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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

博士とわたし~箱~

作者: 海月 猫

『9月24日未明に発見された遺体に関して、身元の判明を急いでおりますが・・・』


ねえ、博士。

博士はこの事件どう思う?


「箱にぴったりつめるという発想はいいと思うが、俺がするなら色別にパーツを分けてから、

加工して箱にぴったりつめるかな」


さすが博士!箱にただ膨張する液体を注射した人間をいれて凍らせても、

隙間のないきれいな四角になるかわからないし、色合いもきっと汚いよね。


「そうだな・・・生きたまま加工してむだに苦しめるのも、俺の趣味じゃないしな」


そうね、殺すときはやさしく恋人を愛撫するように扱ってほしいものだわ。

色別に型につめてきれいな形に形成して、眼球だけはそのまま形をくずさずに・・・


「そうしてほしい?」


いいえ、私はもっと違う方法がいいわ。博士が殺める最初で最後、なおかつ究極の美を求めてほしいから。


「相変わらず、理想が高すぎるな」


私は博士がとてもすごい人って信じているから。そして博士に私を1秒も忘れてほしくないから

だから無茶でも受け入れてかなえてね・・・

















「ねえ、あそこの家に住んでた元大学の先生の話聞いた?」

「ああ、仕事やめたあとずっとニートでひきこもりだったんでしょ」

「死んでたらしいわよ」

「えー、そーなの?」

「死因はよくわからなかったらしいのよね」

「病気だったのかしらね」

「さあ?そいえば遺体のそばにやけにリアルな等身大の人形があったらしいわよ。変な趣味があったのかしら」


「ねえ・・・それって本当に人形だったの?」

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