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第36話 まさかの依頼と見学とおにぎり

杏奈と胡桃は校長室へ向かった。


「胡桃あんたなんかやらかしたんでしょ」


「杏奈こそなにかやったんじゃないの」


二人で校長室に入ると、校長先生と教頭先生と家庭科部の先生が。


二人はお互い相手がなにかやったと思った。


すると「まあ座ってくれたまえ」と校長先生


そして


「受験生である君たちには申し訳ないんだが…


実は〇〇というコンビニエンスストアから依頼があってね。


どうも関東の大学や高校の何校かに、


食品の共同開発を依頼したいとのことなんだよ。


それで君たちを指名してきてね。どうもブログをみたらしいんだ。


それで、どうだろう、コンビニエンスストアの食品を


作ってみないか?」


「「ええー」」


「先方からはお弁当にパンにスイーツのどれでもいいらしいのだが」


「そうなんですか」と胡桃


「発売は冬ぐらいらしいが、開発準備があるだろうからね。


それで早めに打診してきたのだと思う。


結論から言うと学校側としては引き受けて欲しいのだが、どうだろうか」


「「やります」」と杏奈と胡桃


「あなた達…」と若干呆れ気味な家庭科部の先生。


「そうかそうか。先方からは担当者含め五人ぐらいくるらしい。


今のうちにいくつか候補を考えてくれるとありがたい。以上だ」と校長先生


二人は興奮して校長室を出た。


特に胡桃は自分が働いているコンビニからの依頼である。


二人が外へ出ると家庭科部の先生が校長先生に


「あの子達は受験生ですよ」


「確かに大変な時期ではある。しかしこのような経験普通は出来ないであろう。


後は申し訳ないが、学校の宣伝になる。近年は入学希望者を取り合いだからね」


と校長先生


それを言われると家庭科部の先生は何も言えなくなった。



一方杏奈と胡桃は何を作るかその話をずっとしている。


「何でもいいだと逆に難しい」と杏奈


「だよね。やっぱ1品だけなのかな」と胡桃


「そうでしょう、何校かに依頼してるって話だし」


「そうだよね。どうしよう」



「ねえ杏奈。まじでどうしよう」


--------------------------------------------------


杏奈が胡桃に聞いてきた。


「胡桃はそのコンビニで働いてるんだから、


何が1番需要あると思う?」


「それはわからない。コンビニっていったって、会社が何処とかよりも


まずは立地で変わると思う。後は時間も関係あるけどね。


例えばオフィス街なら、軽食、おにぎりやサンドイッチとかが


需要高そうだし、あっお昼時ならお弁当や飲みものもかも。


逆に郊外ならスイーツとか高そう。


オフィス街ではスイーツ食べれなそうな雰囲気だし」


「う~ん。確かに。住宅街とロードだっけ。そういうとこでも違うだろうしね」


と杏奈


「個人的感覚からだと、おにぎり、お弁当・サンドイッチ・パンのどれかだね。


スイーツは全時間ではどうか思う。朝からスイーツ食べる人少ないでしょ」と胡桃


「結局は絞れないか」


「どうする?さっきあげた4種それぞれのジャンルから1品ずつ候補あげる?」


「そうなるのかな。ちょっと帰りに○○コンビニに行ってみよう」と杏奈


「わかった」


「どうせなら胡桃が働いてる店に行こうか」


「それだけはやめて」必死に拒否する胡桃


散々すったもんだがあり、結局胡桃が働いていない駅前のコンビニへ。


「ひさびさに来たけど色々あるね」と杏奈


「でしょでしょ」


「まずはおにぎり。定番の具に変わったのもあるんだね」と杏奈


「変わったのは期間限定とかが多いね。


ちなみにわたしのお勧めは明太マヨ」と胡桃


「お弁当も種類多いね」と杏奈


「ここは駅前だから種類揃えているね。場所によっては種類絞ってたりするし」


「丼も多いね」と杏奈


「これはチルド弁当ね。賞味期限が長いので期限切れが少ない」胡桃が解説


「なるほど。フードロス対策ってことね」


「まあそういう面もあるかな」と胡桃


「サンドイッチも種類あるね」と杏奈


「サンドイッチは各社大差ないイメージなんだよね」


「パンも種類多いね」パンコーナーを見ながら杏奈


「パンはコンビニによって作ってるメーカーが全く違う。


ここはA社がメインだけど、例えば〇〇はB社、○○はC社がメインとかね。


例えばメロンパンとか各コンビニのを食べ比べてみると違いがあって面白いよ」


と胡桃が解説


「あっあれドラマのタイアップ商品だ」


「うん、ドラマやアニメとのコラボ商品もやるね。今回のうちらみたいにね」


二人は買い物をしてからコンビニを出た。


「なるほどね。色々あるんだね」と杏奈


「だから難しいんだよね」


結局ただただすごいのを再確認しただけで終わってしまった。



「ねえ杏奈。まずはおにぎりから考えてみない?」


--------------------------------------------------


翌日部室にて


「まずはおにぎりから考えよう。昨日見た通りでわたし達が作るのは期間限定の具」


と話を切り出す杏奈。


「そうだね。とは言っても…ある程度のものはすでに世に出てると思う」と胡桃


「それをいったら。そうだろうけど」と苦笑いの杏奈。


「フードロスとかも考えた方がいいの?」胡桃が聞く


「いや考えなくていい。フードロスなら専門のとこと開発するだろうし。


わたし達に求められてるのは、高校生らしさとかだと思う。


結果フードロス対策になってたらラッキーみたいな感じでいいと思う」と杏奈


「じゃああさりバター」と胡桃


「白ワインバター深川めしに通じるものがあるね」


「あさりの旨味とバターのコク」と胡桃


「じゃあ貝焼き味噌」と杏奈


「貝焼き味噌のカレーバージョンに通じるものがあるね」


「でも貝って安定して採れるのかな」と杏奈


「そこは聞いてみないと」と胡桃


「どっちも一応実績有りだね」


「おにぎりに合ってると思うけど…」


「思うけど?」と杏奈


「おにぎりに味噌って少ないじゃん。それはなんかそれなりの理由があると思う」


「それはあるかも」と落ち込む杏奈


「シシリアンライスおにぎり。女性向けに」と胡桃


「ジャーマンポテトおにぎり。これでどうだ」と杏奈


「いいんじゃない。どれも3つ作って試してみようよ」


とコンビニで積極的になった胡桃


さっそくスーパーに買い出し。


ご飯を炊いてる間にあさりの砂抜きとか下処理を。


そしてまずはあさりバターから


「美味しいけど、しょうゆ有る無しで意見が分かれそう」と胡桃


「ガリっていった。砂が抜け切れてない。味云々より、不安が出てきた。


砂が残ってたらクレームになりそう。味はまあ美味しいけど」と杏奈


次はシシリアンライスおにぎり


「女性受けはよさそうだけど、トマトで好みがわかれそう」と胡桃


「だね。でもトマト、肉、野菜、マヨとポテンシャルの高さを感じる」


と杏奈


最後はジャーマンポテトおにぎり


「美味しいね。ただシシリアンおにぎりとは対照的に男性向けだね」


と胡桃が言った


「うんじゃがいものホクホク感がいいけど、それは今作ったからで、


お店に並ぶときはそういうの出ないかも。そうするとマイナスかな」と杏奈


「3つの中ではどう?」と胡桃


「一斉に指してみる?」


「「せーの」」


二人が差したのはシシリアンライスおにぎりであった



「ねえ杏奈。お弁当は後回しでサンドイッチに」

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