第16話 お雑煮とアンケートと作る料理決定
年末と元旦などは流石に家族と過ごした二人。
年が開けて3日目に胡桃の家で活動開始。
「あけおめ」と元気な胡桃
「あけましておめでとうございます」と礼儀正しい杏奈
「年末年始どうだった?」と胡桃
「年越しそばたべて、後はおせち」と杏奈
「うちも一緒だよ」と胡桃
「あれ?お雑煮は?」杏奈が聞く
「食べてないよ」と胡桃
「わたしもだよ」と同じだちと思う杏奈
「じゃあ作る?」胡桃が聞く
「作ろう作ろう。今年最初にお雑煮っていいね」賛成する杏奈
「お雑煮って具はなんだ?」と胡桃
「餅でしょ…かまぼこ?」と杏奈
「後はにんじん・大根・三つ葉とからしいよ」
とスマホをみながら胡桃
「材料ある?スーパー今日まで休みだから」杏奈が聞く
「あっ…え~と三つ葉がない」台所をみながら胡桃
「まあなくても良いか。さっそく作ろう」と杏奈
水・昆布・かつお節で出汁を作る。
にんじんと大根を切って入れ火にかける。
やわらかくなったら、しょうゆと塩で味を整えかまぼこを入れる。
オーブントースターで持ちを焼き、焼いた餅を入れて完成。
「出汁がいいかんじで美味しいね」と胡桃
「だね。香ばしい餅と合ってていいね。
具は合ってるかわからないけど」と杏奈が言う
二人はあっという間に食べ終わった。
「今年はまず校内の料理教室だね」と杏奈
「うん。絶対成功させよう」やる気の胡桃
「新学期は文化祭がメインになるのかな」と杏奈
「そうじゃない。でも色々やっていきたいな」と胡桃
「いろいろって?」杏奈が聞く
「わからないけど。例えば何かに挑戦するとか」と胡桃
「何かねえ」考える杏奈
「まあ食べて作って、いろいろ頑張る」と胡桃
「だねえ。そうだデザートも作ってみたいな」と杏奈が言う
「いいねえ。新たな分野にも挑戦だね」
「ねえ杏奈。さっそくアンケートを」
--------------------------------------------------
3学期になり少し経った頃、
杏奈と胡桃は家庭科部の先生にお願いをした。
料理教室の希望者に簡単なアンケートをお願いしたいと。
「アンケートですか。構いませんが、内容は」と先生
「作りたい料理、性別、その他要望 です」
と杏奈が代表して答える
「性別の理由は」と先生
「例えば、家で簡単に作れる料理と書かれてたとします。
その場合男性なのか女性なのかで作る料理はかわると思います」
と杏奈が答える
「なるほど」
「まあ○○作りたいとはっきり書いてくれれば要りませんが」と杏奈
「いいでしょう」
「あとそもそも何人ぐらい来そうなんですか?」杏奈が聞く
「わかりません」と先生
「わからないんですか」と不思議に思う杏奈
「そもそもあなた達の文化祭での料理やブログを見たって人が、
教師にお願いしたのが発端なんですよ。それも複数。
それで校長先生や教師の何人かがいい機会だからって事になったんです」
先生が説明する
「なるほど」と納得の杏奈
「それで希望者を募ると、お願いした人達は来るでしょうが、
開催のことを知ったら、自分もって人が出てくるでしょうから、
何人かわからないんですよ」と先生
「ちなみに予算は…」と今まで黙っていた胡桃
「もちろん学校から負担はしますが。そんなに多くは」と先生
「では200円徴収でどうでしょうか?調理実習室も人数制限があります。
このお金を取るというので、
本当に受けたい希望者に来てもらえるかと」と杏奈
「なるほど。選別ですか。それで私も校長先生聞いてみます。
たぶんそれで決まるかと」
こうして学校の提示版に、お食事研究会による料理教室開催要領と
アンケート用紙が出されたのである。
数日後アンケート回収箱を開けてみると…
「多いわ」
「多いね」
と胡桃と杏奈が言う
40枚ぐらい紙が入っていた。
二人は全部見てみた。
家で作れる料理と文化祭で食べたおやきを作りたいが多かった。
「う~ん。わかれちゃったね」と胡桃
「そうだね。おやきも家で作れる料理といえばそうだけど、
絶対求められてるのは違う料理だろうし」と杏奈
「男子15人ぐらいいるね」驚く胡桃
「これも予想外。女子ばかりだと思ってた」と杏奈
「これはもうあれしかないね」と胡桃
「やっぱそうなる?」と杏奈
二人は先生のところへ行き結果を報告。
そして
「「家で作れる料理と、おやきを作る。2回やらせて下さい」」
「ねえ杏奈。家で作れる料理どうする?」
--------------------------------------------------
後日杏奈と胡桃は部室で話し合っていた。
料理教室の家で作れる料理についてだ。
「アンケートには具体的な料理を書いてくれてる人もいるわね」と杏奈
「ハンバーグ、とんかつ、ピザ、生姜焼き、グラタン、ガトーショコラ、
オムライス、肉じゃが」だねと胡桃
「全部は無理だし、仮にこの中から選ぶとなると…」と杏奈
「ハンバーグ、生姜焼き、オムライス、
肉じゃがのどれかだと思う」胡桃が言う
「その理由は?」と杏奈
「とんかつは揚げ物で家庭だと制約がありそう。
ピザとグラタンとガトーショコラは
オーブンレンジない家庭があるだろうし」
的確に答える胡桃
「うん。もっともな理由だね。
個人的にはとんかつがよかったんだけどなあ」
と杏奈が言う
「なんで」胡桃が聞く
「とんかつを作れるようになれば、
揚げ物はだいたい対応できると思ってるから」と持論を言う杏奈
「なんとなくわかる」
「では4つを更に絞ろうか。又は他の料理にするか」と杏奈
「またアンケートとる?」
「何回もは出来ないよ」と杏奈
「そうだねえ。先生と相談してみる?」胡桃が聞く
「そうするしかないか」
そこへこの前小学生の料理教室の予行練習に
付き合ってくれた友達がやってきた。
「料理教室やるんだって?わたし達も出たい」と友達
「やるんだけど、メニューで迷ってる」と胡桃
「なにで迷ってるの?」友達が聞く
「この4つ」と紙を見せる杏奈
すると友達が紙をみながら
「オムライスがいいなあ」
「男子も来るんでしょ。作ってるの想像できない」
「えー別にいいんじゃないの」
「私は生姜焼き。家で作れるといいじゃん」
「女子って生姜焼き食べるかな」
「私は好きだよ」
「家庭的で肉じゃががいい」
「今の家庭的ならハンバーグでしょ」
と意見はバラバラ。
その後二人は先生の元へ。
そしてアンケートの結果と、書かれた中では候補が4つと、
友達の意見も言った。
「先生どうでしょうか?」と胡桃
「そもそもあなた達はどれがいいの?」と先生
「わたしは…生姜焼きかな。でも人によっては歯ごたえないかも」
と杏奈
「わたしは肉じゃがかな」と胡桃
「では両方でどうですか?肉じゃがは煮込むのに時間がかかります。
その時間で生姜焼きを作るというのは」と先生が言う
「流石先生」と胡桃
「その案で行きましょう」と杏奈
でも杏奈は2つの料理とおやきもだと赤字だなと思ったが、
仕方ないと思ったのであった。
「ねえ杏奈。次はおやきだね」




