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削除者 - Deleter -  作者: 雪野鈴竜
*設定資料集*※ネタバレ注意
3/6

『確保者』の職業内容

確保者(かくほしゃ)

確保者は地獄に住んでいる者達の職業の一つ、仕事内容は三つ(現在公開している分)あります。


【確保者の仕事内容】

①人間界に居る罪人の幽霊を捕まえる『確保』。

②転生さえも許されない罪を犯した大罪人の幽霊を削除署へ送り大罪人の魂を削除してもらう『廃棄』。

③人間界で捕まえた罪人達の一日の償いスケジュールを指示したり、牢屋を見張ったり、死ョ体達(※削除者本編ではあまり関わってこないので説明は省く)を指導する『看守』。

④係は複数ありあり、一つ目は『確保・廃棄係』、二つ目は『看守係』だ。



【確保者のランク“フラワーランク”】

確保者にはランクという花の標章が与えられ、SS~Eランクまである。ランクによって制服の背中に描かれている花の種類が異なる。ランク呼びする時は花で呼ぶ。また、確保者のEランクにだけ花が理由は、確保者の中には花無しに納得がいかない者も多く、“Eランクにだけ花を付けないのは不公平”という意見があったため、二千年に(最近)付けられた。

[SSランク/幹部]

花 >> シャクナゲ(和名:石楠花)

[Sランク]

花 >> ブルーベリー

[Aランク]

花 >> オオハンゴンソウ(和名:大反魂草)

[Bランク]

花 >> シャクヤク(和名:芍薬)

[Cランク]

花 >> チャイブ

[Dランク]

花 >> トルコギキョウ

[Eランク/新人]

花 >> ヒエンソウ(和名:飛燕草)


【任務に行ける罪人霊のランクとフラワーランク】

[Eランク/ヒエンソウ]

>> 入職したばかりの削除者向き、自殺者の姿形もそんなに変化は無く、油断をしても大怪我するだけで済む(それでも大怪我、Eランクでも油断は禁物)。

[Dランク/トルコギキョウ~]

>> トルコギキョウになるとやらせてもらえる(油断をすると命取りになってくる)。

[Cランク/チャイブ・シャクヤク~]

>> チャイブになってからでないと行けない任務。自殺者自体も強く、Cランクからは常に死と隣り合わせになってくる。

[Bランク/オオハンゴンソウ~]

>> オオハンゴンソウになってからでないと行けない任務。危険度はCランクより少し上。

[Aランク/ブルーベリー~]

>> ブルーベリーになってからでないと行けない任務。裏鏡でさえも誰かを守りながら任務をこなすのは大変難しい。

[Sランク/ブルーベリー~]

>> 自殺者の暴走を止める事だけに集中しなければならない程に危険なランク。

[SSランク/シャクナゲ+ブルーベリー]

>> 時には幹部自らが動く時があるが、この自殺者ランクはほぼないと考えていいだろう……それだけ危険な事態の時だ。側にブルーベリーランクもいる場合がある。


【係によって花が異なる“サブフラワー”】

フラワーランクは必ず与えられるが、係によって異なる“サブフラワー”も存在する。これは削除者がどこの係の者か証明するための物である。フラワーランクの場合は制服の背中に描かれているが、サブフラワーは各々の武器に描かれている。


【『確保』の仕事内容】

花 >> ルリタマアザミ(和名:瑠璃玉薊)

人間界に居る罪人の霊を武器で攻撃し、罪人霊の体が五秒間水になった瞬間に“ゲットボトル”というペットボトル型のボトルキャップを外して中へ吸い込ませ捕まえる。ボトルの中に小さな罪人霊が入っているのを確認したらそのまま地獄へ持って帰り、牢屋に移動してボトルから罪人霊を出し閉じ込めるのが『確保』。


【『廃棄』の仕事内容】

花 >> ルリタマアザミ(和名:瑠璃玉薊)

地獄で罪を償う事も転生さえも許されない程の罪を犯した大罪人の霊を、確保者はゲットボトルに入れすぐに削除署へ届ける。大罪人は削除者により“消滅場(しょうめつじょう)”という場所に運ばれ、椅子に大罪人を座らせベルトで固定する。削除者に消滅道具(しょうめつどうぐ)(魂を消滅させるためだけの特別な道具)で、大罪人の魂は完全に消滅される。これが『廃棄』。


【『看守』の仕事内容】

花 >> ギョウジャニンニク(和名:行者大蒜)

地獄に運ばれてきた罪人は看守係に任せられる。来たばかりの罪人には初めにやるべき事もあり、初めに彼等は“排除室(はいじょしつ)”という所へ連れて行かれ舌を抜かれる。

次に罪人霊は“保管室(ほかんしつ)”に連れて行かれ“両目”を取られてしまう。罪人霊が罪を“千年間”償い終わるまではこの部屋で預けられるのだ。


*ここからは看守係の仕事内容*

①看守係は運ばれて来た罪人霊を連れて“排除室(はいじょしつ)”へ向かい、罪人霊の舌を速やかに抜かなければならない。抜くのは生前嘘をついたからだと言われているが、この世界では舌を抜く理由は嘘ではなく、“罪人に文句や発言をする権利は無い”からだ。

②舌を抜き終えたら次は“保管室(ほかんしつ)”へ連れて行き、罪人霊が罪を償い終わるまで“両目”を没収する。その間両目は保管室で厳重に預かっている。視界の無い中罰を受ける事により償いとなるからだ(両目を返してもらえるのは罪人霊が罪を償い終えるまで)。

③両目を取られた罪人霊はその日は牢屋に放置され、両目を奪われた痛みをしっかりと味わい過ごす。看守係はそれを"死ョ体(しょたい)"と監視します。視界が無いとはいえ、万が一脱走されたら大変だからだ。死ョ体は本編ではあまり関わりないため説明を省くが簡単に説明すると、地獄に住む罪人霊への刑を執行する少年の獄卒達だ。

④看守係は罪人霊の一日のスケジュールを二組で管理し、死ョ体達に指示を出し執行させる。

⑤千年間罪を償い終えた元罪人霊を“解放の間”へ連れて行くのも看守係の仕事、月に一度何人かの看守係が選ばれ、元罪人霊達を解放の間へ連れて行く。解放の間は広い大理石の床に真っ白の部屋、入口の横に受付があり、看守係の一人が元罪人霊にカードを渡す。

⑥元罪人霊に渡されたカードは、千年間罪を償った時の初期一万ポイントと、刑に耐えた時の分だけポイントが追加されている。但し、千年間の間に元罪人霊が脱走しようとしたり、反抗した分だけ減らされているので、その分マイナスになっている。あまりにも酷くポイントが0だった元罪人霊は、確保・廃棄係に天界の“削除署”へ連れて行かれ魂を消される。

⑦元罪人霊は掲示板に貼られた次の転生先の生物を選ぶ事が出来る。虫、魚、植物、人間、他の動物等……、ポイントの分だけ選ぶ事が出来る(わからない事があれば看守係が教えてくれる)。選び終えたら券売機に向かいカードを差し込んで購入し、券売機の横にある受付(入り口横にある受付とは違う)に行き看守係に券を渡し、手続きを済ます。

⑧すぐには転生できないので、その日は待機部屋で元罪人霊達は自由に過ごすことができる。転生先が決まり次第“転生の間”へ連れて行かれ、ベッドに横になり眠る様に体が消えるのを待つ。魂だけが残るので、ゲットボトルに入れて保管しておく。“宅配者”が来たら保管していた数字の書かれたゲットボトルを渡し、人間界へ届けてもらう。宅配者には前日に渡された紙があり、その紙に数字と届ける場所が書かれている。


【確保者辞典】

冥界(めいかい)

>>人間以外の者達の住む世界。この世界に確保者達は生活をしています。(罪人霊はこの冥界にある地獄で囚われている)。

確保署(かくほしょ)

>>確保者達の仕事場でもあり、人間達の言う“地獄”と呼ばれる場所でもある。ここで確保者は任務を受けて人間界へ向かったり、地下にある地獄で罪人霊に罪を償わせたり、牢屋から罪人霊が逃げ出さないよう監視もしたりする。

瑠璃玉薊(るりたまあざみ)()

>>確保・廃棄係の部屋。

行者大蒜(ぎょうじゃにんにく)()

>>看守係の部屋。

*ペガサスの馬車*

>>普通の馬車ではなく、ペガサスを使った馬車。これを使って人間界、魔界を行き来している。人間界でいうタクシーみたいな存在だ。

死ョ体指導者(しょたいしどうしゃ)

>>死ョ体達の教育や指導を任される確保者、指導者の数は少ない。指導者は大体看守係が任される。


【その他の設定】

[1]天界の天使達とは違い地獄に住んでいる種族は様々。大体が鬼ではあるが、色んな妖怪もいれば天界から来た天使もいたりする。

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