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第25話 再び実戦形式と焼きおにぎりと別々に料理教室

後日前回と同じ100分以内に四人前。


スタートの合図とともに二人は料理を始めた。


杏奈が白ワインバター深川めしと並行してチーズ粕汁を。


胡桃が貝焼き味噌カレー粉乗せと豆腐と大根のグラタン。


そしてみかんソースもだ。


胡桃のガス台はフル回転。


そして最初にみかんソースを作り終えると冷蔵庫へ。


冷やす時間がかかるので最初に作ったのだ。


そして前回と違い2品の杏奈の方が先に終わる。


そして杏奈はクリームチーズ白玉だんごへ。


杏奈が団子を作りあがる頃、胡桃がみかんソースと、


他2品を作り終わった。


クリームチーズに冷えてきたみかんソースをきれいにかけて終了。


そしてお互い片づけを。


片付けまでが審査対象。


時間内に二人は終わらせたのだ。


そして肝心の料理の審査。


先生と部長が見た目を見ていく。


全体の彩りが良く美味しそうな盛付けになっているかの部分。


そして全体の調和がとれているか


(メニュー構成や味付け、分量のバランス)


レシピの中での創意工夫はあるか。


この2点についても採点していく。


30点満点として先生は27点。


部長は26点。


なんか微妙だなと二人は思ったが、


先生と部長は盛り付けがもう少しきれいにとのこと。


1次選考は味の審査はないが、当然料理の評価もお願いした。


四人で食べる。


白ワインバター深川めしと貝焼き味噌カレー粉乗せは、前回と一緒で好評。


豆腐と大根のグラタンは、見た目と違いあっさりで美味しいと。


チーズ粕汁は見た目通りで体が温まると。


クリームチーズ白玉だんご(みかんソース)は噛むほどチーズがでて美味しい。


みかんソースというのも冬感が出ていいのではと。


味の方は好評である。


二人は少し早いが余程のものが出て来なければこれで行こうと決めた。



「ねえ杏奈。ぱあっと食べに行こう」


--------------------------------------------------


後日胡桃が杏奈を食事に誘った。


「今度は何処行くの」と杏奈


「埼玉…」と胡桃


「またかい。埼玉ばっかりじゃない」とツッコむ杏奈


「そんなこと…ないよね」とぼけながら胡桃


「で、埼玉の何処?」


「七味作ったとこ」と胡桃


「で、なに食べるの?」


「ひ・み・つ」かわいこぶって言う胡桃


「行かない」冷たく言う杏奈


「ごめんごめん。おにぎりです」と胡桃


「おにぎりならわたしは王道の鮭とねえ」と杏奈が言いかける


「いいからいいから行こう」


二人は電車に乗って目的地へと向かった。


駅に着いてからしばらく歩いて目的地へ。


「食べ物の店多いね」と杏奈


「この辺食べ歩きスポットだから」と謎に埼玉に詳しい胡桃


目的の店の前は結構人がいる。


お店の人がおにぎりを炭火で焼き、なにかを塗っている。


そしてバーガー袋に入れて手渡している。


胡桃は「かつおといわし1つずつ」


といっておにぎり2つを受け取った。


「かつおといわしどっちがいい?」胡桃


「じゃあかつおで」と杏奈


杏奈はバーガー袋の中を見る。


さっきの焼きおにぎりにかつお節がたっぷりだ。


早速椅子に座って食べ始めた。


かつおの風味と出汁が効いた焼きおにぎりが美味しい。


満足そうに食べてると


「どうよどう」と胡桃


ちょっとめんどくさく感じながらも「美味しい」と言う。


そして「じゃあ交換」と胡桃が言ってきた。


こちらはいわし節。


かつおよりあっさり感があるがこれはこれでかなり美味しい。


「これ、ねこまんまおにぎりって言うんだけど、実はね、地元縛りがなかったら、


主食これにしようって、提案しようと思ってったんだ」と胡桃。


「確かに美味しいし見た目も良い」と杏奈


「ちなみに乗せるのはしらすの予定だったの。


アレンジしないと出せないからね。もちろん出汁も研究してだけど」と胡桃


杏奈はちょっとびっくり。


そういえばこの前も3品中2品が胡桃が考えた方だった。


杏奈はわたしも負けてられないと思ったのだった。



「ねえ杏奈。そろそろ料理教室だって」


--------------------------------------------------


もうすぐ7月になる頃、料理教室開催の打診があった。


再び告知とアンケートを。


結果は小腹が空いた時に簡単に作れる料理的な内容が多かった。


たぶん夏休みに入って家にいる時間が多くなるだろうからと推測。


「小腹が空いた時ってざっくりしすぎてない?もう少し具体的に」と胡桃


「だね。和洋中に、ご飯的なのかパン的なのか。でも簡単にか…」と杏奈



二人とも少し考えてから、「そういえば男女比は?」と杏奈


「アンケート用紙33枚。男子14人。女子19人」


「お菓子と違って男子が増えたね。いっそ男子と女子別々にする?」


「う~ん全員男子ってのに少し抵抗が…でも仕方ないか」と胡桃


「仕方ないよ。男子だとある程度はボリュームが。


女子だと軽いものだろうし」と杏奈


という訳で先生に2回やりたいと言うと


「時間的に無理ですね。1回でお願いします」


仕方ないので杏奈が男子担当。


胡桃が女子担当で男女別々の料理となった。


「わたしは炒飯にするね」と杏奈


「それって小腹なのかな」と胡桃がツッコむ


「いや小腹でしょ」と杏奈が言う


胡桃は納得いっていない様子。


「じゃあわたしはフレンチトースト」と胡桃


「それって小腹なのか」と今度は杏奈がツッコむ


「多分…」と胡桃はツッコまれて自信なさげ。


改めて告知をするとアンケート箱に投書が。


内容は男だけどフレンチトースト作りたいが二名。


女だけどチャーハを作りたいが四名。


結局、杏奈は男子12人女子4人。


胡桃は男子2人女子15人。


調理室は30人だから3人オーバーだけど無理やり開始。



杏奈はご飯の炊き方を説明。しかし水に漬けて炊く時間で


合計1時間以上も待ってるのはあれなんで、あらかじめ炊いた米を用意。


ここからは杏奈流と前置きして、フライパンに油を敷き、具材を炒める。


そしてボウルに卵を入れ溶き、中華スープの素をいれて混ぜ、


その後ご飯を投入。


そこに塩コショウしてご飯と卵液をよく混ぜる。


炒める前に混ぜ合わせるのがポイント。


こうすると米1粒1粒が卵でコーティングされると力説。


そしてフライパンで強火炒めて最後にしょうゆを一振りで出来上がり。



一方胡桃は卵液を作るところから。


深めのトレーに卵と牛乳と砂糖を。


あればバニラエッセンスも。


そしてパンを卵液に両面浸す。


すこし時間をおいてから、フライパンにバターを溶かし、


浸したパンを両面焼くいて完成。


本当は卵液は冷蔵庫で半日ぐらい浸すと尚良いと注釈をつけた。


もちろんこのままでいいが、ホイップクリームとか色々添えると豪華になると。


今回は胡桃がチョコペンを用意していて希望の班はチョコをかけることに。



味はどちらも美味しいとの反応。


炒飯は「すげえ美味しい」「具によって大化けしそう」「食べたら余計腹減った」


フレンチトーストは「おしゃれで美味しい」「思ってたより簡単」


「トッピング考えちゃう」


という訳で好評のうちに終わった。


そして杏奈と胡桃にとっては、いい気分転換になったもようである。



「ねえ杏奈。そろそろ収穫しよう」

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