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第7話 タキヒとおやきとゼリーフライ

「杏奈今日は何作る?」


「国内・海外どっちにする?」と杏奈


「海外の気分かな。和菓子とひもかわうどん食べたから」と胡桃


「そうだね。では頼むよ」と杏奈


「お任せあれ。やー!」


という胡桃の掛け声とともにお馴染みの世界の国ルーレットをやった。


すると…


「出ました。ニウエ」と胡桃


「何処だよ!」と杏奈が速攻ツッコんだ。


「わたしも知らないよ。アフリカ?」と胡桃


「ちょっと調べるか。ニュージーランドの北東にある島国だって」と杏奈


「島かよ」と胡桃


「これは料理無理だね。やり直す?」提案する杏奈


「一応調べようよ」と胡桃


「あった…」まさかと思う杏奈


「まじか」同じくまさかと思う胡桃


「ニウエの国民食?らしいけど、例によって他の島でも食べられてるらしい」


と杏奈が調べた結果を言う


「その料理とは」と胡桃


「タキヒって名前」と杏奈が言った


「それでそれで」興味津々な胡桃


「う~んまたもやレシピがいくつかある。これは島ごとに違うとかなのかな」


と杏奈が言う


「なるほど」と胡桃


「一応材料は、パパイヤ・サトイモ・タロイモ・ココナツミルク」と杏奈


「微妙に手に入りずらい」と胡桃


「パパイヤはマンゴーでも代用可能らしい。タロイモはさつまいもでも可」


と杏奈が補足


「それならなんとか」と胡桃


「ココナツミルクは働いてるスーパーで缶詰で売ってるのみた」


思い出しながら杏奈が言った


「おお!」


「で。タロイモorさつまいもはなくてもいいらしい」と杏奈


「いらないんかい!」と胡桃


「つまり、マンゴー・サトイモ・ココナツミルクでいいんじゃないか」


と杏奈が言う


「マンゴーとココナツミルクは缶詰でいいよね?」胡桃が聞いた


「そうだね。生マンゴーは売ってないか高そうだ。


そうそうこの料理最後に焼くから」と杏奈


「焼くんかい」と珍しくツッコむ胡桃


さっそく二人は買い出しに。


そして調理実習室へ。


二人はすでに家庭科部と先生から注目の的である。


今日は何を作るのか好奇の目で見られている。


まずはマンゴーの水気をよく切り(これであってるかわかっていない)


そしてスライス。同じく、さといもの水煮も水をよく切りスライス。


耐熱容器に敷き詰め、ココナツミルクをかける。


180度のオーブンで30分ぐらいしたら完成(らしい)


先生が寄ってきて「それはなんという料理ですか?」と聞いてきた


「タキヒです」と胡桃


「何処の国の料理ですか?」と再び先生


「ニウエです」胡桃が元気よく言った後室内がざわめく。


みんな口々に何処って言っている。


スマホで撮った後、いつもは部室で食べるのだが


「あのお。食べてみます?味はわかりませんが」と杏奈


皆興味深々だ。


結局、杏奈、胡桃、先生、家庭科部から2名が食べることに。


感想は…


「美味しい」「甘い」「さと芋とフルーツが合うのが意外です」


「独特」「デザートだね」


結論。


食事じゃなくて、デザートだけど、意外といける。



「ねえ杏奈。今度は日本の歴史ある食べ物はどうだい?」


--------------------------------------------------


ミニトマトに花が咲いてきた。


芽かきをして整えていく。


ペピーノも蕾が出てきた。


こちらも楽しみだ。


放課後今日は料理の日なので杏奈と胡桃は話し合っていた。


「今日は何作る?」と胡桃


「この前、海外だったから国内がいいな」と杏奈


「だったら杏奈さん歴史ある料理に興味ありませんか?」


「貝塚とか聞いたことあるから、貝料理?」と杏奈


「おやきです」と胡桃


「おやき?」何それって聞く杏奈


「信州の、小麦粉とかで作る…郷土料理?」実は胡桃もわかっていない


「なんかあいまいだね」と杏奈


「具材を小麦粉で練ったもので包むらしい。


だから中身によって、食事にもおやつにも、おつまみにも」と胡桃


「なるほど。で歴史あるとは?」と杏奈が聞く


「なんでも、おやきの元になったのは縄文時代から作られてたとか」


と答える胡桃


「すごい」驚く杏奈


「歴史があって、中身好きなの入れていいのって、いい感じじゃない」と胡桃


「わかった。今日はおやきを作ろう」と杏奈。


二人はさっそく調べたが。


ベースになる粉は強力粉と薄力粉を半分づつ合わせて混ぜるか、中力粉を使うか。


「中力粉って見たことある?」と胡桃が聞く。


「ないかも。となると強力粉と薄力粉のMIXだね」と杏奈


「さて問題の具材だけど…どうする?」と胡桃


「まず定番はなんだろうね」と杏奈


「野沢菜・茄子・かぼちゃとかみたいだね」答える胡桃


「信州らしく野沢菜を使おう。後は各自自由で」と杏奈が言った


「じゃあわたし、じゃがいもととうもろこし」と胡桃


「わたしは…チーズで。カマンベールチーズがいい」と杏奈


「それいいなあ。わたしもチーズ足そうかな」と胡桃


「じゃあ買い出しへ」と杏奈


「れっつらご~」変な掛け声の胡桃


薄力粉はあるので、強力粉と野沢菜漬けと


じゃがいもとコーン缶とカマンベールチーズを購入。


その後調理室へ。


調理室では家庭科部がマフィン作りをしていた。


そこの奥の隅で調理開始。


ボウルに強力粉と薄力粉を100gずつ。


そしてぬるま湯120。


ひたすらこねてからラップをかけて30分~1時間寝かす。


その間に具材作り。


野沢菜を水で塩抜きしてから。砂糖、みりん、みそを加えて3分ほど炒める。


胡桃はじゃがいもをかわをむいてゆでる。


生地ができたら一人前分をとり、手のひらで丸くする。


その後潰して平たくして、手で伸ばす。


具材を入れ、包んでいきくるむ。


フライパンにゴマ油又はサラダ油を引き両面焼く。


その後水を少し入れ、蓋をして蒸す。


これで出来上がり。


先生がやってきて「これはおやきですか?」


「はいおやきです。具はよくわからなかったので、野沢菜や二人の好みを」


杏奈が答える


「なるほど。今度こちらでもやってみようかしら」と先生


そしてスマホで撮ってから食事タイム。


野沢菜は外がもちもちに野沢菜のシャキシャキが良い感じ。


「味もあまじょっぱくて美味しい」と胡桃


杏奈も野沢菜を食べ次にカマンベールチーズを。


「これも合うけど、ちょっとしょっぱいかな」


胡桃はじゃがいもととうもろこしを


「もっと味濃くすればよかった。やっぱチーズ入れとけば」


でも二人とも「美味しい」といい、完食したのだ。


「もっと中身を研究したいね」と胡桃


「今度作るときは合いそうなのわかったから楽しみだね」と杏奈


おやきパーティーなんかよいかもと、二人は思ったのだった。



「ねえ杏奈。揚げ物は好き?」


--------------------------------------------------


土曜日、二人は電車に乗っていた。


「そろそろ目的地を教えてくれ」と杏奈


「埼玉は行田(ぎょうだ)」と胡桃


「遠い…」不満げな杏奈


「まあまあ」と胡桃


「それで何を食べに行くの?」と杏奈


「揚げ物とだけ言っておこう」と胡桃が言った


「とんかつとかかな」と杏奈


「はっずれ~」と胡桃が言う



2時間ちょっとの長旅でようやく行田に着いたのだ。


「ではさっそくお店に」と杏奈


「実は店決めてない」と胡桃


「なんだそれ」と杏奈


「たくさんあるらしいから良さげな所に」と胡桃


「たくさんねえ」疑問に思う杏奈


二人が歩いているとさっそく登りが。


「ゼリーフライとな。ゼリーを揚げたの?」と杏奈


「なんか良さげな店だ。ここにしよう」と胡桃


「ねえねえゼリーって揚げられるの?」杏奈が聞く


「ゼリーフライってのは小判の様な形だから、銭フライ。


それが訛ってゼリーフライになったんだって」と胡桃が珍しく解説


「ふ~ん。なるほど。さっそく入ろう」と杏奈が言って店に入っていった。


メニューを見るとゼリーフライは一人前で二個となっている。


そこでゼリーフライを1つ頼んで分けることに。


そしてふらいやきそば玉子入りといのも注文した。


待つこと少し、まずゼリーフライが来た。


さっそくパシャリ。


やや大きめの銭型でツヤがある揚げ物である。


二人でいただくことにした。


「なにこれ美味しい」と杏奈


「かかってるソースみたいのが合っていて美味しい」と胡桃


「コロッケっぽいけどなんか違う」と杏奈


「じゃがいもだろうけど、それだけじゃないね」と胡桃


どうやら、じゃがいも・おから・野菜を練りこみ素揚げしたものとのこと。


「「おからかあ」」


と二人が納得してるところにもう一つの品が。


お好み焼きを半分に折ったような、小麦粉を薄く焼いたような生地。


中はもちろん焼きそばと玉子。


「味は見た目と違ってあっさりだね。たくさん食べちゃいそう」と杏奈


「うん。生地がもっちもちだね。あっさりで美味しい」と胡桃


二人は満足して店を出た。


これで帰ると思いきや…


「実はもう1つ名物の食べ物があるんだ」と胡桃


「行田に?」と聞く杏奈


「いや途中駅の熊谷(くまがや)。てな訳で戻ろう」


と胡桃が言って熊谷に向かった。


「それで何を食べるの?」と杏奈


「ずばりかき氷」と胡桃


「いいねえ」と杏奈


「雪くまって言ってまあご当地かき氷ってやつ」胡桃が補足


「熊谷名物なんだ」と杏奈


「そうそう。いくつか決まりがあるけどオリジナルシロップを使ってるのが特徴」


胡桃が解説をした。


「じゃあ珍しいのたくさんありそう」と杏奈


「だね」


と喋ってたら熊谷に着いた。


さっそく散策。


そしてこれまた良さげな店へ。


茶屋ぽいところに入ると食事は2階とのこと。


2階に着くと畳部屋にテーブルと座布団だけでなくテーブルと椅子の席も。


「わたしブルーベリーチーズ」と杏奈


「わたしはいちごチーズ」とそれぞれ注文。


「ブルーベリーソース美味しい。中にチーズケーキが入ってる」


とテンション爆上がりの杏奈


上に苺が乗ってるいちごチーズは


「苺たっぷりとチーズが合う。こっちは中に、クリームチーズとクッキーだ」


と胡桃も満足な様子。


今回は埼玉ご当地グルメのゼリーフライとかとかき氷を食べて大満足。


遠くまで来たかいがあったと思った二人であった。



「ねえ杏奈。炭酸は好きかい?」

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