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目覚め

「あっ目が開きました。よかったぁー。」

「え?」

「大丈夫ですか?庭に倒れていたんですよ。」

「え?庭に倒れてた?」

「はい、それをこの子が見つけてくれたんです。」


そういうと俺の隣に座っていた少女の隣に確かにメイド服の姿の少女がぺこっとお辞儀をした。


(俺は確かに猫を助けてそのまま車にはねられて死んだはず。なんで生きているんだしかも、庭に倒れていた?どうゆうことなんだ一体)


「って痛っ」

「大丈夫ですか?どこか痛みますか?」

「大丈夫です…それよりここは?」

「ここですか?ここは私の家です!」


にっこりと少女は笑って答えた。

(ちょっと待て考えろ…考えるんだ)


「ユウナ様、お食事の用意ができております。1階へどうぞ。」

「わかりました。あなたは…」

「えっ?」

「朝ごはん一緒に食べませんか?」

「あっ⋯」


返事をする前におなかがなった。


「どうやらおなかすいてるようですね。行きましょう。立てますか?」


そう言いクスッと彼女が笑った。元からかわいかったが笑うとさらにかわいい。そうだ卑屈になりすぎてもしょうがないここは一旦飯でも食べて落ち着こう。俺はそう思いユウナと呼ばれる少女の元をついて行った。





自分がいた部屋もかなりでかかったのでここはかなりのお金持ちと思っていたが想像以上だった廊下にはいかにも高そうな壺や絵がおいてあり豪華な装飾がされた窓から外を眺めると立派な庭が見える。


この子は一体どんな子なんだ?

そう思っていながら階段を下り大きな扉がある部屋の前にきた。


「さ、ここです。」


そういうとユウナと読ばれる少女に付き添っていたメイドが扉を開けた。中は自分がいた部屋よりも何倍も広く長い机が真ん中においてあり天井には大きなシャンデリアが部屋を照らしていた。


(おぉ⋯これは広いな⋯)


「さ、座りましょう。」


そう言われて机に沿うように並べられた椅子に座るとその反対側に彼女が座った。

2人が座ると料理が運ばれてきた。


(別の世界だったからどんなものが出てくると思ったがあっちの世界と同じだな)


こっちの世界の料理は俺がいた世界とあまり見た目は変わらず味もあまり違いがなかった。


そんなことを考えていると彼女が話をかけてきた。


「落ち着いたようでなによりです。あんなとこに倒れていて何があったのですか?」

「えっと⋯」

「あっ⋯言えないのなら別に無理しなくていいんですよ」

「すいません。自分でも何が起こったのかは分からないんです。」


誰とも知らぬ人の命を助けてもらったうえこうして親切にしてもらっている。できることなら説明したいが自分でもなんでここにいるのかは分からない。


「そうでしたか…すみませんこのようなことをお聞きしてしまって。」

「大丈夫です。気にしてませんので」


気にはしていないがこれからどうするかは考えねばなるまい。

今後の生活についてとか、元の世界について戻る方法などとかそういった諸々含め様々な問題が山積みだった⋯

2話投稿してからはや1年本当に申し訳ございませんでした。

そしてお待たせしました2話です。

今後はなるべく早めに次をあげるようにしますので次もよろしくお願いします。


誤字・脱字などのミスを指摘していただけるとありがたいです。

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