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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ソーシャルディスタンス

作者: 甘盛かふぇいん

地下アイドルの応援に足繁く通う俺は、とある粘着質なファンからの嫌がらせに悩み、ライブ会場から足が遠のいていた・・・

「ちこちゃん今日もニッコニコ!フーッ!」

俺が最前列でヘドバンする際いつも後ろの位置に立っており舌打ちや俺にしか聞こえない声で死ねを繰り返す。ちこちゃんが大好きな俺と背後を付け狙う天パ男怖い俺が戦っており正直最近のライブは楽しめてなかった。

俺も男なので開場前にそいつに何故つっかかってるか問いてみた。

「お前の髪、周りに当たって邪魔なんだよ。」

俺はその一言を境に気絶しており、目が覚めると個室トイレにそいつと2人きりになっていた。ライブは始まっており、騒音で俺達のことは誰も気付いていない。

「なっなんのつもりだよ!」

「お前この髪でちこちゃんのライブ出るつもりかよ」

俺の髪は腰まで届くストレートの黒髪で、天パ男に嫉妬されてるらしい。

「そのつもりだがなんだよ」

「髪をおろしたまんまライブに参加できるようにしてやるよ」

俺は髪を切られると思いぶん殴ろうと思ったが洋式トイレにがっちり両手両足括られており動けない。

奴がヘアゴムを持って俺の髪に触れた。良かった切られないのか。

俺の髪を耳の上で2つ結びにして見下ろされる。俺の髪は綺麗なので全く恥ずかしくない。顔に唾を吐かれた。

「は!?」

「いくら髪が長くて綺麗でもお前はダメだ。ホクロの位置が悪い。俺が整えてやる。」

こいつスピリチュアル系か?ドン引きした俺は身が切られるような音に鳥肌が立つ。俺のお下げが床に落ちた。

「なっちょっお前!?」

「叫んでみろよ。ちこちゃんに夢中で誰の耳にも届くはずないの、お前が1番わかってるよなぁ」

俺はライブに行きたすぎて、ちこちゃんの姿を想像して、勃起して、いてもたってもいられず、早くこいつの気を落ち着かせて開放されることを優先しようと思考を切りかえた。俺が断髪でギンギンになってると勘違いした相手は予想通り、俺が喜んだことに怒り、施術が早くなった。

俺のもう片方のお下げが床に落ちる。息を荒らげてみる。相手は怒りで呼吸が荒くなっており、俺達はトイレでセックスしてると思われたに違いない。

奴のリュックからバリカンが出てきた。アタッチメントはなく、最初から暴力的な長さに切りそろえるつもりで来たことが分かる。俺は奴が切りやすいように頭を傾け、

「嫌だな~髪切られるの。ゆっくりやって楽しませてよ♡‬」

「黙ってろ」

「いいじゃん。喋ったところで聞こえないんじゃなかったっけ??」

バリカンの音が耳を劈く。やべえ鳥肌立っちゃった。ヨダレが口からこぼれ落ち、相手は俺を困らせるためか眉毛を剃り始めた。俺は眉毛に刺青を入れてたため消えなかった。奴は地団駄を踏み全ての毛髪を剃った後に液体を持ち出した。

頭に荒く塗り広げる。滅茶苦茶ヒリヒリする。3分程度放置したあと拘束を解放し男はトイレから出ていった。俺はこれがやばい液体だと思ったので目を瞑った状態でトイレットペーパーで拭き取ってから鏡を見た。

ここのトイレは照明が強いのかな。俺の頭が反射してよく見えない。いや頭が光って良く見えない。

頭に塗ってたのは除毛剤だったのか。とりあえずちこちゃんにあとでチェキ撮って貰う際頭撫でてもらう想像で1発鏡越しの自分で抜いてからライブ会場に戻った。



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