2-2 相棒?
「じゃあ、君が検索の条件決めて。」
「えっ?俺が?」
「だって、一緒にするんでしょ?嫌いな相手はイヤじゃない?」
「そうですね。ありがとうございます。」
「項目を言うから、選択して。」
「了解です!」
ありがたや、ありがたや。
「まずは性別、男・女?」
戦闘力を考えれば男だが、ウザいやつだとイヤだしな~。
後、男と二人旅?考えるとイヤだな。それで喜ぶのはBL好きな人だけだろう。
「…女でお願いします!」
「容姿。かわいい・かわいくない?」
そんなの可愛いに決まってる!
仲良くなれば、帰った後に付き合うってのもアリだし!
「かわいいで!」
「年齢は?」
結婚してる人だと可哀相だし、かと言って幼女じゃ意味無いし。
「そこそこの若さで、未婚でお願いします。」
「趣味・嗜好は?」
俺と同じラノベ好きが良いか?でも女性の読むラノベって恋愛物が多い気がする。勿論ただの偏見だが。。
一般的なのならいいか。
「変なのじゃ無ければ、特に指定はありません。」
「探し方は?」
俺の時は『あいうえお順』だったな。何があるか判らないし、それで良いか?
「俺の時と同じで良いです。あっ、逆からとかどうですか?」
「じゃあ『わ』で探してみるよ。そんな所かな?」
「そうですね。」
「じゃあ該当したのを改造して送るよ。じゃあね~。」
こうして、あっけなく会話は終了。
どんな娘が来るのでしょう?ドキドキです!
若い娘でしょうか?同世代?お姉さんも捨てがたい!
同じ境遇なので、仲良くなるのは必然ですよね!
自分が呼んどいて、外道?
イヤイヤ、選んで連れてくるのはゲー作です。
早く終わる為にはしょうがないんです!と自己弁護する。
・・・1時間待ちましたけど、誰も来ません。
今になって考えたけど、俺を改造するのにどれだけ時間かかったんでしょうか?
1日かけて改造したなら、来るのは1ヵ月後ですよね。
因子BをCにする作業も頼んでるし。
こりゃ今日には来ないな…。
そう考えて寝ようとしたけど、もしかしたらという思いが強すぎて結局徹夜しちゃいました。
当然、来なかったです…。
翌日、宿を後にし、次の町へ向かう。
次の町は歩いて1日の距離にある。
国境から町までが遠いだけだそうな。戦争になったら時、すぐに攻められないように離れてるらしい。
次の町とその次の町の間に、動く因子がある。
急げば昼過ぎには因子の場所には行けるだろうが、発見に手間取ると夜になるかも。
そう考えて、次の町で1泊して、翌朝から探す予定にした。
騎乗の練習しながら移動し、夕方に町へ到着。
ここでも門番に宿を聞き、そこに宿泊。
部屋に入った途端、光がベッドに集まるエフェクトが起きた!
これは仲間が来るのか?!
初めて感想を頂きました。
参考になるお話、ありがたいです。
次話は18日(金曜日)の20時に投稿予定です。




