおもうんやが……?
・この聖女は元暗殺者ですが、本当に宜しいのでしょうか?
簡潔批評:どういうことなんだってばよ
感想:いやこれは繋がりに不自然な点はないのに主人公の発言を引用して"理解が追いつかない展開に、読者は混乱するしかなかった"と表すしかない。導入からの流れと主人公のセリフや描写とかはいいのにこのアホが何言ってるかわかんねえのが全て台無しにしてらぁ…うん。本物のアホは訳がわからん。そういう点では突出してるな。
・地蝕の影、黄昏の境界
簡潔批評:わァ……ボルボロス…
感想:モンハンのやつな。外殻と本体で耐性が違うって意味で言いました。怪物は融合しないでほしい。勝てねえもん。ただ……悪いがわかめさんの空想科学論的に空間転移を攻撃に転用する能力は理解できなかったわ。んで地球側のやつは……呪術廻戦に近いかな?代償払って能力を"使わせてもらう"は。なんかこんなゲームありましたよね。科学と神秘の融合って感じがして私は好きですわよ〜
・勇者ですが魔王に色仕掛けをしかけることになりまして
簡潔批評:色仕掛け…どこ……ここ……?
感想:このチョロインとチョロ魔王がよ……戦士のこと好きならこのまま好きで通して欲しいなーって思った。戦士くんかわいそうになるから。幼馴染とは押し並べてそういうものなのかもしれないが。んでこっからどうやってあらすじにもある殺すか逡巡するシーンに持っていくかが予想つかない、考えてる??なんか無茶があるように思えてすごいむずむずする感じだなぁ…というシチュエーションっした。仲間との絡みとかは好きだよ
・伯爵令嬢ザマァちゃんはイケメン第三王子に婚約破棄されたいのに溺愛されています
簡潔批評:こいつの頭穴あきチーズ
感想:なんて単純な行動同期!なんで雑な作戦会議!なんてひでぇ名前の数々!低予算アニメの粋を集めたかのような書き出し。先のひでぇのはギャグだったがこっちは一応名前がひどくておそらく配役もそのままなんだろうなぁとは予想がつくが、これが合ってるとも限らんのはそう。書き出し祭りでよくあるからなぁこれ系。この先書けるものなら書いてみろって思う。そんなこと書いてるがこの書き出し文だけで見ればそう悪いものではないのもまた不思議。
・宇宙の歩き方 〜Welcome to universe!〜
簡潔批評:びっくりした!なんか跳んじゃった!ワァ…
感想:立ち退きから始まって星レベルでの立ち退きがきて移住しようぜ!かーらーのー、ワープドライブ暴発。いやそういうことかぁ…あらすじ通りだねぇ。いや悪くない。ただびっくりした。私は宇宙旅物や思うたからマジのサバイバルとは……タイトルになってる本も使い物にならねえし!こわ……しかしあれだね、た行が50分の42番目なんだな。Earthならeだからもっと前だし。せめて20番代にしといたほうが良かったんじゃね?
・私が私を救わなきゃ。ループする日常からの脱出
簡潔批評:キャラの命は展開よりも軽い
感想:既に2人死んでますね……ぼこじゃか人殺していく感じの作品ね、ループものだけど死んだやつは二度と使えない…ってことか?これマンションの全員使い切りそうな感じがするんだけどそこまでネタのストック持つのかな。私はそっちの方が気になるねんな、書き出し祭り。書き出しだからこそ続きを想像するってのが私なので……んでも二周目を頭痛で無駄にしたのはなんだかなー。なんだかなー。歴史の修正力ってことなのかね?
・灰々の積もらぬ
簡潔批評:想いが重い…
感想:文体として文学的なやつです、異世界モノだけど。あらすじがすごい堅物だなーと思ってたら本文もこの調子で予想通りだったわ。詠唱が虚無ーんなのは使い手の心情ともマッチしてるけども、こっから絆されて引っかかるようになったら虚無使えなくなりそう。私ならする。関係性の提示とか普通にちゃんとできてるので構成的にもいんじゃないすかね。引き、というか次の場面転換をオチに持ってきてるのも特に違和感がないので好みはさておき出来としては高位に当たるんじゃないの、かな。うん。俺このジャンル明るくないからなんとも…(((
・酎ハイとボンネット
簡潔批評:漫画が見たいわ!
感想:こういう"視覚"が特徴的なやつは小説で説明するとクドくなっちゃうのが難点よね。それに伝えるのが難しい。それでこの作品は割とちゃーーんと伝わってくるしそれぞれの共通点、違う点、両方が明確なんだけど……まぁ、うん。やっぱり漫画で見たいなーってのがすごい感じた。話自体は面白ったでよ。
・お姉ちゃん無双〜最愛の妹が聖女さま!?お姉ちゃん、先に行って現地を見てくるね!〜
簡潔批評:………………何がしたいんだ?
感想:いや………うん、うーむ…どういうところを推していきたいのかがわからないな。代わりに行くのはいいんだけどさ、この物語の面白さの主軸がどこなのかがなんかいまいち理解できなかったな。描写の節々を見ていると飛び降りるとかちょこちょこ人外ムーヴしてんだけど。それ以上の狂人ムーヴしか目立ってないのよ。まぁその暴走っぷりがネタのメインです!っていうならいいけど。私としては滑ってるかなぁ。あとそうそう。妹はこのリターン召喚のこと理解してるっぽいから"無駄"、ないし"邪魔"になってるってのが尚更(私にとっては)面白さを削ることになってるかなー。長なったなごめんね
・退魔de子育て!〜凡人師匠と天才弟子〜
簡潔批評:キャラ立ちが弱いかなぁ
感想:退魔ネタは多分アレからの着想やと思うけどまぁそれはどうでもよくってェ……魔の説明とかは軽くされてるがなんだろなぁ、あらすじで話してた殆どが説明、ないしシチュとして現れてないからピンと来ないというか飲み込めない…うん。典型的な説明不足、ひいては文字数不足かな…あとそう、そのあらすじそのものの主人公の女の力開眼描写が…?って感じなのもあります。まぁなんにせよ色々と不足だな……という印象を受けた。
・絵描き皇子、帝国を塗り替える
簡潔批評:自然薯挿入
感想:これは上手い方。暗喩を上手く使っててまとまってるなーと。戦国なる時代を描くうえであもう戦争からなんだ、って思ったらチェスと将棋をミクスしたようなボドゲで。それぞれの人に対する態度を示していって、捕虜の様子示して、そして蒼と紅の説明までこなして。テンプレな設定を使うことであえて"こういうことだろうな"って思わせるって点ではかなり優れてます。81歳が若造ってのもねー、うん。切りまでよき
・因習村に爆弾魔はやってこない
簡潔批評:タイトルは──
感想:本文→あらすじ文章だね。これ。流れとしちゃ不自然な点はないがいかんせん中身が…読むの難しい。主人公の見た目がわからん(多分女?)し、机の向かいに座る"少女(姉)"と、逃げた"小娘(妹)"で登場してるのは3人ななんだよね?おけ?そして、ううん……創作の話なのか(作中)リアルのホラーなのか、どちらとして読むべきなのかが難しいな。いかんせんどちらとしても読めてしまうのよ。なのでこの作品のジャンルをはっきりさせて欲しかったな、って読んだあと思ったよ。
・ハレムのオオカミ姫、奴隷部屋から愛とざまぁを叫ぶ
簡潔批評:あーーード定番
感想:実際のところすごくド定番です。辺境出身が故に都会では磨かれないスキルを駆使して都会の裏(辺境産メイン)を超えていく。みたいなの。それはそれに則ったかなりオーソドックスなやつ。好きな人多そう。私?私はあんま読まないジャンル。とはいえ定例は知ってるよ、流石に。なのでこの作品がちゃーんと踏まえているし書き出しとして綺麗に説明しきってるのもわかるよ。私は賢いんだ。なんてな!
・生まれてくるものは
簡潔批評:あっ(ホラーだこれ)
感想:ふぅぅぅぅん…………………不穏じゃん(真顔)。他のジャンルだとこういう視点のシームレス変更は事故るんだけど、ホラーは恐怖を煽るためならこういうのやっていいと思います(ダブスタクソ海藻類)。なんでって?私がこれはいいなーと思ったからです。読むの怖い。夫側が"見なかったことにする"の描写が上手いのがいいなー、妻側の"思い込み“がいいなーって。書き方として好きよー。
・胸の灯、消さぬために
簡潔批評:あらすじがほしかったなぁ!!!!!
感想:あらすじって世界観を作者視点で物語に関係なく簡単に説明できる世界なんすよ。だからあらすじを増やしてもらったんだよ!!!この作品の内容でなしかよ!!!!!!!はーー。まぁいいよ。タイトルと炎神力とやらからしてエンジン蒸して行こうぜ!!!って作品なんだろうなーってのは飲み込めます。飲み込めるんだけどなぁ。なんしかわからんまま物語に突入したから電波感が拭えない。独自の世界体系を使う時ほど"『あらすじ』ってのは大切なんですよ。
・嘘の蛇――別れさせ屋の女子高生――
簡潔批評:おぅこら繋がらねえぞオラ!!!
感想:あらすじの経緯を持った別れさせ屋の……柚月?が主人公かな。こいつが別れさせ屋でどんどんやっていく……のはいいんだけど。あらすじのクソ女がなんでここで来るのかってのがわからんのよな。詐欺師やろこいつ。んー、そこがわからないから読めるけど理解を拒む。推論で言えばそいつの同じ能力でそいつの家をぶち壊してやるってことなのかな?多分。その為に別れさせ屋になった…と。んー。あー。なるほど。ピアニスト君が最初ピアニストちゃんといい感じになってる元の日常を示してから…主人公と出会って→行くよーか。あー。ごめん3回くらい読み直して理解したわ。んで最後のがピアニストちゃんの視点ね。こわ……ただのヤンデレじゃん……
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