家族の晩餐、並ぶは肉か…はたまた…
前回のあらすじ…
一行は黒い波から遠ざかるために歩いていたが、日が沈む時間になってしまう。
仕方なく近くにあった市営住宅にて夜を明かすことにした一行…
しかしそこで生きながらえていた3人親子と遭遇することに…
晴人たちは、これも何かの縁だと言われ、家族と食事をすることになった。
父親「では、ここで座って待っててください。」
母親「すぐに準備してきますね。」
父親と母親はリビングに晴人たちを座らせてキッチンへと向かった。
菫「ありがとうございます、よい…しょ…」
晴人「ふぅ…すこしは気が抜けそうだね…」
艾「このところずっと歩いてたし、まともな所で寝れてなかったしね…」
麟「足がパンパン…」
各々足をもんだり、首を回したりして、歩きの疲れを少しでも癒している…
シン「……」
だがシンだけは、ナイフや投げるようのナイフ、ハンドガンの手入れをしている…
晴人「こんな時でも道具の手入れ?」
シン「こんな時だからこそだよ…次いつこうやって比較的安全な場所に来れるかわかんねぇんだから…」
シンは腰につけているウエストポーチを外し、中を入念に確認している…そして中からはいろいろ取り出す…
ハンドガンのマガジンが4つ、黒い細い筒が3本、ナイロンロープ、ウェットティッシュ、小さな石…
そしてリュックから水の入ったペットボトルを取り出す…
シン「……」
シンはある程度取り出すと、小さな石に水を一滴垂らし、その石でナイフを研いでいく…
子供「おにいさんなにしてるのぉ?」
シン「……」
子供が興味津々に近づいてくるが、シンは気にせず手入れを続ける…
晴人「そっちは危ないからこっちおいで?」
子供「はーい♪」
シン「……」
そこからは、規則的な金属を研ぐ音と、キッチンから聞こえてくる音しか鳴らなかった…
しばらくして…
父親「お待たせしました、こちらどうぞ。」
運ばれてきたのは、この壊れた世界ではめったにお目にかかれない肉を使った料理だった。
晴人「えっ⁉」
麟「こんないいもの、頂けませんよ‼」
艾「そうです‼私たち缶詰でいいんで‼」
菫「作ってもらって申し訳ないですけど…」
さすがに悪いと思ったのか、晴人たちはこれを返す…
母親「そうですか…」
父親「遠慮しなくていいのにな…」
両親がわかりやすく肩を落とす…
結果、晴人たちは缶詰を食べることになった。
そして、晩御飯を食べ終わると…
父親「では、皆さんのお布団はここに置いておきますね。」
晴人「何から何までありがとうございます…」
母親「いえいえ、困ったときは…助け合いですから…」
晴人「本当にありがとうございます…何かあったら、遠慮なく言ってください。」
父親「えぇ、それでは…」
子供「おやすみなさ~い♪」
艾「おやすみ~♪」
親子は自分たちの部屋に戻った…
菫「あれ?そういえばシンさんは?」
気が付くとシンの姿が見えなかった…
麟「そういえばさっき、外の空気吸ってくるって言ってたよ?」
晴人「こんな時でもか…」
一方、外にいるシンは…
シン「……(スンスン…)」
ベランダの床を指でなぞった後に、匂いを嗅ぐ…
シン「ここも……………」
続く…
この度は壊れた世界の嘆きの歌を読んでいただきまして誠にありがとうございます。
好きな作品の考察を話す相手がいない悲しきゲーマー‼である作者の妖峰輪廻です。
考察は話したいんですけど、それを話す友達がいないんですよねぇ…
あ、ちゃんと友達はいますよ?飲んだりボケたり叫んだりするような平成を生きた野郎共が。
まぁこの話は置いておいて…
今回はちょっと意味深な回でしたね。
どうなるかは、楽しみに待っていただけると幸いです。
ただ、壊ラメに関しては完全自己満で書いてるところがありますからね…
それでは、相変わらずあとがきの終わり方が雑魚ですが…
また次のお話でお会いできるのを楽しみにしております。




