嫌な予感がするよ!
俺は昨日悲しいことがあった。スライムの名前を付けた瞬間消滅してしまったのだ‥エレナの手によって。
エレナが俺に謝っていたようだが記憶が曖昧で覚えていない。夜までシクシク泣いてたらアリスが部屋に来て一緒に寝てくれた。アリスがヨチヨチ頭を撫でてもらいながら寝た。アリスはやはり天使だ。いや!聖母かもしれない!
天使聖母アリスのおかげ俺の心が壊れずにすんだ。
「チョコ俺、お前の死を乗りこえてチョコの分まで長生きするよ。天国にいったら初代チョコによろしくいっといてくれ(合唱)」
「ちょこじゃあね(合唱)」
アリスと一緒にチョコの小さなお墓の前でお参りした。お墓は庭に石を置いた簡単なお墓だ。石に2代目チョコと刻んだ。
「‥カイン、昨日はごめんね。カインがスライムに襲われてると思って‥‥‥」
エレナがシュンと縮こまって謝りにきた。
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
俺は一言もはっせられなかった。代わりにアリスが喋ってくれた。
「えれなにいににちかじゅくな〜にいにないちゃうの」
「うぅ‥‥ごめんねカイン‥‥」
ポロポロ涙が溢れでているが俺は何もエレナに対応できなかった。
『‥マスター私はどうすればいいでしょうか?』
エクスの声が頭にひびいた。
俺はチョコを微塵切りにし聖なる力で完全に消滅させたエクスに対しても許せないでいる。
『え、またエレナの家に?マスター〜!?これがマスターのいっていたNTRですか〜!私がマスター以外に聖剣を使わせたから‥』
エクスは全然反省していないようだ。あと、エクスNTRじゃない。
まだ俺はエレナを許せない。いつか時間が解決してくれるのだろうか‥
◆◆◆
あれから数日がたった。エレナはあれから家に来ていない。
「カインそろそろエレナちゃんと仲直りしたら?カインが襲われてると思って助けてくれたんでしょ!テイムされてるの知らなかったんだから仕方ないでしょうに。そもそも庭にモンスターがいるのがおかしいのよ。ねぇあなた?」
「そうだぞカイン!早く仲直りしてこい!どうしてモンスターが庭に出たかは調べとくからエレナちゃん家にいってこい!」
はあ、そうだな。そろそろこっちから会いに行くか。‥聖剣は‥‥ゴミ箱に捨てよう。
「にいにいきゅの?」
「ああ、いくよ!母さん、父さん、アリス、いってくるよ!」
◆◆◆
ピキーン!!
エレナの家に向かってる時
魔族の気配を感じた。
お、おい!エレナの魔力も感じるぞ!すごく嫌な予感がする。
早く助けに行かなければ‥
手遅れになる前に
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