3-2 武闘会?
宿に着き落ち着いたので、マップを出して因子を探す。
赤い点は、町の中心に近い辺りにある、円形の大きい建物の中にあった。
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因子(C)
憑依地点:カネサダの刀
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カネサダって誰?
所有者のある物に憑いてるのか…。困ったなぁ。
あれ?所有者の名前って表示されたっけ?
横を見るとワルツにカリカリをあげている美由紀さんがいる。
この国の事はこの国の人に聞こう。
「美由紀さん、ちょっといいかな?」
「なんでしょうか?」
「町の中心の辺りに円形の建物があるみたいだけど、それって何?」
「あぁ、闘技場ですね。」
そんなのがあるのか。
じゃあ出場選手が持ってるのか?それだとマズいな…。
「カネサダって知ってる?」
「・・・どなたですか?」
ダメ元と思って聞いてみたが、やっぱり知らないか。
「じゃあ、『カネサダの刀』って知ってる?」
「・・・あっ!そのカネサダですか!有名な刀匠の方ですね。
その方の作った刀は高値で取引されているそうですよ。」
わ~、ヤバい情報ありがとう。
買い取るとしても高そうだし、そもそも売ってくれない気がする。
どうやって壊そうか、ウンウン唸りながら考えてると美由紀さんから新たな情報が出る。
「相田さんは、『武闘会』に出場されるのですか?」
「えっ、武闘会って何?」
「えっ?賞品の話でしたし、闘技場の事も聞かれたので、出場されるのかと。」
「いやいや、全くの初耳ですし、そんなの出る気なんか無いですよ!
あっ、でも詳しい話は聞きたいですね。」
「私もそんなに詳しくないのですが…。
毎年この時期に開催されていて、1~3位の人には国への仕官の権利と豪華な武具が贈られるみたいです。」
ふむふむ、ラノベでよくあるバトルトーナメントですな。
主人公が出場して優勝したり、決勝で乱入者が襲ってきたり、覆面の対戦相手がいたり、
対戦相手が後に仲間になったり、次から次に強いのが出てきてパワーバランスがおかしくなったり、
突然必殺技を覚えたりするバトル物の定番のやつ。
「詳しい事は冒険者組合に行くと判ると思いますよ。」
「なるほど。冒険者の出場が多いのですね。」
「そうですね。国に仕官出来ますから。後、街中にも張り紙があると思います。」
「判りました。じゃあちょっと組合まで行ってきます。」
「待つニャ!」
なんだよ、突然。ワルツには関係無い話だったろ?
「・・・何?」
「本当に組合に行くだけなのかニャ?」
「そうだよ?」
「そのままワルツを置いて、旅立ったりしないニャ?」
「んな事せんわ!」
と言いつつ(良い手だな、今度実践しよう。)と考えた事は内緒だ。
初めてラブライブを見ました。
ワルツの口調はパクってませんよ!!
次話は明日の20時に投稿予定です。




