前へ目次 次へ 9/10 直感 雄介が美術館のロビーから外を眺めていると、 小走りで葉子が美術館に向かってきているのが見えた。 そんなに急がなくても、まだ待ち合わせ時間になったばかりなのに。 その様子を見ながら、雄介は直感的に思った。 あ、僕はこの子と一緒になるんだ。 美術館の中、雄介の姿がガラス越しに見えた。 うわああ、また遅刻したか。葉子は焦る。 絶対遅れたらダメなのに。 ニコニコ笑って中から手を振る雄介を見て、葉子は直感的に感じた。 あ、私この人と結婚するかも。