第11話 オリヴィエサラダと文化祭にむけてと準備
夏休みの胡桃の家、杏奈と胡桃は今日作る料理について話し合っていた。
「今日は国内・海外?」と胡桃
「海外でいいじゃない。夏休みまだ作ってないでしょ」と杏奈
「ではでは、世界の国のルーレットで。やー!出ましたロシア」と胡桃
「大国きた」ちょっと喜ぶ杏奈
「ボルシチにする?それともピロシキ?」と胡桃が聞く
「ちょっと調べてみよう。他にいいのあるかもだし」冷静な杏奈
「わかった」
と言って二人は調べだした。
「シチーってスープは?簡単そうだし美味しそうだよ」と胡桃
「わたしはオリヴィエサラダかな。ボリュームありそうだし美味しそう」
「あっそれ美味しそう。そっちにしよう」とあっさり変更する胡桃
「決まりだね。なんかレシピどれも違うね」とレシピを色々みながら杏奈
「なになにこれを作ったオリヴィエシェフが
オリジナルレシピを公開してないんだって」と胡桃
「そりゃバラバラになるね」納得した杏奈
「でも肉・じゃがいも・ゆで卵・マヨネーズはどこも使ってるね」
と分析する胡桃
「他にも材料加えるけど、それぞれ1cm角に切って
マヨネーズで味付けって感じだね」と杏奈
「後はピクルスとニンジンも使ってるのとこ多いからこれらも入れよう」と胡桃
「あとさあ、仕上げに型に入れて丸く仕上げてるのあるけど、それ使おう」と杏奈
「調べたらセルクルリングっていうんだって」胡桃が答える
「100均でそれも買おう」と杏奈が言った
「それじゃあれっつらご~」
スーパーでじゃがいも、ニンジン、玉子、とりむね肉、
瓶に入っているピクルス、冷凍グリンピースを購入。
そしてセルクルリングも。
さっそく調理開始。
「じゃがいもとニンジンは茹でるか、レンジでやわらかくするけど、
時短で先に皮をむいて1cm角に切ってから茹でよう。
あと玉子とむね肉も茹でよう。」と杏奈
「だね。その間にピクルスを1cm角に切って…なにしよう」と胡桃
「待つしかない」と杏奈
しばらくしてそれぞれ茹で上がり、水気をよく切った。
玉子は1個とむね肉は1cm角に。
もう1個の卵は最後の飾り用にみじん切り。
マヨネーズと塩コショウで味付けしたらセルクルリングに詰めていく。
そしてセルクルリングを引き抜き飾り用の
刻んだゆでたまごをかけて出来上がり。
「見た目いいね」と胡桃
「うん。そうだね。さっそく食べよう」と杏奈
「「いただきます」」
「ポテトサラダっていえばポテトサラダだね。でも日本だとキュウリだけど
ピクルスってのが酸味を感じさせて良いね」と胡桃
「うんうん。マヨネーズだけでなくサワークリームを
足すレシピ版も食べてみたい」と杏奈
二人が食べ終わると
「さて杏奈」
「うん?」
「二学期文化祭あるじゃん。わたし店をだしたい」と胡桃が言う
「そりゃあわかるけど二人しかいないんだよ」と杏奈
「家庭科部みたいにあらかじめ作ってあるの出すのでもいい。
それかわたし家庭科部と先生に頼んでみたい。協力してくれないかと」
と食い下がる胡桃
「胡桃…わかった。わたしも出したい。やるなら作り置きじゃなくて」
「流石杏奈。そうこなくっちゃ」
「二学期始まったらすぐお願いしてみよう」と胡桃
「ねえ杏奈。二学期だよ」
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夏休みが終わり二学期が始まった。
さっそく二人は調理実習室へ行き、先生と家庭科部にお願いをした。
「文化祭ですがわたしたち食べ物屋を出店したいです。ですが二人では出来ません。
どうかご協力していただけないでしょうか」と杏奈と胡桃
先生が生徒の方をチラリとみて、家庭科部はみんなヒソヒソと話している。
すると何人か先生の方をみて
「私達手伝ってもいいけど」
杏奈と胡桃と同い年の1年生六人が言ってくれた。
家庭科部は交代でクッキーとブレスレットの販売をするだけ。
文化祭で料理をしたい人もいたのだ。
先生は「いいでしょう。あなた達はお食事研究会に協力を。他の生徒は販売を」
「「ありがとうございます」」杏奈と胡桃は頭を下げた後喜んだ。
その後杏奈と胡桃は生徒会に申請。
生徒会からは空き教室とIH調理器4台の使用が認められた。
後日、杏奈・胡桃と家庭科部の六人は話し合いをした。
家庭科部は出来れば料理を担当したい。
作る料理はなんでも良いとのこと。
まず杏奈と胡桃は接客。
それに交代でもう一人接客をすることになった。
流石に二人では接客とレジはきつい。
しかしお客様の入りが少なければ二人でまわすことになった。
さて問題の料理だが…
まずは今まで何を作ったかを見てもらうために二人はブログを見せた。
家庭科部六人はブログを見て驚いている。
「あなたたち、今までこれだけのことしてきたの?」と驚く家庭科部部員
「うん。そうだよ」と胡桃
「作るのはわかる。遠くまで食べに行ったり、工場見学もしてるんだ」
と別の家庭科部部員
「わたしたち基本食べるのが好きなの。でもそれだけじゃなくて
製造過程とか、色んな事も知りたいの」と杏奈
その後も六人はブログを見続けている。
そして家庭科部の一人が「私おやき作りたい。この前作った時楽しかったし」
他の家庭科部も頷いている。
「じゃあおやきは決定だね。具材はどうする?」と杏奈
「3種類ぐらいは欲しいね」と家庭科部
「作りたいのをお任せでいいんじゃない」と胡桃
「そうだね。あとは?」と杏奈
「あなた達はどうなの?」と家庭科部が聞いてきた
「そうねえ…」と杏奈と胡桃
八人で話し合い、おやきとけんちん汁とオリヴィエサラダに決定した。
家庭科部はおやきに三人けんちん汁とオリヴィエサラダに一人ずつ。
もう一人は接客だけどおやきの三人と交代制になった。
文化祭が楽しみだ。
「ねえ杏奈。文化祭の準備だね」
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文化祭に向けた準備をする二人。
部室で胡桃はなにやら手紙を書いている。
「胡桃なにやってんの?」
「手紙を書いてる。お礼とか色々」と胡桃
「何処に出すの?」と聞く杏奈
「しょうゆ館とマヨネーズ工場。けんちん汁とオリヴィエサラダで使うでしょ。
せっかくだからその2つのメーカーのを使わせていただきますって内容」
と胡桃が答えた
「なるほど。工場すごかったもんね」と納得する杏奈
「うん!」
手紙を出すついでに二人はホームセンターへ。
目当ては土だけになったプランターに植えるハーブだ。
ホームセンターに到着すると園芸コーナーへ。
「この時期でも結構ハーブ売ってるんだ」と胡桃
「もちろん、これから種蒔いたって育つのもあるんだから」
と何故か得意げな杏奈
せっかくなら食べれるのにしようということで、
イタリアンパセリとオレガノの苗を購入した。
部室に戻るとさっそく苗を植えて水やりをした。
その後は生徒会と先生達と文化祭の相談。
学校側から予算が出るが、少し足りないので二人でだして、
売り上げで回収できたらいいなと思った。
空き教室も見に行って、店の構成も考えたりした。
そして杏奈が働いてるスーパーに食材の手配の話もした。
家庭科部六人と調理器具と食材の確認もした。
日々文化祭の事を話してる。
なんだかんだで楽しみだ。
数日後家庭科の先生から呼び出しが。
二人は何事かと思い職員室へ。
すると先生が「あなた達二人に荷物が届いてます」
二人は心当たりがなくなんだろうと思った。
荷物は二つ。
大きい。
二人が見てみると、しょうゆ館とマヨネーズ工場からだ。
二人はさっそく開けてみた。
中身はしょうゆ5本とマヨネーズ10本。
そして手紙が。
どちらもブログを見てくれたみたいだ。
そして文化祭の成功を祈っていますと。
二人は感謝の気持ちでいっぱいになった。
二人は絶対に文化祭を成功させるぞと心に誓ったのであった。
「ねえ杏奈。文化祭だね」




