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魔族あらわれたよ!

「カインって勇者だったんだ!?」

 目をキラキラさせ聞いてきた。

どうしよう!記憶デリートできないよ!。困ったな‥‥っと考えてる時、魔族の気配を感じた。 


「そこに隠れてるのはわかってるよ!行商人のおじさん。おじさん魔族でしょ?」


 木の陰からでてきた

「せっかく眷属にした狼で殺そうとしたのに失敗だな。はぁ、坊主この俺が魔族だとよくわかったな。鑑定でもしたか?やっかいだな。坊主、お前もしや勇者に覚醒してるな。錆びた剣が聖剣だった時はびっくりしたよ。まあ、その程度なら俺でも坊主は殺せるだろう!

わざわざこの辺境村に来てよかったよ。勇者候補1人と勇者がいるんだからな。

俺はな行商人になりすまして勇者の卵を殺し回ってるんだよ。もうそろそろ魔王様が復活するからな!」


え‥‥変態魔王復活するんかいぃー!?あの時消したと思ったんだけどな‥‥ 復活早くない!?



「なにボーッとしてるんだ!恐怖で縮こまっちまったか!じゃあ、俺の真の姿を見せてやろう坊主!お前らを殺して、後はついでに村人全員皆殺ししてやる」


《擬態解除》


ブワァァァ〜〜〜〜〜〜〜!!!

辺り一体に闇に包まれた。ふ〜んヴァンパイヤロードか。たしかに普通の勇者なら余裕で倒せるぐらい強いんじゃないか。

 あれ、エレナがブルブル震えている。あんな魔力浴びればしょうがないよな。

「さてと、エレナがかわいそうだからさっさと倒そうか!」

「カインあんなの倒すなんて無理だよ!」



吸血鬼のキング、ヴァンパイヤロードか‥‥‥









余裕でしょ

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