3小町さん悩む
朱鷺♂「グーグル先生は当てにならん!書いてなれるしか無いなら書いてやろうやないか!」
定時「もうすぐ仕事終いやで」
朱鷺♂「よっしゃ家帰って執筆や」
残業「きちゃった☆」
朱鷺♂「ちくしょおおおおおおおお(カチャカチャ………ターン!」
*とりあえず書いてすぐ上げた感じなので誤字脱字多いかもしれません……もともと多いとか言わないで!
「うーん」
「難しい顔で何考えてんのまち?」
美少女ちゃんと会った次の週の月曜日。教室の席で考え事をしていると八重が話しかけてきた。
「先週末にあった美少女ちゃんのことをね」
「ああ……例の子ね。何がそんなに気になるのよ?聞いた話だと確かに最後の様子はなんかおかしいとは思うけど」
「まぁ様子もおかしかったんだどねぇ……ただあのあと家で考えてみたんだけどなんかどっかであった気がしたというか見たような気がしてね」
「そうなの?でもうちの学校の生徒だとしたら、まちが見とれるほどの美人なのにまち自身が覚えてないとかありえないって結論になったじゃない」
そうなのだ、私は女の子と付き合いたいとか思わない割に美少女を目の保養としてみるのが非常に好きなため、学園の可愛い女の子はだいたい把握している。なので学園の女生徒であれば私にわからないわけがないのだ。(因みに、このことを八重に自慢したら本気でドン引きされた。)
「そうなんだけどね、ただなんか見た顔な気がするんだよ。おぼろげだから多分、話をしたとかサイン頼まれたとかじゃなくて遠目でちらっと見たぐらいだと思うんだけど」
「……まちさん?あなたいつの間にサインとか頼まれてたの?長年幼馴染やってきて初耳なんだけど」
「あー。なんか一人になったタイミングでこっそり頼まれたりとか、部活の助っ人した時に空き時間に頼まれたりとか、そういえば八重がいる時は不思議とそういうことなかったな」
「……助っ人行った時に、固まって話をしてることあったけどアレがそうだったのね。てっきり試合の作戦会議だとばかり思ってたわ」
「まぁ大体そうなんだけどね、たまに頼まれるんだよ私のサインなんてもらって何が嬉しいのか」
有名人でもないしサインに価値なんて無いはずなんだけどねぇホント不思議だ。
「まぁそれはどうでもいいんだけど」
「……そうね、どうでも良くはないけどこの件にはあんまり関係ないわね」
なんとも言えない微妙な表情で、とりあえず同意する八重をスルーして私はとりあえず話を続けた。
「で続きなんだけどね、改めて考えてみたんだけどやっぱ学園内で見た気がするんだよ。学外で見てたらあれだけの美少女ちゃんだからまず間違いなく声かけてるはずなんだよね。だけどそんな記憶もないし写真もなかったから外で会ったってことは無いとは思うんだよ」
「まちアンタ、ナンパまでしてたの!?」
「ナンパじゃないよ!ちょっと声かけておしゃべりして写真お願いしてるだけだよ!」
「それを世間一般ではナンパと言うと思うのだけれど!」
別に口説いてるわけではないし、ただちょっと目の保養用に写真お願いしてるだけではないか解せぬ。
このナンパ問題は看過できなかったのか、残りの休み時間はひたすら説教を食らってしまい結局美少女ちゃんのお話はお流れになってしまった。
ーーーーーーーーーー
そうしてモヤっとしたものを抱えたまま時間だけが過ぎて行き、あっという間に週末の放課後。特に理由も無かったのだが、静かな場所で考えて見るかなと図書室で物思いにふけっていると、
「あの⋯⋯そろそろ閉める時間なのですが⋯⋯」
と控えめな声が後ろから聞こえてきた。
振り返ると前髪を伸ばした眼鏡の男の子がいた、全く気付かなかった。
「あー⋯⋯もうそんな時間かごめんなさいね?なんか手間取らせちゃって」
⋯⋯なんか表情読めないな、髪のせいで物理的に。
「⋯⋯いえわ⋯⋯僕図書委員なので気にしないでください」
『わ?』なんて言いかけたんだろ、まぁいいか。
「まぁそれでも手間はとらせちゃったんだしね」
「⋯⋯はぁそういうものですかね?」
「そういうものなのですよ」
けじめみたいなものである、礼節を忘れるなってね。
「ところでさ」
「⋯⋯はい?」
「なんでそんなに離れてるの?」
「」
うん、さっきから微妙に距離離れてるんだけど何かにあったかな?もしかして、私臭い?バカな!?毎日お風呂に入って分からんなりに調べて全身ケアしてるぞ!
「⋯⋯ナンデモナイデスヨ?」
嘘だ!その言い方は何かあるやつだ!やっぱ臭いのか?臭いのか?
「⋯⋯臭くないですよ!?むしろいい匂い⋯⋯あ」
え……もしかして、
「⋯⋯声に出てました?」
すると申し訳なさそうに、
「⋯⋯はい」
と返事を返された⋯⋯はずかしい!!!
勝手に自爆して羞恥でうずくまってるとメガネ君(仮)は慌てて私を慰めてくれた。
「⋯⋯大丈夫ですから!私が距離あけてたのがそもそも問題ですし、それにさっき私もいい匂いとか言って自爆してますから!」
「うん気を使ってくれてありがとう……もう大丈夫」
あんまりこれで引っ張るのは不毛だな……がんばれ私!立ち直れ私!
そうしてなんとか立ち直った私は顔を上げた、すると慰めるために近づいていたのか目の前にメガネ君(仮)の顔が……ん?どっかで見たことあるような?
すると顔を見られたことに気づいたのかメガネ君(仮)は勢い良く私から離れた……んーこの反応気になる顔を見られたくないということは私が知ってる人?でもなぁ図書委員としてたまに顔合わせはしてるだろうけど、ここまで会話をまともにしたの今日が初めてだしなぁ。
んーさっきしっかり確認できなかったのがおしい、もうちょっと顔がはっきり見えればわかる気がするんだが……知られたくないようだしあんまり突っ込むのも良くないか、気になるけどやめておこう小町さんは空気の読めるいい子なのだ。
「あー顔不躾に凝視しちゃってごめんね?どっかで見たことある気がしてさ、まぁよく考えなくても図書委員だし見てても不思議じゃないよね」
「……いえわ……僕も突然距離とったりしてごめんなさい失礼でした」
「いいよー気にならないわけじゃないけどなんか事情あるんでしょう?」
「……それでもやっぱり……僕の行動は失礼でしたから」
「私は気にしてないから大丈夫」
「……それでもです。さっき言ってたじゃないですか『そういうものですよ』」
「そだね、けじめは大事だ」
さっき言ったことをそのまま返しながらメガネ君(仮)は微笑んだ、うまく返されたなーでもまぁこれで気まずくはなくなったね。
「じゃあちゃっちゃと帰りますこのままじゃいつまでたっても君が帰れないだろうし」
「……あーはい、そうですねすみません……てっあ!」
「うお!?」
そういっていいかげん座り込んでるのもアレなので立ち上がろうとしたのだが、メガネ君(仮)は近づいて私を起こすのを手伝おうとしてくれていたらしく、立ち上がった私に対処できずそのまま後ろに倒れてしまった。
「大丈夫!?ごめんね起き上がるの手伝おうとしてくれた……の……に……」
「……いえ大丈夫です声もかけずに近づいた私も軽率で……し……た」
その時、倒れた拍子にメガネがズレて見えづらかった顔があらわになった……ってまってまさかこの顔……!
「あーえーと……この前ナンパされてた美少女ちゃん?」
「」
「まじかー」
メガネ君(仮)改め美少女ちゃん……いや美少女くんは私がそう言うと青い顔で固まってしまうのだった。
……こんな可愛い子が女の子なわけがないってリアルであったんだなー事実は小説より奇なり!!!
マイ○ラ「あのアホウドリPC開けばワイいじってるくせによう言うわ」
チュウ○ズム「ワイやるためにゲーセンまで金欠なのに来てるくせにな」
朱鷺♂「いっちゃらめええええええ!!!!」
誤字脱字報告お待ちしております、更新は不定期です。