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いつもと違う感じ

 その朝、葉子は珍しくよく眠ったので目がパッチリ覚めていた。冒険も一区切り着いたし、しばらくは廃人生活ともおさらば、リアルを充実させろってことだわね。いつもはどんよりとした頭のまま洗面台に向かうのだが、本日は元気よく洗顔する。メイクの乗りも良し。うん、今日は可愛い!と鏡の中の自分を褒め称えて駅に向かう。五月晴れだ、気持ちがいい。思わず伸びをしてしまう、んー、人生って素晴らしい。


 雄介は、その日から泊まりで出張だった。高崎から北陸新幹線、つまりいつもと逆方向の列車に乗ることになる。朝の下り列車なので、かなり空いている。雄介はガラガラの車両の適当な場所に座る。なんだかいつもの感じと違って調子が狂うな。本に集中できないまま高崎駅で雄介は降車し、新幹線に乗り換えた。


 葉子は「ハゲ天」様の後に、いつも通り座った。しかし完全に目覚めていたので、ヒマであった。スマホの画面を電車の中で見るのは酔うので苦手だしなあ、とぼんやり思う。今度は文庫本でも持ってこよう。本ならなぜか酔わないし。次の駅で隣席の婦人がいつもの通り席を立つ。代わりに太ったオジサンが座った。あれ?東京駅でいつも降りる人が来ないぞ。風邪でも引いたかな。なんとなく物足りない気持ちで葉子はぼんやりと車中を過ごし、新橋駅で降車した。

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