2-7 貴族の店?
初めて詳しく人物描写をしてみました!
やっとモンスターを売っている町に到着。
規模は町と言うより都市。儲かってるんだなぁ。
この町は馬に乗って入っても良いが、走らせたらダメなんだそうだ。
連れて入るならコレにサインを、と紙を渡される。
それには、
「連れている動物・モンスターが何かした場合、飼い主が賠償する事」
「他人の動物・モンスターに飼い主に了解もなく手を出した場合は、上記に該当しない。」
「連れている動物・モンスターがいる場合、ここに記載しておく事。」
という文書だった。
なるほど、ちょっかいかけて暴れさせ賠償を迫るのを防ぐのか。
署名してカゲキとワルツを登録しておいた。
門番に聞いたら「ここは浦木の町だよ」とRPGみたいに教えてくれた。
モンスターを買いに来たと言うと、幸屋の店が良いとの事。
どうもこの幸屋はここの領主の店で、品揃えは浦木の町一番らしい。
メダルがぶら下がってる竜の絵の看板を探せば良いそうだ。
メイン通りを歩いてると、たしかにモンスター屋が多い!
ペットショップのような店まである。
うぉ!今すれ違った馬車、引いてる馬にはユニコーンみたいに角があった!
凄いな、この町。
珍しさにキョロキョロしながら歩いてると、目的の店を発見!
竜の絵を看板にするくらいだから、竜も売ってるのかな?
飛ぶのかな?炎を吐く?
竜を売ってるなら当然買うよね!
期待に胸が高まるゼ!!
「お客さん?」
おっと、入り口の前で佇んでたので邪魔だったかな?
「そうなんです。買いに来ました。って邪魔ですね、すみません。」
「いえいえ。あっ、馬はこちらに繋いでください。」
声をかけてきた店員さんに付いて行って、カゲキを馬小屋みたいな所に繋ぐ。
女性の店員さんなんて初めて見たよ~。
年は20前かな?お目目パッチリの綺麗な人。
スカートではなくパンツルックなのだが、これがまた似合っている。
なによりも茶髪で縦ロール!人生で初めて見たよ、縦ロール。
宝塚に居そうな美人さんです。眼福、眼福。
この世界に興味は全く無いが、どこの世界だろうと美人は良いねぇ。
と考えてたら、ワルツが肩に乗って「ここにも美女がいるニャ!」と耳元で囁いてきた。
「はいはい、そうですね。」と受け流しておく。
店内に入り、美人さんと交渉を始める事にした。
「どのようなモンスターを所望でしょうか?」
「空を飛ぶ竜をお願いします!」
「えっと、、、勉強不足ですみません。空を飛ぶ竜なんて居るのですか?」
「いないのですか?」
「いないと記憶してますが。少なくともこの国や周辺の国にはいないと思います。」
なんてこった、スタートから躓いてしまった!
いや、まだまだ!
「では、他の竜を。どのような竜がいるのでしょうか?」
「当店の看板にもなっている、地走竜が有名です。馬よりも早く走り、力もあります。」
「おぉ!ではそれをください!」
「・・・失礼ですがお客様は冒険者ですよね?地走竜はお高くなってますが。」
武器を携帯して、防具着けてるから冒険者だ、と。
当たってるけどさ。
で、防具がショボいので、貧乏だろう、と。
そういえば防具を買ってないなぁ。初期装備のままだったよ。
金はあるんだよ、買うヒマが無かっただけなんだよ。
「お金ならば大丈夫です。払えます。いくらですか?」
と言いながら、とりあえず100万ほど手元に出す。
100万をポンと出したからなのか、財布も出さずにお金が出たからなのか、驚いた顔をしている。
美人は驚いた顔もいいねぇ。
「・・・失礼しました。地走竜は1500万円になっております。」
想像以上に高い!
が、外国のスポーツカー並みの価格じゃないですか!
だが、それでも良い!買うぞ!!
でもコレは元の世界には持って帰れないだろうなぁ。
持って帰れたとしても、パニック確定だし!
「ありがとうございます。しかし申し訳ございません。
現在当店には二頭しか在庫がございません。二頭とも買い手が決まっていまして。」
「そうなんですか…。では次の入荷は?」
「未定です。入荷しても2~3年はお待ちになる必要がございますが。」
またまた、なんてこった!
ここまできて諦めなければならないのか?!
「お客様、それならば提案がございます。」
自分にはこれが精一杯の人物描写なんです…。
戦闘描写も苦手で、苦手な事ばかりなんです。
年内に終わらせる為に、毎日更新にします!
次話は明日の20時投稿予定です。




