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十七話

約五か月ぶりの投稿となってしまいすみません。

さてと、ど~しましょ。

生徒会&風紀のメンバーはこの木の近くにいるから隙をついて逃げるのも難しい。

かといってこのまま隠れ続けるにはかなり無理があるし……

あぁ~ 本当にどうしよう…

え、もうあきらめろだって?やだよぉ、今ここで捕まったら絶対面倒な事になるって

私の感が言ってるんだよ。

よく言うでしょ、諦めたらそこで試合終了だって。

え、捕まらなくても面倒な事にはなるって?

それは言わないどいて。


……まぁ、香や風音と一緒に居られるっていうのはとっても魅力的なんだけどさ

私が色々と考えていると、俺様がいきなり近くの木をゆすり始めた。

おい、ついに頭おかしくなったのか?


「お~い一ノ瀬、何してんだよ」


「木の上に隠れているのなら、強くゆすればバランスを崩して落ちてくるだろ。

それに落ちてこなくたって、どこに居るかは分かるだろう?」


アニキの質問に俺様は木をゆすり続けながら答えた。


てゆうか、無表情でゆすり続けないでくれませんかね?

少しずつ近づいて来るから怖いんですけど…


しかし、どんだけ強くゆすっているんですかねぇ?

いくらなんでもあれはないでしょ。

これでも木登りは得意なんだけどあの強さでゆすられたら落ちるんですけど?

これでケガしたらどうする積もりなんでしょうね?

まぁ、これくらいの高さならケガはしませんけどね?


…しかし、このままだとすぐに私のいる木に来るなぁ。

う~ん、どうしましょう。

もう逃げるチャンスは今を逃したらもう無いんだろうけど、あのメンバー相手に逃げ切れる自信がないしなぁ…

この鬼ごっこ(ごうもん)終了まであと10分ちょっと

このままだと捕まるのは確実だから一か八か逃げるのに賭けてみますか



さて、逃げると決まったならその方法を考えないとね。

一番簡単なのはあの人たちの注意を違う方へ移させればいいんだけどね

音でもたてられればいいんだけど、音か出るようなものなんて持ってないしなぁ…


私はそう思いながら何か使えるものが無いかと

ポケットを探していると見覚えのない紙に包まれた謎の物体が出てきた。


なんだこれ?こんなもの入れた覚えないんだけど?


何だろう?と思いつつ紙で音がたたない様に慎重に剥がしていくとその紙には


『もしもの時のために入れておいたよ!きっと役に立つと思うから。 by風音』





……風音さん、君は何時これをポケットに入れたのかな?

この体操服を渡されてから君には一回しか会って無いはずなんだけど。

しかも私は、これがポケットに入っている事に気づいていなかったんだけど…





まぁいいや、今は気にしないでおこう

それにこれは使えるし。

さて、あと10分ちょっと

逃げ切れるかな?









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