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初の変異体・デカ的

前回のあらすじ…

無事に朝を迎えられた一行…

シンは手慣れた手つきで、隠れていた感染者たちを誘い出し、処理する…

だが、その手慣れた様子から、仲間内では、シンの不信感が募っていく…

更に、晴人がシンのメモについて言及すると、シンはそれを見せ、それがスコア表であることが判明した…

そして一行は、感染者の波から逃げる為に、再び進んで行く…


シンが遮蔽物に隠れながら先行する…

シン「(ブンブン…)」

シンは声を出さずに、手で合図をする…

声や音を出したら、感染者たちが反応してしまうからだ…

車や壁に移りながら、一行は着実に進んで行った…

だが、晴人は一つの疑問があった…

晴人「(小声で…)ねぇ…なんでシンは俺たちに索敵させないのかな…」

晴人の言う通り、シンは何故か自分で索敵をしている…

使い捨ての盾である艾や菫、麟や晴人に索敵させるのではなく…

もし仮に襲われても、盾であれば見過ごして、自分はそこから逃げればいいだけなのに、何故かそれをしない…

艾「(小声で…)さぁ…私たちに期待してないんじゃない?」

麟「(小声で…)いや…多分…私たちはあくまでいざって時の盾…無駄に消費したくないんだと思う…」

菫「(小声で…)一理あるでしょうね…」

使い捨ての盾と言えど、無限ではない…故に節約したいのだろう…

車の影に隠れると…

シン「(フッ…)」

シンは突然振り向き、静かにするようにジェスチャーした…

すると、重々しい足音が響く…

晴人が下からのぞき込むと…

まるで力士のような感染者がいた…

この重々しい足音の主である…

シンは晴人たちに回り込むように指示をする…

しかし…

(パキッ…)

木の枝を誰かが踏んでしまった…その音に気付いた感染者がゆっくりと振り向く…

すると感染者の後ろから、シンがナイフを持って、感染者の目に突き刺す…

シン「そのまま‼地面と‼相撲でも‼取ってろ‼」

ナイフを奥に奥に押し込むシン…しばらくして、感染者は動かなくなった…

シン「っち…手こずらせやがって…」

シンはナイフに付いた血を払って、ホルダーにしまい、例の如くメモを取り始めた…

シン「………(ブツブツ…)」

シンは何かをブツブツ言っていた…が、聞き取れない…

晴人「シン…ごめん…」

シン「まったくだ…木の枝を踏んだ誰かのせいで死ぬところだったからな…」

艾「あんたねぇ…」

晴人「いいんだモギ…事実だし…」

晴人の靴裏を見ると、木片があった…

シン「これからは気を付けとけよ?地雷壁?」

またもやあだ名のランクダウンである…

晴人「くそ…」

一行は再び足を進めた…感染者の波から逃げるために…


続く…

この度は壊れた世界の嘆きの歌を読んでいただきまして誠にありがとうございます。

1か月と20日ぶりの更新、作者の妖峰輪廻です。

最近オタ転魔族とてんゆりの更新をしていたのもあり、壊ラメのネタもあまり思いつかず、このようなことに…

楽しみにしていた方、申し訳ございません…

これからも、不定期更新にはなってしまいますが、最後までお付き合いしていただけると幸いです…

それでは、また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。

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