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18話クエンさん達の秘密

投稿!

誤字脱字あったらすいません。


「大叔母様、お二人とはお知り合いで?。」


「えぇ、そうよ。なんせ貴方の為にポーションを譲ってくれたのは彼らなのだから。」


とクエンさんに手を向けられる。

これは正式に挨拶をした方がいいかもしれないな。


「初めまして、ルートル王子…………。ちょっとすいません、師匠!隠れてるのバレてますからね。」


ビクッ


「バレてたのか…。」


「それはもちろん。弟子ですからね。」


ゴホン


「改めまして、僕はエルフォスで冒険者をしている、花薫と言います。そして隣にいるのが同じく冒険者をしている妹のチカです。」


「初めまして、ルートル王子。」


「ルートル王子が、とある冒険者を探していると言う知らせが耳に入ったのはつい先程の事で、王子にはご迷惑をお掛けしました。」


「すみませんでした。」「私からもごめんなさい。」


そんな僕らの謝罪に驚いたルートル王子が


「いえ。僕は、僕を救ってくれた冒険者に感謝の気持ちを伝えたいと動いていただけですので、迷惑などと思っていません。」


「僕の方こそお2人にご迷惑を掛けているのではと思っていました。花薫さん、チカさん、助けて頂いてありがとうございます。おかげで今は楽しく過ごせています。」


と爽やかな笑顔で感謝をしてくれた。

え…、弟にならない?。


「お兄ちゃん…。私と王子を左右見しながら、見比べないで欲しいんだけど。」


そんな事を考えているとチカにジト目をされながら注意をされてしまった。

いやぁ…、よく出来た子だったからついね…。


「それにしても、クエンさんとダログさんが王族だったなんて…。気付かなかったなぁ…。」


「ん?俺達はてっきり花薫から話を聞かされてるとばかり思ってたんだけどなぁ…。」


そんな師匠の言葉にチカがなんの事?と頭を傾けていると、師匠がお前って奴は…と、ニコニコした表情で僕に肩組をしてきた。


はぁ…。これは僕が伝えないといけないやつだなぁ…。


「確信がなかったし、師匠とクエンさんの秘密を探る様な事はしたくなくて、チカには言えなかったんだけど…。」


と僕は


・クエンさんに案内されたドレッシングルームの衣装達が高価な物であった事


・着替えている途中にチラッと見えた、写真がお城で撮られた家族写真であった事


・ダイヤモンドがこれでもかと散りばめられているブローチを平然と僕らに貸せる事


・肖像画に描かれている紋章と僕達が着ている服に似た紋章がある事…etc


「これらを踏まえるとクエンさん達は王族なんじゃないかと感じていた訳だよ。」


「なるほどねぇ…。お兄ちゃんはすごく考えて動いてたんだね。私なんて、まだまだなんだなぁ…。」


「はぁ…。ゲームの経験度は私の方が上なのに。」と残念そうな顔をチカはしていたけどそんなに落ち込む必要なんてないんだよなぁ…。


確信を着く発言や肖像画に描かれている紋章の違和感をチカが見つけてくれなかったら、クエンさん達が王族であるという答えに辿り着けなかったのだから。


だからこそ、もう少しチカも頭を捻れば同じ答えに辿り着けていたん訳で。


「あともう少しだな。」


「兄ズラすんな。」


「兄だもん。」


そんな僕達兄妹の話をニコニコした表情で聞いているルートル王子が突然、何かを思い付いた様に手をぽんと叩き


「それで、お2人は王族の証である伝統な衣装を着ていらしたのですね。」


「「え!?。」」


「なんて言いました、王子?。」


「えっと…。伝統な衣装を着てらしたのですね?。」


「その前です。」


「王族の証であるですか?。」


お、王族の証…。


「し、師匠…。どうしてそれを言ってくれなかったんですかぁあああ!。」


「そうだよ、そうだよ!。危うく窃盗罪で捕まる所だったよ、クエンさん。」


「クックック。ドッキリ大成功だな、クエン。」


「ふふふふ、そうね貴方。」


そうだ、この夫婦達は僕達兄妹の意見を何も聞かずに弟子にしてきたり、刺繍をみっちり教えたりしてくる、優しい顔をした鬼である事を忘れていた。


「これは1本取られたな。」


「だね。」


そんな僕達の様子を見兼ねた王子が


「大叔母様、大叔父様、イタズラがすぎます。」


ダメですよ。と可愛らしく手をバッテンにしながらが2人に注意をしてくれた。


「ルートル王子…。」


「どうしようお兄ちゃん。クエンさん達が悪魔でルートル王子が天使に見えてきたんだけど。」


妹よ、その気持ち良く分かるぞ。こんな愛しい天使な姪孫に注意をされて静かに落ち込んでる悪魔な2人を見てるとなんかちょっと笑っちゃうな。


「2人は反省してください。すいません、花薫さんチカさん。」


「全然ですよ。見てて楽しかったですから。」「私も!。」


「でも改めて、ルートル王子とクエンさん達の絡みを見てると2人は王族なんだなぁって感じたなぁ…。」


「だな。」


そうですよねぇ。とルートル王子は詳しい血縁関係について教えてくれた。


・クエンさんはルートル王子の祖母の姉らしく隣国の地へ嫁いだお嬢様だった。


「だからあんなに刺繍が凄腕だったんだ。」


・嫁いだ先の旦那様が僕の師匠であるダログさんなのだとか。


「し、師匠が、一国の王子…。有り得なさすぎる。」


僕の発言を聞いていたのか、ばんと思いっきり師匠に背中を叩かれる。


「痛い、師匠!。」


「一言、余計だ。」


「すいません…。」


・そんな2人は長きに渡り国をまとめ続け、次の世代へと国を任せた後に、2人の長年の夢であった、一般人としての生活を楽しんでいる。


「訳なんですよ。」


「懐かしいなぁ…、クエン。」


「そうねぇ、貴方。」


なんて懐かしんでいるクエンさん達にチカがプロポーズの言葉はなんだったのとか、1番高い買い物はなに?とか色々雑談をしているといると突然扉からノック音が聞こえてきた。


コンコンコン


「入りたまえ。」


「お話の途中に申し訳ありませんルートル殿下。グエル陛下が息子を助けてくれた冒険者に人目会いたいとお呼びです。如何なさいますか?。」


そんなメイドさんの話を聞いたルートル王子は真っ直ぐな目で僕とチカを見つめて


「僕の意見ではなくおふたりの意見をお聞きしたいです。」と僕らを尊重してくれた。


う〜ん。正直な話これ以上目立つのはと思うけど…。この国の王様と会う機会なんてこの先きっとないはず。

それに、僕の考えだとグエル陛下に会うことが次の重要イベントに繋がるピースな気がするんだよな。


「私もお兄ちゃんと同じ意見だよ。」


流石だなぁ…。


「是非、グエル陛下とお会いしたいです。」


「私も同じ気持ちです。」


「おふたりとも、父のワガママに付き合って頂きありがとうございます。」


こうして僕達兄妹はルートル王子、そしてクエンさん夫婦と一緒にグエル陛下が待つ玉座に向かうのであった。

読んで頂きありがとうございます。

陛下、殿下、王子、王様、大叔父、大叔母、孫 、姪孫

やばいです、頭がパニックです。なんでこんなに自分の首を自分で絞めてるんでしょうか。

ブックマークと評価もいつもありがとうございます。

重要なイベントがもうすぐで始まるのでちゃんと書けるか不安です。頑張ります。

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