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塔の上のラプケンタウロス

   むかしむかし、フランスのお城から

   湖を挟んで離れた森

   塔の上で飼われているプリンセス

   名前をラプンツェルと言います

   過保護なママの言いなりで

   モジモジするとはなけない

   ああ実になさけない


   今日も趣味の筋トレした後

   ママの悪口マシンガンをまにうけて

   しょんぼりしながらポケーっと


ラプンツェル「あー。なんかおもんな」

ママ「ラプンツェル、歌ってちょーだい」

ラプンツェル「はーい」


   こうして無駄に日常を過ごしていた。

   ある日……



ラプンツェル「バク宙いきまーす。そぉい」


   ぐるんぐるんぐるん ゴキッッッ


ラプンツェル「ひでぶ」


   ラプンツェルは床に頭を打ちつけて

   首をありえない角度曲げて

   骨折音をド派手に響かせてしまいました。


ラプンツェル「おおおおお、おお?」


   立ち上がり、自分の上腕二頭筋をぺたぺた

   顔をぺたぺた


ラプンツェル「ここはどこ? 私は誰?」


   まだ目を回しながら

   スクワットをしました。


ラプンツェル「つっよ。この肉体つっよ」


   右ストレートと腿上げをして

   ブロックと回避の練習もして

   急に、腹の底から、不気味な笑みを


ラプンツェル「うへ、うへへへへへへへ」


   そして腹を抑えて大爆笑し


ラプンツェル「私が王子様だァァァァァァ」


   キッ!


   ダッシュ!


   窓にタックル! バリィン


   2階から自由落下!


ラプンツェル「アイキャンフラーイ」

ママ「え、何の音? ちょっラプンツェル、ラプンツェェェェェェ……」


   こうしてラプンツェルは森の奥へ消えました

   後からカラスが飛び立ったり

   馬の絶叫が響いたり

   色々ありました



〜〜〜〜〜〜〜〜



◯森のレストラン


   ヤクザと軍隊が抗争をしていた

   ダダダダダ ダダダダダ


ラプンツェル「なにかしら」


   ダダダダダ ダダ ダダダダダ


   男たちが、違いにガトリングガンを向け合い

   ガチの殺し合いで血を流しておりました


ラプンツェル「筋肉を使わないとはけしからん」


   ラプンツェルは

   宙返り、シュタン

   ガトリングガンを取り上げて

   握力!

   メキョメキョメキョ

   男たちは殺し合いをやめました


ラプンツェル「やっぱり筋力」


   ラプンツェルはどっかへ走り去りました


〜〜〜〜〜〜〜〜


◯城下町への橋


   白馬と泥棒が腹パン合戦をしていた

   違いの横っ腹に強打撃を押し込んで

   そこに割り込みラプンツェル


ラプンツェル「うほ。いい筋肉ですね」

白馬「ひひ?」


   ラプンツェルは馬の腹を撫ではじめた

   馬を地面にゆっくり押し倒し

   癒し系の手つきでゆっくりと

   腹や手足の付け根をねっとり

   すりすりすりすり


白馬「ひひーん」

ラプンツェル「合体しましょう」


   融合発動!


   ラプケンタウロス召喚!


ラプケンタウロス「さあ行くぞー。ヒヒーン」

泥棒「ファーッ!?」


   走れラプケンタウロス!

   橋の向こうへ!

   あのお城を目指して!


   めでたし めでたし


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― 新着の感想 ―
[一言]  やっとでた!  ケンタウロス形態最強ですね(意味深)  塔の上で飼われてたら、筋肉がもったいないですから。  筋肉は、狭い部屋で飼いならすものではなく、広い世界で研鑽してこそ。
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