表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/22

二話

はぁ~やっと入学式終わった~!

まったく、校長と理事長の話長すぎ。


あと生徒会長の話とかいらないでしょ、絶対。

あ~後は教室に戻って少ししたら帰りだ~。


部屋に戻ったら素振りしてからゲームしよっと。


私はA組だけど風音(寮で同室の私の親友)はB組だからなぁ~。


気が合う人がいりゃあいいんだけど。


などと考えているうちに教室に到着。


私の席は……真ん中の後ろか。

まぁ、なかなか良い場所でしょ。


全員が席に座りしばらくしてから担任の先生らしき男の人が入ってきた。


「あー、今日からこのクラスの担任をすることになった七草誠(ななくさ まこと)だ。

担当教科は生物。好きな物はコーヒー、嫌いな物は甘すぎるもの。

まぁ、これから一年よろしくな。

そんじゃ一番から自己紹介やってくれ。」


……マジかよ、七草ったら攻略キャラでヒロインの担任じゃん!

うっわーもしかしてヒロインと同じクラス?

巻き込まれる可能性大じゃん!

近づかなくてもクラス全体が巻き込まれるイベントが多々あったからな、これ。


そういやクラスが巻き込まれるイベントってものすごく面倒なことが起こっていたような…


うん、忘れよう。私の精神状態が著しく悪化するからこの先のことは考えないようにしよう。


私がプチパニックに陥っているうちに自己紹介がどんどん進んでゆき、ヒロインへと順番が回っていた。


「白百合香です。趣味はお菓子作りで好きな物はお菓子です。よろしくお願いします。

…あとこの学校に千穂っていうとっても強い女子生徒っていますか?」


ナゼワタシノコトヲキクノカナ?


「ん?千穂?居るには居るがどうしたんだ?」


「この前、不良に絡まれているのを助けてもらってちゃんとお礼できなかったのでちゃんとお礼をしたかったんですけど…」


え、別にお礼とかいらないから。

むしろやめてください。貴方と関わるのはいいんだけどあなたについてくる攻略キャラとは関わりたくないんですから。

担任、私のことは教えるなよ。教えたら恨むぞ。


「たぶんお前が言ってる千穂ってやつはたぶん高橋千穂のことだと思うぞ。

丁度このクラスだし自己紹介聞いてれば分かるだろ。」


オイコラ教えんなって言ってるだろこのバカ教師!

私は、攻略キャラとは関わりを必要最小限持ちたくないんだよ。

ヒロインだけならいいんだよ?むしろ喜んで友達になりたいし!

たがしかしてめぇら攻略キャラが関わってくるのなら話は、別だ。

お前らはこの学園にファンクラブや親衛隊なんてもんをもってやがる。

そいつらに目をつけられたら終わりだ。


あぁ、自己紹介の順番回ってきちゃったよ、めんどくさい。


「高橋千穂です。趣味は読書、特技は裁縫、よろしくお願いします」


「白百合、お前が言っていた千穂っていうのはこいつのことだと思うぞ」


だ・か・らなんで教えてんだよ、弓矢の的にしてやろうか!


「礼いうのはやることやってからにしろよ」


…前言撤回、的にするのは勘弁してやる。

クラスメイトの前でお礼を言われるという事にならなかっただけましと思うことにしよう。

そして担任よ、この状況を作った原因でもあるが一様礼は言ってやる。

心の中で。


そんなことも有りながら自己紹介はどんどん進み残るは先生が学校の施設を案内しながら説明するだけになった。




受験生なので更新速度がのろまになります。

すみません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ