幼馴染幸せだよ!
ふぅー!終わった!さて、エレナを連れて帰るか‥‥
「そろそろ帰るぞ!エレナ、ちょっと離れてくれないか?歩きずらいから‥」
エレナは俺の腕から離れてくれない、さっきから引っ付いていたままだ。
「ずっとカインに会ってなかったから充電中♡」
「お、おぅ、そうか」
俺は若干ひいている。今までは普通の幼馴染だったのに‥‥エレナはいつから俺の事好きだったんだ?もしかして昔から俺のこと好きだったのか?そうだったら俺は鈍感系主人公と一緒じゃないか‥‥‥
『やっと気付きましたか!マスターだけですよ気付かないの?みんな知ってますよこの鈍感男が!!』
「よしエレナ転移するよ!エクスはここに捨てておく」
『マスタ〜〜〜〜〜〜〜!私を捨てないで〜〜〜〜〜〜!一緒に連れてって下さい』
「嫌だ!俺はまだチョコにした事、許してないからな。お前チョコに対して反省してないだろ!お前が反省したら迎えに来てやるからな、じゃあな!《転移》」
『マスターこ、こ、これがNTRれた私に対してのざまぁなんですね〜〜!』
NTRれでもザマァでもない。
さて聖剣エクスは反省してカインの元に戻れるのだろうか‥‥‥
◆◆◆
家の前まで転移して両親とアリスにエレナと一緒に仲直りした事を報告しにいった。
「ただいま!」
「カイン!大変だ!さっき森の方で嫌な気配がしたと思ったら急に周りが白くなったんだ!もしかしてカインがやったのか?」
父さんが慌てて俺のところまで走って来た。
「父さん、かくかくしかじかだったんだ!」
「そうか‥‥カイン大変だったな!それでエレナちゃんと仲直りできてよかったなカイン!!‥‥‥‥おい!!カイン、かくかくしかじかでわかるか〜〜!ちゃんと1から説明しろ!!」
「父さん!すごい!ほとんど正解だよ!さすが俺の父さんだ!」
父さんは褒められて照れてしまった。
「そ、そうか!俺はカインの父さんだからな!何でもわかっちまうんだよ!」
バチン!父さんの頭が叩かれた。
「あなた!カインに遊ばれてるんじゃないの!!カインもふざけすぎよ!あとで説教ね!それより何があったのか教えなさい!」
父さんのせいで俺は久しぶりのお尻ぺんぺんかな?はぁ、逃げたい‥‥
憂鬱になりながらかくかくしかじかの内容を1から両親に伝えた。
◆◆◆
「それで魔族が現れてエレナちゃんが危ない目にあってカインが倒したってことね。カイン!あなたまたエレナちゃんに危険な目にあわせたのね!早く仲直りしなかったカインが悪いんでしょ。エレナちゃん今回もごめんね」
「いえ、私が悪かったんです。カインは悪くないんです。私のピンチの時にカインが助けに来てくれたんです♡私とても嬉しかったので大丈夫です"お義母さま」
「お、お、お、お義母さま!もしかしてエレナちゃん!やっとカインに告白したのかしら?よかったわね!両思いだったのね!」
「はい♡」
あ、あれ?俺まだエレナに答えだしてないのに両思いになってるの?あれ?お義母さま?エレナのお母さんはクリスティーナさんだよね!あれ?母さんはエレナが俺のこと好きなの知ってたの?もしかしてエレナに外堀を埋められていたのか!?
「カイン、これからもエレナちゃんを大事にするのよ!将来私の義娘になるんだからね。さっそくクリスティーナさんに知らせくるわね!」
母さんはルンルン気分でクリスティーナさん家に向かった‥‥
「エクスの言う通りみんな知ってたのか!?」
ポン!父さんに肩を叩かれた。
「‥‥浮気するなよ‥‥」
トテトテ、アリスが歩いて来た
「にいにのうわきもの〜〜〜にいにだいっきゅらい!うぇ〜ん」
アリスが泣き出した
「ぐはぁ〜〜!アワアワアワアワア!」バタン!
天使アリスに大っ嫌いといわれ、余りにもショックで気絶してしまった。
エレナがすぐにカインの元まで駆けつけた。そしてエレナの暴走が始まった。
「カイン!!い、息してないわ!大変だわ!早く酸素を送らないとマウストゥマウスで!へへへ、ヘヘへ♡」
気絶中にカインのファーストキスが奪われた‥‥
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