1 転生したらしい、女神に
転生したらしい。
女神に
僕の見た目は中学生女子
まだ未発達って感じだね。
胸も、胸も、胸も
でもこの体で300歳。すごい設定だね。
トップの神様に聞いたら、
前のこの体の持ち主が、
人事異動で、転生者の管理の仕事になっていなくなってしまったらしい。
それで普通に転生するはずだった僕が女神になったんだと。
おっと転生者候補が来た。
転生後初の仕事だね。
データがきた。
名前[後藤 大翔]
死因
[猫を助けて死んだ(アレルギーのため触ると死んでしまうとわかっていながらも助けた。]
年齢[17歳]
生物的性別[男]
性自認[男]
職業[学生]
その他
[一人暮らし]
[童貞]
[じゃんけんで最初にグーを出す確率62%
チョキを出す確率12% パーを出す確率26%]
[猫アレルギー]
[好きな食べ物は、グリーンピース]
[嫌いな食べ物は、唐揚げ]
[3歳の時の将来の夢、バナナ]
[自分から話しかけれない]
[読書好き]
なんか意味ないものも混ざっているがなんか必要なんだろう。
僕も生涯、童貞。
家族もいない生活をしてきたから…
いや、こいつはたとえ嫌いでもなくても好んで食べようとは思わないグリーンピースが好きな超絶変人である。
また、誰もが好きな揚げ物の定番、唐揚げを嫌っている。
肉料理を心から嫌うなら候補者から落としてやる。
「おめでとう。後藤 大翔君。君は数ある死人の中でも誇り高い死に方をした。よって君は転生者候補に選ばれた。まず最初に聞きたい事がある。オマエは唐揚げが嫌いなのか?」
彼はこの見た目が幼すぎて驚いているらしい。
でも、興奮はしていなかった。
ロリコンじゃなくて良かった〜
「いや、別にそんなわけでは…」
見るからに超絶 陰キャである。
ずっとおどおどしていて、落ち着きがない。
もっと探るか
「じゃあなんで中学生の時の自己紹介で、そのような事を言っていたのか?」
と、ものすごく圧をかけて言った。
「それは、将来の夢が唐揚げでして、なりたいものを食べてしまうのはなんか失礼で嫌いな食べ物なんです。」
何を言っているのか意味がわからない。
僕がこの頃なりたい職業が無くて高卒ニートしようとしてたのになんなんだ?
笑えてしまう
多分、
これで東大とか志望してて、頭ものすごくええのやろ
「偏差値はなんなんだ?」
「33.3です。」
ゾロ目だぁー、天才だね。
うん、狙ってそうしてるんだよねー。
うん、うん。大丈夫大丈夫。
「もうめんどくさいので採用。
なりたい職業を決めて、好きなスキルこの中から一つ選んでね。」
「じゃあ職業は唐揚げで、スキルはこれで。」
本当に唐揚げになるのね、
あ、はい、大丈夫大丈夫。(怯え)
スキルは、瞬足。瞬間で走り回る事ができるやつやん。
世界で一つだけの 瞬足 唐揚げ 誕生。
「職業は唐揚げ、スキルは瞬足ですね。では行ってらっしゃい。」
はぁー。
最初からとてもぶっ飛んでたな。
唐揚げとかなんだよ。
嫌いなの?
好きなの?
なんなの〜
毎日投稿頑張りますのでブックマークなどお願いします。