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第1話 発足あんくるキッチンラボ

毎日20:20分に投稿します。全39話です。

ここは都内の某高校


中学から仲のよかった杏奈(あんな)胡桃(くるみ)


部活勧誘のポスターを見ている


「杏奈部活どうすんの?」胡桃が杏奈に問いかける


「どうしようかな。胡桃は?」と杏奈


「特にやりたいのないんだよね」と胡桃


「わたしも」と杏奈も同意する


「ならさあ、いっそ部活作らない?」と胡桃が言った


「なんの部活?」と杏奈が聞く


「わたし達食べるの大好きじゃん。だから食べ物部」と胡桃


「なにそれ」と杏奈


「料理を作って食べて作って食べて」と胡桃


「う~ん…」と杏奈が悩む


「いいじゃん作ろうよ」と胡桃が言う


「わかった。でも二人だけ?」と杏奈


「とりあえず二人でいいんじゃない」と胡桃


「じゃあ職員室で聞いてみよう」と杏奈が言った


「れっつらご~」と胡桃


職員室で聞いてみると


申請用紙をくれた。


ただ二人で部活は通らないとのこと。


そして書いたのをみて検討すると。


「部活無理だったね~」とがっかりする胡桃


「同好会か研究会ならいいんでしょ」と杏奈


「じゃあ、お食事研究会だ」と胡桃


「活動内容は?」杏奈も少し食いついた


「作って食べて作って食べて」と胡桃


「そんなの通るわけはない」と杏奈


「杏奈ちゃん任せた」と胡桃


「じゃあ…」考えながら杏奈


そして申請用紙に色々書いて再び職員室に。


「先生、書いてきました」と胡桃


「書いたのわたしじゃん」と言って杏奈は申請用紙を先生に渡した。


「何々、食について触れ合い食の追及と研究を目的か。


活動内容の作る・食べるは分かるが体験と育てるは?」と先生


「はい。体験は工場見学や蕎麦打ちなどです。


育てるは野菜の苗やハーブを」


と杏奈が言った。


「何処で育てる?」と先生が訪ねた


「校内で使っていいとこありませんか?なければプランターで」と杏奈


「う~ん」とその先生は言って他の先生に話し出した。


「まあいいだろ。まず部活じゃないから部費はでないぞ」


そして「料理を作るのは家庭科の先生がいる月と水曜日だけ。


体験は学校ではなく研究会で交渉。育てるのはプランターだな。それなら」


と先生が言った


今度は杏奈と胡桃が話し合った。


「部費出ないって。どうしよう」と胡桃


「先生この学校ってアルバイトしていいんですか?」と杏奈が先生に聞く


「勉強に支障のない範囲ならいいぞ」と先生


「わかりました」と答える杏奈


そして胡桃に「資金はアルバイトしなきゃだね。それでいい?」


「おっけいだよ。杏奈ちゃん」


「先生この内容で研究会を申請します」と杏奈


「そうか。一階の端に今、用具置き場と化してる部屋がある。


そこを使っていいぞ」


と先生からの言葉。


二人はまさかの部室提供を喜んだ。


「もちろん自分たちで掃除な。


用具は隣の同じ空き部屋に置いといてくれればいい」


と先生が言った


「「わかりました。ありがとうございます」」


二人はそのまま言われた端の部屋に向かった。



「荷物多いね」と胡桃が言った。


文化祭やらで使うと思われるものがたくさん置かれている。


まずはこれらを隣の部屋に移動。


机と椅子はとっておく。


パソコンが1台ある。


ネットに接続可能だった。


これには二人は大喜び。


後は全て移動した。


「これから掃除かあ。明日にする?」と胡桃


「いいえ。この勢いでやっちゃいましょう」


と杏奈は言い、教室から掃除用具一式を持ってきて掃除を始めた。


雑巾がけが大変だった。


そして掃除が終わって一息ついた。


六畳ぐらいの狭い部屋に机2つに椅子2つ。


そしてパソコン1台。


これだけだけど、二人は満足した様子。


「ねえ杏奈。私たちの活動をブログに記録しない?」


「別にいいけど」と杏奈


「まずは名前だね。○○高校お食事研究会かな」と胡桃


「なんか堅苦しくない?」と杏奈が言った


「やっぱり」と胡桃


「わたし達杏奈と胡桃じゃん。だから”あんくるキッチンラボ”ってのは」


と杏奈が提案した


「おおいいねえ。ところでラボって?」と胡桃


「ラボラトリーの略称で実験室や研究室」答える杏奈


「流石杏奈。それでいこう」と胡桃


こうして○○高校お食事研究会、通称あんくるキッチンラボが誕生した。


--------------------------------------------------


翌日の水曜日、放課後二人は部室(研究会だけど)に集まった。


「杏奈これからどうする?」


「今日水曜日じゃない。だから調理室使っていい日じゃん、だから料理は?」


と杏奈が言った


「いいねえ。さっそく作って食べよう。何にしようか?」と胡桃


「初めての活動だから、見栄えの良いものかな。


それを活動記録のブログののせる」


と杏奈が言った


「見栄えのいいのねえ。オムライスに文字書くとか?」と胡桃


「メイド喫茶かい!」杏奈がツッコむ


「ハンバーグに旗立てて…」と胡桃


「お子様ランチかい!」またもやツッコむ杏奈


「え~」と不満な胡桃


「まじめに考えなさい」と杏奈


「じゃあネットで調べよう」と胡桃が言った


「最初からそうしなさい」と杏奈


「ねえねえ、どうせならさ、世界中の食べ物作らない?


もちろん日本のも作るけど」


と胡桃が提案


「いいねえ。まさになんだっけ……食について触れ合い食の追及と研究だね」


とこの前咄嗟(とっさ)に言ったことを思い出す杏奈


「あとさあ、まだバイトもしてないし、


お金に余裕があるわけじゃないじゃん」と胡桃


「うんうん」相槌(あいづち)をする杏奈


「だから映えるに加えて、安い、美味いもだね」と胡桃


「胡桃がまともなことを…」


「わたしをなんだと思ってるんだ」と不満そうな胡桃


「言わなきゃいけない?」と杏奈


「ひどいよ!ってこれどう?北海道のチーズ焼きっての。


見た目よいじゃん」


と胡桃が言った


「どれどれ。材料は…アスパラガス・じゃがいも・ベーコン・


コーン缶・塩・コショウ・シュレッドチーズか」と考えながら杏奈


「どう?」と胡桃


「いいんじゃない。二人で500円ずつぐらいか」賛同する杏奈


「う~ん絶妙な金額。まあ1食分としてみると妥当かな」と胡桃


「じゃあ買い出しだね」と杏奈


「スーパーにれっつらご~」なんかノリが古い胡桃


二人はスーパーに向かって材料を購入。


調理器具は調理実習室にあるのを使うとして…


「お皿や箸ってあるのかな?」と胡桃


「あるんじゃない…多分…」と自信なさげに答える杏奈


「今後も考えて買って行く?」と胡桃


「そうだね100均にも行こう」と杏奈


こうして皿やら箸やらを購入した。


学校に戻ると、そのまま調理室へ向かって行った。


調理室では家庭科部が料理をしている。


空いてる端の調理台を借りて調理開始。


鍋に火を着け煮立ったらまず一口大に切ったじゃがいもを茹でる。


そして3~4cmに切ったアスパラガスも茹でる。


その間にベーコンを2cmの幅に切っておく。


その後耐熱皿に茹でたじゃがいも・アスパラガスに


ベーコンとコーンも入れ塩コショウ。


最後にシュレットチーズを乗せてオーブントースターで


チーズが溶けるまで焼けば完成。


そしてオーブントースターを開けた瞬間、


こんがりチーズの溶けた匂いがたまらない。


「いい感じじゃない。チーズが焼けて溶けているのと


アスパラの緑とベーコンの赤がいいね」


といって胡桃はスマホで撮っていく。


「はいチーズ。なんてね」胡桃


「・・・」杏奈


先生と家庭科部がちらちら見てるが気にしない。


何処で食べるかの話になり、近くなので部室に戻って食べることにした。


「「いただきま~す」」


焼けて溶けたチーズが美味しい。


主役のチーズに、じゃがいものホクホク感にベーコンと


アスパラ・コーンがよいアクセント。


見た目よし、味よし、価格…よし?


二人は満足した。


さっそくネットにアップした。



「じゃあとりあえずバイト探さなきゃだね。


バイトなんだけど月と水が作れる日だから、


火・木で希望ださない?」と杏奈


「それで探そう。金・土・日は?」と胡桃


「週末は体験とかに使ったり、休み入れたり、勉強したりだよ」と杏奈


「そうだね。それらも大事だね」と胡桃も納得。


「じゃあ明日はお互いバイト探しで次は金曜に」と杏奈が言った



こうして初めての料理は終わった。


次は食べに行く?どこかに体験?それとも?


二人の楽しみはつきない。



「ねえ杏奈このお店とかどう?」

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