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15話 助けて魔女っ子エリナさん

投稿!

自分が小説書いて満足したタイミングで投稿してるのでタイトルが思いつかない時があるんですよね。

なくてもいいかなぁ…


「へぇ〜。マリィのお手製ポーションですか…。」


・・・え!?


「い、今!。マリィのお手製ポーションって言いました?」


「は、はい。そう言いましたけどお兄さん知ってるんですか?。」


し、知ってるも何も、持ってるからなぁ……。


でも待ってよ。

確かマリィは、「手作りのポーションを誰かにあげるのって初めて」って言ってたよなぁ…。

つまり、マリィのお手製ポーションを持っているのは僕しかいないわけで…。


え?。それじゃあ王子が探してるのって…。


いやでも待て待て、仮にそうだとしてもポーションを譲ったのはクエンさんにだけ。


そんなクエンさんは孫に飲ませてあげるって話してくれて。

でもルートル王子は大叔母から貰ったと言っていたんだよなぁ…。


これだと、どちらかが嘘を着いてるって事になるのか?。あ〜ダメだ、頭がごちゃごちゃしてきた。


頭の中を整理する為にもまずはチカに連絡しよう。


「い、いやぁ。勘違いだったかもです。すいません。はは…。」


――――――――――――――――――――――――


フレンド 冒険者 チカ


メッセージ


「チカ…。ちょっと相談事が…。」


「なに?。もしかしてだけど、ルートル王子が探してる冒険者が僕だとか言わないよね?。」


「ルートル王子が探してる冒険者が僕かもしれない…ってよく分かったな。」


「やっぱりねぇ〜。」


「やっぱりねぇ〜…ってチカ、知ってたのか?。」


「いや、全然。なんかそんな気がしただけ。で、その証拠はお兄ちゃん。」


「その事についてなんだけど、僕達の後ろに居た、魔女っぽい女性冒険者さん居たの覚えてるか?。」


「あ〜、あのどデカい紫とんがり帽被った、お姉さんね。」


「その人が教えてくれたんだけど。元々ルートル王子は病弱で大叔母がとある冒険者から譲り受けた、ポーションを飲んで王子の体調が改善したらしいんだ。だがらルートル王子は自分を救ってくれた、冒険者を探してるらしいんだよ。」


「それで?。」


「そのポーションの名前が、マリィのお手製ポーションって言うんだけど、このポーションを実は持ってるんだよね。」


「え?。それガチ?。」


「ガチガチのガチ!。」


「待ってお兄ちゃん!その話、誰にも言ってないよね?。」


「ぁあ。言ったらとんでもない事になりそうで黙ってるよ。」


「さすがの危機管理だよお兄ちゃん。今行くから待ってて!。」


――――――――――――――――――――――――


「はぁ…はぁ…お待たせお兄ちゃん。」


「ごめんな、急かさせちゃって。」


「全然大丈夫。それで例の(ブツ)は?。」


(ブツ)って言うな(ブツ)って…


「これだよ。」


アイテム欄から他の冒険者に見られないように隠れてマリィのお手製ポーションをチカに見せた。


「うん…。私のスキル[鑑定]でもしっかりと説明にマリィのお手製ポーションって書かれてたね。」


「だよなぁ…。これからどうするべきだと思う?。」


「う〜ん……。簡単なのはこの列に並んでる1人ずつに王子が探してる冒険者は僕ですって言いながら順番譲ってもらうとかぁ?お兄ちゃんできる?。」


やろうと思えばできるだろうけど…。

そもそも信じてもらえるかどうかも怪しいよなぁ…。


「信じてくれるかだよなぁ…。」


「そう。問題はそこなんだよね。この一週間の間にルートル王子が探してる冒険者は俺だ!詐欺が多すぎて、真の冒険者論は皆もう信用してくれないんだよね。」


「だから、この長蛇の列に大人しく並んでるのが正しい選択な気がするよ。全然動かないけどね。」


「だよなぁ…。」


しかも、このゆっくりな進み具合を見るからに、不安になってくるのがイベント終了時刻までにクエストをクリア出来るかどうかだ。


「イベント終了時刻までに王子とそもそも会えると思うか?。」


「会えるとは思うよ。でもイベントクエストを時間内に終わらせられるかは分かんないかもね…。」


それは…、困ったもんだなぁ…。


「「はぁ…。」」


「どうしたんですか2人とも。そんな浮かない顔をして。」


と落ち込んでいる僕らを見兼ねて魔女っ子エリナさんが声を掛けてくれた。


「あ…えっとですねぇ……。」


うーん…。これはポーションの話をするべきか、しないべきかどう立ち回るのが正解だろうか。


そんな返答に困っているとチカと目が合い、私たち二人じゃ埒が明かないから見せちゃってもいいと合図が送られてくる。


やっぱりゲームの世界だと頼りになるなぁ。

了解!。


「エリナさん。驚かないで聞いて欲しいんですけど、実は僕、マリィのお手製ポーションを持っているんです。」


僕はアイテム欄からポーションを取り出しエリナさんに見せる。


「これ、本物ですか?。」


ポーションを見たエリナさんは周りにいる冒険者にバレない声量で尋ねてくれた。


これは確認してもらうのが1番手っ取り早いかもしれないな。


「エリナさんって鑑定スキルとか持ってますか?。」


「はい。持ってますよ。」


それは良かった。口で説明するよりも本人に確認してもらった方が説明する時間が省けるし信用度も違うはず。


「じゃあ、スキルで鑑定してみてください。」


「分かりました。」


()()()。とエリナさんにポーションを手渡すと、エリナさんは鑑定スキルを使い始めた。


「う〜ん…。なんとも不思議な光景だなぁ…。」


鑑定スキルを使用している冒険者の姿を傍で見てるとポーションを1点集中して見ている怪しい人にしか見えないだよなぁ。


「ちなみにお兄ちゃんも鑑定スキル使うとあれだよ?。」


「まじで?。」


「まじ。」


兄妹2人で呑気な会話をしている間にエリナさんの鑑定が終了し「ありがとうございました、本物でした。」と驚きの表情を見せながらポーションを返してくれた。


「このポーションが本物という事は王子が探してる冒険者はお兄さんで間違いなさそうですね。」


「そうなりますね…。」


「となると…お2人はどう立ち回るおつもりですか?。」


エリナさんに尋ねられ僕らは悩みに悩んだ結果、この行列が進むのを待つ選択肢をした事を伝えると、エリナさんは「ここはひとつ私も協力させてください。」と頭を下げられてしまった。


「頭を上げてください。逆に僕達からもお願いしたいぐらいですよ。」


「そうですよ。私とお兄ちゃんだけじゃ行き詰まってて困ってたの。だからいい策があったら教えて欲しいんです。」


僕達の言葉を聞いたエリナさんは、少し申し訳ない表情でヒントを得た掲示板で僕のポーションがどう作られたのか聞いて欲しいとお願いを承諾してしまい更に僕達兄妹と仲良くなろうとしたと謝罪をしてくれた後に、僕が怪しいのではと掲示板で噂になっている事を教えてくれた。


「だからこそ、逆にこの状況を逆手に取るのはどうでしょう。」


「お兄さんが話題に上がっているこのタイミングで、ポーションはお兄さんが持っているんだと掲示板に写真を貼って知らせてしまえば、この掲示板を見たプレイヤーからプレイヤーにと噂が広がるんじゃないかと思ったんですけどお2人はどう思いますかね?。」


なるほど…。この状況を逆手にとるかぁ…。

正直気乗りはしないけど、そんな事を言ってられないほど時間が迫ってきてる。


「僕はいいと思います!。」


「私もいいけど…。お兄ちゃん大丈夫なの?。ついこの間、掲示板で炎上したばっかで、また掲示板で悪口書かれるかもなんだよ?。」


なんて優しい妹を持ったんだろう。でも妹よ兄というのはそんな弱い生き物では無い。

そしてたまにはかっこいい兄の姿を見せたい見栄張りだという事を忘れないで欲しい。


「大丈夫だ。ありがとな、チカ。でも兄さんは強いから悪口のひとつやふたつ何の問題もないよ。」


妹はおにぃがそこまで言うならと渋々承諾してくれた。


「すみません。お兄さんに辛い役目を押し付けてしまう流れになってしまって。」


「全然です。このイベントの裏には重要なクエストがあると妹から教わってます。幾らイベントの内容を知らなかったとしても皆さんに迷惑を掛けた事実は変わらないので、それぐらいヘッチャラです!。」


「それでは、掲示板に書かせて貰います!。」


〜〜3分後


「やっぱり掲示板効果はすごいな。」


周りに並んでいる冒険者達からチラチラと視線を感じるようになってきた。


「じゃあ2人とも、ここからどうするか考えようか。」


「そうだね、お兄ちゃん。」


3人で計画を立てようと集まるとエリナさんが焦った様子で「ちょっと待ってください。」と掲示板を表示する


「すみません…。私も何故こうなったのか分からないんですけど。実質No.1クランとも言われている、BRIGHT(ブライト)が2人を案内する、とこちらに向かっているそうです……。」


「BRIGHT?。」

読んで頂きありがとうございます。

書きたいことが多くて今回は前の掲示板エピソードの主人公編でございました。

次回は出すだけだして影が薄くなっていたクランBRIGHT達を出したいなと思ったのでそのクランも踏まえつつ、物語が大きく進んでいくと思います。

多分…きっと…

ブックマークありがとうございます。

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