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五話

遅くなにましたが新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

ふぅぅぅ~、あ~今日は無駄に疲れたな~。


あの後、教室を出ると香の幼なじみという人と会ってね。


うん?そいつもどうせ攻略キャラだろうって?

そのとうり!まさに王道っていうのがピッタリのポジションだよねwww。


ゲームでは爽やか系スポーツ青年でヒロインの幼なじみで片思い中という設定だった。


このこと知った時は乙女ゲーの王道ですねwwwww、と草を生やしながらプレイしてたよ。

ちょくちょく、呼吸困難になってたけど。


…許せ幼なじみくん、私がそこまで笑い転げたのは君のせいじゃない。

君の設定を考えた製作者だ。

だから恨むなら笑い転げた私ではなく、製作者を恨め。


話、戻そうかな?


幼なじみくんの名前は火村蓮ひむられんっていうんだけど別にそれはどうでもいい情報だね!


火村君が話しかけてきたのでどうせ香に会いに来たんでしょと思ったのでお邪魔しないようにその場から退散しようとしたんだけどな ぜ か呼び止められたんだよね。


…げせぬ。火村君、君は香に片思い中なんだろうから私の存在は邪魔ではないのかい?

 

と思ったのだが私がその場に残ると分かると香がとってもいい笑顔を浮かべるもんだからそんな些細な

疑問は、頭の中から消え去ってしまった。

そんでもって香のことを抱きしめましたがなにか?


え?もうちょっと自重しろって?ムリムリ♪


だって私小動物とか可愛いもの大好きだし、第一前世で「きみうん」をプレイし始めたのもパッケージに書いてあったヒロインの絵が私好みのかわいい子だったからだし。


スチルをフルコンプしたのもヒロインが出てくるところを全部見たかったからだし。


攻略キャラなんかよりずっと大好きでしたよ。


グッツなんかもヒロインのを中心に大量に集めてましたよ?


だってストレスが大量にあった前世で数少ない癒しなんですよ?

のめりこむに決まってるじゃないですか!


…失礼、また少し暴走してしました。


まぁ、何を言いたいかというと私はヒロイン、つまり香のことがかなり好きなのである。

親友になってもいいかな~と思うぐらいには。


めんどくさいことが大っ嫌いな私がである。


これが香じゃない誰かだったら私は親友になんてなってないよ。

まぁ、私が好きなのはゲーム内の白百合香って子だけじゃなくてこの現実リアルで生きている

白百合香って子もだよ?


だっていくらこの世界が乙女ゲーの世界であったとしても私にとってはこの世界が現実リアルだし。

ゲーム内だけの情報だけでその人のことを決めつけたらだめだと思うんだよね。

人の人生なんてどこでどうなるかなんて誰にもわからないし。

もしわかるとしたら神様ぐらいだよ。



ちなみに私が香のことを可愛い可愛いと連呼しながら抱きしめていると火村君が私を彼女から引っぺがした。


別に私は女なんだから妬かなくてもいいじゃないか。私は香を取ったりしないんだしさ。


そして顔を真っ赤にしてる香は可愛いね!

担任が攻略キャラで溜まっていたストレスが消えてくよ…。



……火村君、なんで君は私にお礼を言ってるのかな?

君にお礼を言われるようなことなんてやっていないんだが。


…え?中等部のころイジメに遭っていたところを助けてもらったからだって?


……ゴメンちょっと待って。該当するのがいくつもあってどれか分かんない。

小等部のころならともかく中等部のころは、巻き込まれ体質が現れたせいでよくイジメとかの現場に遭遇してたからなぁ…。


ん?二年の夏?

……あぁ!思い出した!私のお気に入りの場所でリンチに遭いかけてたところを助けた子か!


助けた後リンチしようとしてた奴らを正座させて説教してからさっさと帰ったんだっけ…。


あの後からそのバカどもが私の周りをうろつくようになったんだっけ…

まったく、めんどくさい。仕返ししたいならさっさとやりゃぁいいのに何かと私に話しかけてきてポイント稼ぎしようとしようとするんだから。

ホントめんどくさかったよ。

まぁどうせ、気を許したところで仕返ししようとしてるんだろうけどそうはいかなよ、と思いながら早一年半、いまだに絡んでくるんだよね、奴ら。

いい加減諦めればいいのに、粘り強いんだねぇ。


っと、話がずれたな。

てゆうか、私が火村君を助けたのってお気に入りの場所がうるさいのが嫌だったという理由だから…


という事で私は助けた理由を少し言葉を濁しつつ話、その場からさっさと退場したのであった。


え?なんで言葉を濁したかって?

そりゃ、本当のこと言えば引かれるからだよ?

だって彼を助けた理由が馬鹿どもが花を踏んでたっていうのもあったんだよ?

香が言うのはいい、むしろ言ってください。

しかし、私が言ったらホント引かれる。

こんな事言っていい人は限られてるから。


あぁ、もういいやこの話題。

これ以上言ってたら立ち直れなくなる。


…そうだ、香にもらったお菓子食べよ。


まったく、今日は色々面倒な事があったけど明日はどうかめんどくさいことに巻き込まれないように。



あ、風音帰ってきた。

よし、一緒にお茶しよ。

主人公が少し暴走気味ですかそこは、大目に見てください。

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