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十五話

コメントに元気つけられ頑張れました!

う~ん、生徒会と風紀の主要メンバーがそろっているのをこうして見るとやっぱりなんかすごいな。

なんというか圧巻っていうかんじかな?

ん?またなんか話始めたな…


「一ノ瀬、そっちの調子はどうだ?使えそうな奴捕まえられたか?」


「あいにくと使えそうなのは二人程度だ。少し寄こせ」


「やだよ、こっちだって苦労して捕まえてんだからな。

それに、まだ捕まってない奴らが数人いるだろうが」


お~話してる話してる、やっぱ生徒会も風紀も人手が欲しいみたいだねぇ~

しかも、ミーハーな子たちを入れたら仕事にならないだろうから人を選ばなきゃいけないみたいだし、

他人事とはいえ大変そうだなぁ…


まぁ、同情はするけど捕まるつもりは全くないし。

めんどくさいことはノーセンキューです。



あぁ、でも香が生徒会に入ったら嫌がらせをうけるかも……

よ~し、それは阻止しよう。何が何でも阻止しよう。

いくらこの世界がゲームだったとしてもそれは昔のことだし今の私にとってはこの世界が私の現実だし。

友達を見捨てたりするのは嫌だし。

もし、香が嫌がらせを受けた時は助けよう。


私がそう決心している下でちょっと気になる会話が聞こえた。


「あ~そういや、まだ生き残っているのっ全員男だよな?

お前らで捕まえられるのか?」


「随分とまぁ失礼ですね、嵐山先輩。

大丈夫ですよ、それに残っているのは男だけではありませんし」


「え!マジかよ、女子がまだ生き残ってるのか!?」


「はい、一人ですがまだ生き残っているようですね」


アニキの少し失礼な質問になにやらスマホを操作しているおかんが答えていた。

しっかし、驚いてるなぁ…

そんなに意外かぁ?女子が残っているのって?


「生徒の殆ど、約600人近くが鬼になってるってのにいまだに捕まっていないってことは、よほど足が速いのか隠れるのがうまいって事だろ?

いったい誰なんだ?その女子生徒」


「えっと…、あぁ高橋千穂というようですね」


おかんがスマホを操作しながらアニキの質問に答えていた。

どうやらスマホには今現在生き残っている生徒が表示されている模様。


「高橋千穂?」


おかんの答えになぜか苦労人が頭をひねっています。


あっれ~おかしいな、苦労人とは一度も接触したことないんだけどなぁ…

いや、忘れている可能性も零よ?

だからそんな目で見ないで!


「どうした?」


そんな苦労人の反応を不思議に思ったのか俺様が声を掛けていた。


「いや、なんか思い出せそうなんだが………

高橋千穂…高橋千穂…なんだっけ…

え~と……そうだ思い出した!」


おぅ、びっくりしたぁ。どうしたんだい五来さん。いきなり大声なんかだして。

何を思い出したというのですか。


「どうしたんですか、透?あなたがこんな時に大声を出すなんて珍しい。

彼女がどうかしたんですか?」


あぁ、おかんも驚いてるよ。


「あ、すまないつい……」


「いえ、別にそれはいいのですが。それより、彼女がどうかしたのですか?」


「あぁ、珍しくもない名前だから人違いの可能性も高いんだが、昔俺の剣道の師匠が高橋千穂っていう女の子の話をしていたことが有ったんだ」


お~い、なんでまたそう都合よく攻略キャラの師匠が私のことを知ってるんだい。


「そういう人なの?その高橋千穂って子は」


うわっ、自由人話聞いていたんだ……

ずっとひなたぼっこしてたから、てっきり話聞いてないのかと思ったよ……

つか、猫とウサギとたわむれてんな。一匹寄越せ、癒されたい。


「俺も師匠に聞いただけだからよくは知らないんだけど、師匠曰く頭の方も剣道の腕も逸品だと」


おっや~、おかしいなぁ。

なんか知らないけど周りの人の目が気持ちギラギラしているように見えるんだけど……


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