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イショク。  作者: 未完ブリ
サイセイ
5/6

第5話 手癖 ◀◀◀

さて、5話目となりますが、飽き性な自分が良くかけたものです。

ここまでこれたのもTwitterにて感想頂いている方々のおかげです。

ありがとございます。

今回も…「え?手抜き?」って思われる内容かもしれませんが、細かい所見てやって頂ければ嬉しく思います。それでは。

ーーーー ー ーー ーーーー ーーーーー

『え……なに……この部屋……私の写真がこんなに…』

ガチャ

「入っちゃ駄目って言ったよね? ザー

ーザーザーーーーーー ー!』

「ザーーーザザッ ザー た 」

『……ごめん、……

ーーーー ザー ーーー ザザッーーー

ーーねーーーーねぇーーーーーーーーーーー

       だいすき。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◀◀◀◀

何時もの気怠げな朝を纏まとう。


春、スズメがチョンチョン歩き回る道を早歩きで足をすすめる。


いつも落ちっぱなしのハンカチを見ては持ち主困ってないのかなと思いながら、通り過ぎる。


通行人『最近流行ってるよね、転生物ー』

通行人『あぁ結構つづいてるねー形もだいぶ出尽くしてるんじゃない?』


(転生ものね。はいはい。面白いのかよく分かんないけど、あの主人公が何度も死に立ち会う物語は好きだったねぇ。原点にして頂点……。

最近見ている主人公が異世界の物で自分の時代にあったものを色々作り出す小説も好きなのよ。色々な苦労を通して仲間も増え……)

??「おっはよー!」

何気なく聞こえてきた会話に、自分解釈していると、転生について色々考えている中、急に後ろから話しかけられる。


蜜「おはよ、鈴」


彼女は宮瀬 鈴香。

茶髪ポニーテールに少し赤の入ったエクステ、折りまくったミニスカートにセーターを腰に巻き、カバンには彼女のお気に入りの『ミパちゃん』をつけている。甘いお菓子の匂いのするごく普通の背の高い可愛い同級生。


蜜「また派手な格好して…先生に怒られるよ」


鈴香「いーじゃん!可愛いっしょ!蜜ももっと可愛くなんなきゃ!」


いつも心配してるのに、サラリとかわされた。


鈴香「それよりさ、今日転校生来るってさ!」

蜜「転校生?」

鈴香「そう!しかもとってもイケメンだって聞いたよ、でも彼女はいないとか」

鈴が少しいたずらげに小声で話す。


一歩一歩、学校に近づく。

転校生のハードル上げてやんなよと、呆然と思いながら、気怠い朝をパッパと払う。


転校生かぁー。


どこかで………聞いた気がする。


▶▶▶▶

ーーーー ー ーーー ーーーーー

蓮「ごめん、積極的なのは嬉しいけど俺そういう人…苦手かな……」


転校生は苦笑いして、駆け寄った女子生徒に強烈な一言を発した。

噂通りイケメンではあったが、その自覚があるゆえの一言なのだろう。

みんなゆっくり引いていった。


蓮「蜜…さん、ごめんね?」

蜜「ううん、大丈夫。逆に気を使わせたのならごめん。」

蓮「そんなのじゃないよ!とりあえず隣同士よろしくね?」

蜜「うん、よろしく。」


転校生の金峰は少しはにかんだ。

その笑顔にやられて前の学校でもさぞ人気だったのだろう……。

▶▶▶▶▶

ーーーーー ーー ーーー ーーーーーーー

それから特に何もなく、授業中に金峰に教科書を見せながら授業がどこまで進んでいるか説明した。

熱心に聞いてくれたので特別困ったことはなかった。寧ろこちらも勉強になったのでありがたいかぎりである。


放課後、凪、鈴の三人で買い物行くつもりだったが、偶然会った涼と何故か2人きりでカラオケに行くことになった。


涼「いいか、とにかくあのイケメンには近づくな。近づかれても離れてろ。」

蜜「え?なんで…?」


涼の顔がいつもの優しい顔でなくなっていく。

私が良くない行動をすると叱ってくれるような顔。赤信号でも車がいなかったら通ろうとしたときに、首根っこ掴まれて説教されたときの顔に近い。

涼が本気で私の身の危険を知らせてくれるときはいつもそうだ。


蜜「………束縛?」

思いがけない言葉が自分の口から現れた。

涼「そんな事で言ってるんじゃない、蜜も分かるだろ……蜜…。」

蜜「でも涼は金峰くんのこと分からないじゃない…どうしてそんな事言うの…?」

涼「…………」

とても気まずい空気、隣に座ったいた涼が突然立ち上がってゆっくり私の目の前に来た。

そして壁をついて

涼「蜜……」

ーーーーピッ ーー ーーーー ーー

 ーザザッ量がーーザッーかもーザッ

ーないのにーーザザッーー

     ーー見ーザッーいーな。

ーーー ーーーーー ーー ーーーー


涼「……俺はいつも心配してるぞ。」

蜜「…そっかごめんね、心配に気づけなくて」

涼「心配性でごめんな、ただ俺は蜜が嫌な思いする前に俺が何かできる範囲で何かしたいだけなんだ…。余計なお世話だったらゴメンな。」

蜜「ううん、嬉しいの!ありがとっ」


その後私たちはいつもどおり笑顔でカラオケをした……

▶▶▶▶▶

ーーーー ーー ーーーーーー

金峰さんが来て2日目。

隣の席という理由で学校案内をしてくれた。

そして偶然、金峰さんの双子の弟、海斗くんと出会う。

弟さんはもともとこの学校で、お菓子作りが好きらしい。

今日はそのお菓子を持ってきてたみたいで分けてもらえることになった。

私の大好きなお菓子、マドレーヌだった。

そこから話は盛り上がり、他愛のない会話をして、金峰双子兄弟と連絡交換する事になり、連絡交換を行った。


あぁ、平和な一日だ。

ーーーー ーーー ーーーーーー ー

ーーー ーーーーーー ーー ーーーーー

『え……なに……この部屋……私の写真がこんなに…』

ガチャ

「入っちゃ駄目って言ったよね? ザザッー部屋に入ったら困るって言ったよね?』

「ザーーーザザッ ザー た 」

『……ごめん、…ーーー ザー

 見られたからー ザザッー帰すわけーー

ー無いよーねーーーーねぇーーーー?ーーー

      だいすき。

ーーーーー ーーー ーーーザッーーー ーー

とれたて!北海道産究極梨メロン!


『ミパちゃん』参 上!


土曜夜7時絶賛放送中!!

「みんなぁー!困ったときは僕任せるミパぁ!」

ーーー ーーーーー ーー ーーーーーーー

いかがでしたか?

少しずつ寒気してきましたね。

誰が何を考えてそのようなことをしているか……これからも読んでいただければと思います。

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