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1話 いざ世界へ


「ただいま〜」


紙袋に入った大事な品を誰にも取られない様に抱えながら、僕は一人暮らしをしている自宅に帰ってきた。


「改めて見てもヘッドセットの強化版にしか見えないな、やっぱり。」


VRMMOの世界に行くには頭に強化版ヘッドセットと専用手袋と専用靴下を装着して脳と身体をゲームの世界に繋げる身体リンクしないといけない


詳しい事はその道の専門でもないのであんまり分からないけど安全は保証されている


一時期はVR自体に批判的な声も多くて、脳に影響がとか身体にとか苦情が多かったらしいけど


医学的に()()()操作をしなければ問題は無いと正式に発表を受けてからはVR業界の勢いは止まることを知らず、凄まじいスピードで進化して行った。


VRMMOのゲームもその一つだ


身体に影響が無いとはいえ、靴下と手袋、そして忘れてはいけないヘッドセットで別次元に行けるなんてすごく便利な世の中になったもんだ。


それにしてもVRMMOの世界に入る前にゲームには必ず入ってる説明書に目を通そうと思ったんだけど、運営さん、適当がすぎるよ。


――――――――――――――――――――――――


説明書を読んでいる、そこのあなた。こんなの読まなくていい、fvenの世界へ今すぐ飛び込むんだ。

説明書不要!。

世界へ飛び込むと高性能AI 事 あいちゃんがあなたを出迎える為に待っているぞ。


さぁ今すぐ IN Fve online 〜世界は永遠に〜 の世界へレッツゴー!


――――――――――――――――――――――――


「ははは…」


つまり運営さんは、事前にゲームの情報などを調べたりせずに自分で考えて行動して時には悩みながら楽しめと文字からひしひしと伝わってくる。


ゲーム全般初心者な自分からすると投げやりすぎるが故に始める前からだいぶハードモードではある、だけどこれもまたひとつの勉強だ。


「よし。」


右も左も分からないけど、楽しんだ者勝ちだよね。


「じゃあ fvenの世界へ 飛び込むぞ〜!。」


――――――――――――――――――――――――


<IN Fve online 〜世界は永遠に〜 へようこそ>



脳内にAIらしき声とPVが流れてくる。


<当然別の世界へ導かれて驚かれた事でしょう。私はウェンダルク fvenと言う世界の女神をしています。>


<無理を承知でお願い致します。どうか私の世界を助けて頂きたいのです。>


<fvenの世界では今まさに冒険者を求めているのです。世界を襲った謎の揺れにより、巨大なボスモンスター達が目覚めてしまい様々なエリアに現れ始めました。


その影響により国同士の交流が絶たれfvenの世界を生きる住民達は不安な毎日を過ごしています。>


<そんな世界をどうか異世界の冒険者(プレイヤー)あなた達に救って頂きたいのです。>


ー 女神 ウェンダルク が 住民の為に頭を下げています。 貴方はこの願いを拒否することも可能です。ー




「YES」  「NO」




「それはもちろん。」


ーYESを選択しましたー


<ありがとう、異世界の冒険者よ。>


<先へ進むと扉があります、扉の先には私の子供が待っています。突然の別世界です、何か困り事が起きる場面もある事でしょう。そん時は私の子供に頼ってください。>


<どうがお気を付けて。私はこの場から離れられない身、空から見守っております。この世界をどうか、どうかよろしくお願い致します。>


――――――――――――――――――――――――


「それにしてもウェンダルクさん 綺麗な顔してたなぁ。女神みたいだった。」


僕は今 女神 ウェンダルクが導き出してくれた扉までの光る道筋に合わせて足を進めている。


「これもチュートリアルの一環なのかな、しっかり手足が動かせるかどうかの。」


さり気なく歩行動作のチュートリアルが入る、ゲームの世界観を阻害しない配慮をいざ体験すると、このゲームがどうして人気になったのか理由が少し分かる気がする。


「PVストーリーも、僕自身がfvenの世界に馴染めるのか心配だったけど、それも杞憂だったや。」


「思った以上に没入しちゃったなぁ。ウェンダルクは人ならざるものではあるけど、質感が生きてる人間のそれにしか見えなかったんだよなぁ…。」


そんなウェンダルクの子供が扉の先で待ってると言ってたっけ…誰なんだろう。

読んで頂きありがとうございます

VRの接続説明無理スギィー

ウェンダルク 女神みたいだった。ツッコミ不在(ノ∀`)

誤字脱字あったらすいません。

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