プロローグ1
処女作なので、駄文ですかそれでも良いという方はどうぞ。
いきなりですがこんにちは。
わたしは、高橋千穂といいます。
実は私、前世の記憶があるんです。
あっ!ちょっとそこの人!電波なんて言わないでください!
私は、厨ニ病でも電波でもありません!
ちょっと落ち着いて私の話を聞いてください。
私の前世は、30代の女性で医者だったみたいなんです。
っえ?なんで「だったみたい」かって?
さぁ、私もそこのところの記憶があやふやなんですよねぇ。
覚えていることは、はっきり覚えているんですけど覚えていないことは、どうしても思い出せないんですよねぇ…。
おっと話がずれましたね。
それで私の前世なんですが、大の乙女ゲーム好きだったみたいでその日もお気に入りの乙女ゲームの
新作を買ってスキップしそうなくらい上機嫌で帰り道についでいたのですが、
タイミングが悪かったんでしょうね。
明らかにスピード違反を犯していると分かる暴走車が私のいる歩道に突っ込んできたんです。
ここまで話せばこの後のことは分かりますよね?
その暴走車は、私の方に突っ込んできました。
結果、私は死にました。
えぇ、痛みなんか感じずに一瞬で。
私がこの記憶を思い出したのは、三歳のころでした。
思い出したきっかけ?
知りませんよ、そんなもの。
お母さんに絵本を読んでもらっていた時に、いきなり思い出したんですから。
まったく、あの時は本当に大変でしたよ。
突然、30年以上の記憶がものすごい頭痛と供に襲ってきたんですから。
熱を出して三、四日寝込んでしまいましたよ。
まぁ、そのおかげなのか前世の記憶とも折り合いがついたんですけどね!
前世の記憶は、それからの生活で結構役立ってくれました。
私は、あまり目立ちたくなかったので前世で培った対人スキルは役立ちました。
それに私、前世でやることのできなかった武術をやることにしたんです。
はいっそこの人!変なものを見るような目で見るな!
ちゃんとした理由があるんだから!
理由その一、ちゃんと習っておけば、轢かれても受身などで前よりも生き残る可能性が上がるから。
理由そのニ、護身術などにもなり何かあった時も安心だから。
理由その三、ぶっちゃけいうとこれが一番大きな理由。
それは…私が武術に憧れていたからだ!
いや、だって前世の私の家って今時珍しい男尊女卑の考えだったんだよねぇ…。
おかげで私は、剣道とかに憧れてたのにやらせてもらえず、茶道とかをやらされましたよ。
まぁ、とにかく私はずっと武術に憧れていたので今の両親に必死に頼んで色々な武術を
やらせてもらいましたよ!
合気道、柔道、空手、剣術、弓術、薙刀 ete…
本当に色々なものに手を出しましたよ。
高校生になった今は、合気道と剣術に落ち着きました。
ちなみにこの二つが一番得意でその他では、弓術が得意です!
色々やったおかげで、不良なんか瞬殺です。
弱いのに不良ぶってんじゃねぇよ、と思います。
さて、長くなりましたが私がなぜこんな話をしているかというと、
どうやら乙女ゲームの世界に転生していたようなんです。
閲覧ありがとうございました。