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緊急クエスト発生!

次の任務を受けるために、俺達は再びギルドに向かった。だが、ギルドの扉を開けた瞬間に見えた光景は、いつもの冒険者達がガヤガヤしているものではなく、皆真剣な表情をしていた。


「クラン、今は何が起こってるんだ?」


「緊急任務が発生したの、今他国から攻められそうなんですって。」


「そういえば私、この世界の地理が分からないんです。教えてくれませんか?クランさん。」


「分かったわ、簡単に教えるわね。」


「...まず、ここはレギン王国っていう国なのは知ってるわね?その近くに、レギン王国と同じぐらい大きな国が二つあるのよ。シャリンちゃんは知ってるわよね?」


「ファフニール帝国と、シグルズ連邦だよね。」


「ファフニール帝国はこの国の北西にあって、ファフニール=サディナっていう去年即位したばかりの女皇帝が統治しているわ、彼女まだ22歳よ?あと、あそこは昔から軍事大国として有名ね。

一方シグルズ連邦は北東にあって、シグルズ=スタンリーが最高指導者として国を纏めているわ。あの国はこっちと比べて格段に寒いから、あの帝国でも中々手を出せないのでしょうね。」


「で、今回攻めてきたのはどっちだ?文脈で察する物はあるが...」


「ファフニール帝国よ、元々どの国とも戦争中だからいつ攻められてもおかしくなかったんだけど、この国は新皇帝が即位するまでの間は大人しかったから、皆混乱してるの。」


「それで、私達冒険者が駆り出される事になったんですね。」


「ええ、苦肉の策だけど。」


「なら俺達はどうすればいい?配置は?」


「冒険者はこの後、城に向かってランダムで配置が決められるそうです。最前線に配置されたら間違いなく死ぬから、皆は中々城に出向かないですけどね。」


「まぁでも、僕ならすぐ決めてもらいたいからすぐ行くかな。ずっと結果が出ないのは心に悪いし。」


「それもそうですね、シャリンちゃん。」


「国王と顔を合わせるかもしれないのは気まずいが、行くとするか。」


「...どこに配置されても、絶対生きて帰ってきてね、皆。」


「もちろんだ、クラン。」


ーーー



「久しぶりって感じがするな。実際には数日しか経ってないが。」


「えっと、確か二人は異界の人なんですよね?」


「まぁ、弱くてクビになりましたが。」


「弱い⁉とんでもない!あの時僕を襲ったあいつを倒したのに⁉」


「呼んだ奴の見る目が無かっただけだ。俺も香も強い。」


「えっ、私もですか?」


「手札の多さは強さに直結するからな。」


「そう言われると...嬉しいですね。」


そう会話しているうちに、受付の場所に到着した。レギンもいる。


「やぁ、元気にしていたかな?無事にパーティを組めたようで良かったよ。」


「レギン国王、配置はどうやって決めるんだ?」


「レギンさんでいいよ。固いのはどうも苦手だからね...それと配置の話だけど、簡単なくじ引きで決まるよ。引いたくじに該当する配置についてもらう形になっている。」


「嘘ついて後ろに行く人やバックレる人はいないんですか?レギンさん。」


「それは大丈夫だよ、錦織香くん。くじには呪いがかかってるからね。」


「のっ、呪い⁉」


「僕もそんなの聞いた事ないよ!」


「そう慌てないでくれたまえ。不正をしたら両足が一週間こむら返りになるという悪ふざけのようなものだからね。」


「それ、地味に嫌だな。」


「そうだろう?これのお陰で脱走兵はかなり減ったよ。」


「それでは、早速くじを引きましょう、天棋さん。」


「出来れば真ん中辺りが来てほしいが、何が出るだろうな。」


「えぇ~?絶対最後尾辺りがいいでしょ!」


「天棋さん、シャリンちゃん...そういう事言っちゃったら...」


俺はレギンが用意したくじを引いた。出てきたのは、折りたたまれた紙だった。

それを開くと...そこには何も書かれておらず、代わりにどす黒い色をしていた。


レギンはそれを見ると、複雑そうな感情を見せていた。


「これは...最前線を表すくじだ。」

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