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第28話 冷凍と新学期と1次選考

胡桃の家でくつろぐ…


いや勉強をしている二人。


「胡桃、氷もらっていい?」


「勝手に冷蔵庫からもってきていいよ」


杏奈が冷蔵庫に向かった。


すると…「ちょっと胡桃なにいろいろ凍らせてるの」


「うん?」


「パンとかドーナツとか団子とかまで」と杏奈


「ああそれね。みんな凍らしても美味しいんだよ」と胡桃が答える


「えっ?」と半信半疑な杏奈


「じゃあ食べてみようか」と胡桃が言い冷蔵庫に向かう。


出したのは、チーズ蒸しパン、メロンパン、みたらし団子、大学芋


そしてオールドファッションにエンゼルフレンチだ。


さっそく胡桃の部屋でそれらを食べることに。


まずはオールドファッション。


「うお。ざくざくして美味しい」と杏奈


「でしょでしょ」得意げな胡桃


次はエンゼルフレンチ。


「なんかシューアイス感あるね。チョコもパリパリ」と杏奈


「シュー生地は凍らせるの合うんだよ」と胡桃


次はみたらし団子。


「これは流石にカチカチだね。でもキャラメルみたい」


「ちなみに半解凍するとシャーベットみたいだよ」と胡桃


次はチーズ蒸しパン。


「なにこれチーズケーキじゃん。これは美味しい」と驚く杏奈


「ちなみにチーズ蒸しパンは逆にオーブントースターで温めて、


バターとはちみつかけると罪悪感超アップの美味しさになるよ」


と解説する胡桃


次はメロンパン。


「生地サックサク」と杏奈


「ちなみにこれ、凍らせてから焼くと、


表面アツアツ、中はひんやりで美味しいよ」


最後は大学芋。


「表面の飴がカリカリ。中はシャキホクでクリーミー」杏奈はご満悦


「これは固すぎると思ったら少しだけ戻してね」


「いやーびっくりした。凍らせても美味しいのがたくさんあるんだね」


と驚く杏奈


「まだまだいっぱいあるよ。


メロンパンも中にクリームはいってるのだと絶品だよ」と胡桃


「帰ったらわたしもいろいろ凍らせてみるよ」


「ところで杏奈」


「なに?」


「なんでわたしの分も全部食べちゃったの?」


「あっ…」



「ねえ杏奈。2学期だよ」


--------------------------------------------------


2学期が始まった。


まずは例の料理協議会の1次選考の結果待ちと文化祭に向けての準備だ。


文化祭は家庭科部から去年と同じ六人が協力してくれることになった。


杏奈と胡桃を交えて、さっそく何を出すか話し合いをした。


「まずは出したいものが2つあるんだけど、1つは焼きおにぎり。


もう1つは大量にあるブルーベリーを使った料理なんだけど」と胡桃


「焼きおにぎりはわたしも出したい。おにぎりに出汁塗って焼いて、


おかかとかを振りかけて提供。ブルーベリーはマフインとかスコーン


とかどうかな?」と杏奈。


杏奈もあの焼きおにぎりがかなり気に入ったみたいだ。


「焼きおにぎりはわかった。


で、マフィンかスコーンね。2品だけ?」と家庭科部


「いや去年同様3品でも構わない。ただ焼きおにぎりに二人、


ブルーベリーにも二人となると一人で担当出来る料理がいいな。


で、もう一人が交代制の接客」と杏奈


「まずマフィンかスコーンってどっちもオーブンないと無理じゃ…」と家庭科部


「あっそっか。やるの教室だもんね」と胡桃


「スムージーはどう?ミキサーを持ってくればいいし、


一人で出来るよ」と家庭科部


「採用」と杏奈


今のところ焼きおにぎりに二人。


ブルーベリーのスムージーに一人。


「何か作りたいのある人?」と胡桃


「パスタ」


「豚汁」


「あんたたちが作ってる世界の料理」


「おしゃれなの」


と家庭科部四人から。


「絹さやのガーリック炒め」と杏奈


「フレレンチトースト」と胡桃


「にんにくは匂いがあるから嫌う人いそう。パスタも同様。


にんにく使わないやつね」と家庭科部から


「フレンチトーストいいなあ」と別の家庭科部。


「わたしも~」


「いいんじゃない」


と他の家庭科部も賛成してきた。


これでもう1品はフレンチトーストに決定。


「フレンチトーストなら紅茶も欲しいなあ」と家庭科部の一人が


「紅茶はもちろん茶葉からね。ティーバッグはだめよ」と別の家庭科部


じゃあ、焼きおにぎり二人、フレンチトーストとスムージーと紅茶に一人ずつ。


杏奈と胡桃ともう一人が接客に決まった。


焼きおにぎりについては杏奈と胡桃も食べたことしかないので


今度八人で塗る出汁を考えることになった。


ドリンクが多いのでスムージーは持ち帰れる容器に変更する。


文化祭の予定は決まった。


あとは例の結果を。



「ねえ杏奈。結果が来たよ」


--------------------------------------------------


杏奈と胡桃は家庭科部の先生から呼び出された。


全国高校生料理協議会の1次選考の結果がきたのだ。


そして見事1次選考を通過。


本選出場の8校に選ばれたのである。


杏奈と胡桃は抱き合って喜んだ。


来月には北海道で本選を戦うことになる。


そして後やることは本選に向けて5品の完成度を上げることに。


もちろん見た目も。


二人は学校が終わって家に帰ると親に報告。


目指すは優勝!と思う二人であった。



翌日、クラスの友達と家庭科部にも報告。


祝福を受けた。


予選を通った料理食べたいとたくさん言われた。


断ろうと思ったけど、それも悪いと思って


ちょっとだけならということになった。


作るのはクリームチーズ白玉だんごのみかんソースだけ。


調理実習室にみんなを呼んだら家庭科部の邪魔になるので、


部室で作れるものといったらこれだけだからである。


あと二人で分担して作るので丁度いい。


スーパーで材料を買って来て早速調理開始。


杏奈がクリームチーズ白玉団子を。


胡桃がみかんソースを作った。


作っている時、ギャラリーが多かった。


注目されてるので、これも本番に向けての練習になるなと二人は思った。


しばらくして料理が完成。


「人数多いからお団子一人1個でお願い」と胡桃


みんなが1個ずつもらい食べていく。


かなり好評である。


レシピ教えてって人が多かったけど、応募資格に料理は著作権が云々


書いてあったような気がしたので、それを理由に断った。


二人は反応の良さにちょっと自信がついた。


本選の審査員にも同じような反応をしてくれたらなと思いながら、


片付けをした二人であった。



「ねえ杏奈。まずは文化祭だね」

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