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第27話 ブルーベリー狩りと牧場と天丼

夏休み直前に家庭科部の先生と話をした。


「あなた達の進路は決まっているんですか?」


「「はい。進学です」」


「では夏休みは勉強中心ですね」


「そうです…」と歯切れが悪い胡桃


「頑張って下さい。料理協議会の方は2学期が始まって少し経ってから


1次審査の結果がわかると思います。それと、文化祭はどうします?」


「出たいです」と杏奈


「わかりました。家庭科部は今年もクッキーとブレスレットの販売です。


希望者がいればですが、家庭科部からも協力します」


「「やったー」」


それから夏休みになった。


週2日のアルバイトも続けながら勉強もしている。


そして、もちろん胡桃の家に集まってもいる。


「杏奈、あそぼー」


「あんた勉強は」と呆れながら杏奈が言う


「やってるよ…」


「ほんとかな」不審がる杏奈


「だから気分転換したい」と胡桃


「まあいいけど。で何がしたいの?」


「ブルーベリー狩りに行こう」と胡桃


「何処に?まさか」


「そう埼玉」と胡桃が言う


「どんだけ埼玉好きなんだよ」とまたもや呆れ気味な杏奈


「そういう訳じゃなくてかなり安くていいかなと」


「まあ調べてそれならいいけど」と杏奈


「じゃあ予約しとくね」



後日…


電車に乗って2時間ちょっとで最寄り駅に。


そこから徒歩で少し。


ここは100g100円。


ただし1kg以上採らないと入園料300円かかる仕組み。


さっそく収穫開始。


自然栽培なので樹が大きい。


とにかく実を潰さないようにを考えて必死に採っていく。


結構時間かかって二人で計2kg採った。


その後パックに入れてもらってとりあえず1粒。


「「甘くて美味しい」」


「でもこんなに食べきれるかな」と杏奈


「冷凍保存すれば長持ちするよ。なんなら文化祭で使ってもいいし」


と胡桃が提案


「それだ!ジャムかソースか」と杏奈


「あるいはマフィンかスコーンにか」


こうして大量のブルーベリーとともに


勉強の合間の気分転換にもなったのだ。



「ねえ杏奈。アイスを食べに行こう」


--------------------------------------------------


夏休み胡桃の家。


「杏奈、暑い」


「そりゃ夏だからね」とダルそうに返す杏奈


「こんなんじゃ勉強どころじゃないよ」と胡桃


「だから学校休みなんだろうね」正論を言う杏奈


「冷たいものが食べたい」


「かき氷とかアイスとか?」と杏奈


「いいねえ。食べに行こう」急に元気になる胡桃


「何処に?」


「いいとこ」と胡桃


「また埼玉?」


「いやギリ都内だよ」と胡桃


「まあいいけど」と杏奈


「ではれっつらご~」


電車を少し乗って、目的の駅に。


そこから少し歩いて住宅街へ。


「ここ思いっきり住宅街だけどお店に向かってるんだよね?」と杏奈


「お店じゃないよ」と胡桃


「じゃあ何処に?」


「着いた。ここ。牧場だよ」


住宅街から急にそれっぽいのが。


「ここは23区唯一の牧場」と胡桃


「そんなとこあったんだ」


中に入ってプレハブ小屋に。


ここで牛乳とアイスを売っている。


二人でアイスを購入して外の椅子に。


そして牛さんを見ながらアイスを食べることに。


「甘くて濃厚で美味しい」と胡桃


「臭みもなくすっきりしてて美味しい」と杏奈


食べ終わったら、牛さんにバイバイして牧場を出た。


「実はねえここの近くで、ワインも作ってるんだよ」と胡桃


「また23区内で!」


「20歳超えたら飲みに来ようね。100%練馬産ワイン」と胡桃


「うん」


「あと折角だから大泉学園を散歩して帰ろう。


ここはアニメととても縁の深い街だから。」と胡桃


アニメミュージアムや駅前のアニメゲートも見て、


駅の発車メロディもなじみの曲が。


またまたいい気分転換になったのだった。



「ねえ杏奈。また冷たいものが食べたい」


--------------------------------------------------


「杏奈。お腹空いた」


「何か作る?」と杏奈


「うんにゃ食べに行こう」胡桃が言う


「いいけど、何処へ」


「新宿」と胡桃


「珍しい!」と杏奈


「別にいつもいつも都心から離れるわけじゃないよ」


「新宿のどの辺?」杏奈が聞く


「駅から都庁に向かう感じ」


「それで、何を食べるの?」と杏奈


「天丼」


「冷たいんじゃないんかい」ツッコむ杏奈


「いいからいいかられっつらご~」


電車に乗って新宿駅へ。


そこから徒歩数分。


「着いたあ」と胡桃


「なんか雰囲気ある店だね」と杏奈


「さっそく入ろう」


そしてお店に入ってテーブル席に着く。


「同じのでもいい?」と胡桃


「いいけど」


「冷やし天丼2つで。1つは焼き味噌トッピングで」


杏奈が胡桃を見てからメニューを見た。


確かに季節限定で冷やし天丼と書いてある。


「食べたことあるの?」と杏奈


「ないよ。初めて」と胡桃


杏奈が少し不安になった。


数分後天丼が来た。


胡桃の方は焼き味噌付きだ。


ずるい。


天丼をみると、液体じゃない。


箸でつついてみてジュレだとわかった。


さっそくいただく。


冷やし天丼だけど、天ぷらは熱い。


ジュレとご飯が冷たいのだ。


天丼だけど味がしつこくない。


ミュウガがいいアクセント。


胡桃を見るとガツガツ食べている。


焼き味噌を少しもらって食べると味変。


こちらも美味しい。


お味噌汁も飲んで満足。


まさに夏にピッタリの食事だと思った。


「胡桃美味しかったね」


「でしょでしょ」


「あんたも食べたの初めてじゃん」ツッコむ杏奈


「まあまあ。美味しかったからいいじゃん」


杏奈はまだまだ知らない冷やしの食べ物があるのかなと思った。


あったら夏の間に食べておきたい。



「ねえ杏奈。凍らせるといつもと違うね」

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