十四話
遅れてすみませんでした!
今回はなんかキャラ説明になってしまいました…
あ~最悪、こりゃ見つかったら最後になりそうだなぁ……
生徒会だけならギリギリだけど逃げ切れたんだろうけど、風紀まで加わるとなったら流石に無理。
ただでさえ生徒会って、チートが集まっているようなものなのにさらに風紀だよ!
もうね、絶望だよね。
諦めていいかなぁ、もう勝てる気がしないよ……
私が軽く現実逃避している下で何やら話をし始めた模様で。
「おっ、なんだ?生徒会はさぼりかぁ?」
「変な事を言うな嵐山、少し休憩していただけだ」
「へいへい、分かってるよ。だからそう睨むなって」
おぉ、初めてかな俺様会長と風紀委員長の絡みこんな近くで見たの。
ちょっと得した気分。
は?誰がいるか分からないから説明しろ?
面倒だな、おい。
簡単に言うと生徒会が俺様、自由人、おかん、苦労人、腹黒で風紀がアニキ、チャラ男、姐さんがいる。
なに?それだけじゃ分からない?分かったよ、もう少し詳しく説明すればいいんでしょ。
まったく、めんどくさいな。
俺様の説明は前にしたから要らないよね。
自由人っていうのは生徒会副会長で参木風雅っていうんだけど、この人は本当に自由人でゲームの時もよく仕事サボっていたし。
ただし普段は自由人だけど見るところ見ている曲者。
で、おかんっていうのは生徒会会計兼保護者役の二ノ宮祐里。
生徒会のおかんポジ。手のかかる生徒会のメンバーのたづなを握っているお方。
見た目はよくある腹黒副会長みたいなきれい系。
苦労人は生徒会書記兼保護者役の五来透。
時折暴走するメンバーのストッパー役。この人とおかんは生徒会二大苦労人と言われているんだよね。
そんで最後に腹黒こと生徒会書記の四葉俊祐。
ふわふわとした外見で生徒会のマスコットキャラ的存在になっているのだが、その外見に惑わされてはいけない。絶対に惑わされてはいけない。※大事な事なので二回言いました。
奴は腹黒なのである。それも黒を超えて暗黒ではないかと言われるくらいには。
普段は無害を装って猫を被っているが親しい人や物凄く嫌っている人、怒っている時なんかは猫が剥がれて毒を吐く。毒を吐いている此奴を見たら回れ右して全力ダッシュで逃げ出すくらいは怖い。
生徒会の中では俺様と並んで関わりたくない人物である。
はぁ、説明すんの疲れた……
あと二人いんのかぁ、めんどくさぁ…
じゃあ、次は風紀の方ね。アニキこと嵐山風紀委員長の事は説明したから飛ばすよ。
そうなるとチャラ男と姐さんの説明か…
じゃあ、チャラ男の説明から行きますかぁ。
チャラ男こと風間裕弥。
此奴はチャライ、とにかくチャライ。でもな ぜ か、風紀副委員長になってるんだよねぇ~
で、この後説明する姐さんではなく此奴が副になったのは風紀七不思議の一つに数えられているらしい。
残りの六つがなんなのかはすごい気になるんだけど…
後で風音に聞いてみるかぁ。
話戻すけど、ゲームの方じゃあチャライけどやるべきことはしっかりとやっていたので、そのギャップにやられたのかそれなりの数のファンが付いていたっけ……
まぁ、今は関係ないか。
よし、次で最後だな。
姐さんこと時雨樹里
嵐山がアニキと呼ばれるならこの人は姐さん、お姉さまと呼ばれ慕われているひと。
そこらの男なんかよりも男前で合気道の有段者。この人に憧れる女子生徒も少なくなかったはず。
あぁ、そうそうこの人、ゲームでは風紀ルートのライバルキャラなんだよね。
まぁ、これも今は関係ないけど。
しっかし、改めて説明してみるとこの人たちに追いかけられて私が逃げ切れる可能性が何処にもないな…
気配を極力消しているから気づかれないとは思うけどちょっと気を引き締めた方がいいかな?