僕はビンボー道を極めて幸せになりました!
十九
基本的に自然な川の流れに任せるのが、私が理想とするビンボー道である。実際に来る人拒まず、去る人拒まずの精神で活動してきた。
既に途上国での生活は長いが、海外ボランティアの希望国はエジプトだったのに、派遣元から「フィリピンに行って欲しい」という提案を受け入れたし、国際NGOのプロジェクトではインドを希望したが、先方から「ネパールに行って欲しい」と言われて、これも受け入れた。また同じく国際NGOのプロジェクトでアフリカのウガンダを希望したが、先方から「(アフリカの)マラウイに行って欲しい」と言われて受け入れた(この話には落ちがあって、最終的にはウガンダのプロジェクトにも携わることになった)。
自分の希望は通った試しがないのだ。しかしながら、その瞬間の現場の判断で全て快諾してきた。ビンボー道の求道者たるもの、本当にモノを所有していないので、いつでもフットワークが軽く、軽いノリで世界中、どこでも行けちゃうのである。そして現場でワクワク・ドキドキ・ハラハラを経験しながら能力とスキルを磨き、成長していく。
家や土地などの不動産然り、モノを所有するとフットワークが著しく悪くなるリスクが付きまとう。例えば、東京に住宅ローンで一軒家を購入したあなたは、会社の上司から「明日、日本を発ってブラジルの熱帯雨林にある一軒家で仕事してくれ」と言われても困る一方であり、退職すら検討するかも知れない。家族や子供がいれば、なおさらのことだ。
これからも私は家や土地を買わないし、自動車や高級カツラも買わない。結婚もしなければ、子育てもしないだろう。
人生における住宅費や教育費を削減する代わりに、私は世のため人のため、これからも世界中で国際協力を中心に活動していく。住宅や教育にかけるお金や時間を世界の繁栄と自分の成長に充てていくのだ。




