表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ハマナスは大輪の薔薇となり海辺の朝顔は青に染まる

作者: 黒楓

題名は長いですが(花言葉に掛けてます)短い物語なので


詩のテイストにいたしました。




灯を落としてキャンドルの炎が揺れる中…


お決まりのスローナンバー


ある者はピッタリと…ある者は手探りで…

自分たちのピースを埋めていく


ややもすれば宵闇にまぎれそうな人陰たちの中、

ひときわ目を惹く

白い薄手のガウンの中の

色鮮やかなビキニ


その上を

ハニーブラウンのロングウェーブが蠱惑的に零れている


そして彼女は…


男の肩を手で舐めながら

曲に合わせてゆっくりと揺れ


髪を

そしてビキニの先を


男の胸になじませてゆく



どこかの唄のような

こんな光景に


目を、心を奪われるとは…


思いもよらなかった。


目の前のマリブサーフのコリンズグラスに残された


ピンクフレイズのキス


花束を持ち去られた花瓶の中に残されるのは


涙の水ばかり


「水揚げ」された花束の


露わになった切り口から


その蜜が差される事は


もう

二度と無いのだろう



私は女だから


愛しい彼女を

男から奪い取る事はしない


やってはいけない



私は女だから


今夜、独り寝の枕を


涙で濡らそう


朝の通勤電車の中、大滝詠一様を聴いていて思い付きました(^^;)



ご感想、レビュー、ブクマ、ご評価、いいね 切に切にお待ちしています!!<m(__)m>


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 花言葉もググりまして……あー、切ないですねー。切なさの美しさが沁みました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ