なぜ人は生まれてくるのか
なぜ人は死後の世界に天国が存在すると考えるのだろうか。なんか都合良すぎじゃないか?
なぜ人は生まれてくるのか
この問いの返答は様々である。この世で修行を積むためとか、楽しい事をたくさんするためとか。
しかしどれも僕の疑問を解消するに至らない。
生に対する僕の仮説はこうだ。すなわち、死というのはとてつもなく嫌で苦しいもので、その苦痛から逃れるために生まれてくる。
人間が感じる全ての恐怖は元を辿れば死への恐怖であり、全ての苦痛は死への苦痛であると思う。死人が何となく薄気味悪いのは自分もそのようになることを想像してしまうからだし、痛みを感じるのは死に近づいていることに気付いて避けるためだ。
人間の全ての行動・身体機能は自分を死から遠ざけるもののように思える(精神的ストレスのせいで脳が正常に働かないほど追い詰められた人が自殺するということはある)。
「死んだらどうなる」と検索してみると、幽現界を経て霊界に行くのだと記しているサイトを見つける事ができる---おかしいだろう。何で死んでもないのにそんなこと知ってるんだ。
こういう話は信用出来ない。ただわかるのは、人間は死を恐れる生き物だということだ(別にいつ死んでも構わないと言う人ほど死のまぎわになって死にたくないと言う)。
死んだ後どうなるかわからないから怖いのではない。最近の研究では生後何ヶ月の赤ん坊が恐怖を感じることが判明したそうだ。赤ん坊は何に恐怖を感じるのか?知らない人の声だとか、自分のゆりかごへの衝撃だとか……いずれにしても自分に危害が加わる可能性のあるものに恐怖を感じるのである。そして最大の危害は死だ。
赤ん坊は死んだ後どうなるかわからないなんてことわからないだろう?死への恐怖ってのは本能的なものだ。本能的に怖いって感じるのは、死という状態がとてつもなく嫌なものだからじゃないのか?
この話をすると大抵の人々から強い反発を受ける。なぜならこれは死後の極楽や最後の審判を信じる人々の存在意義の、まさに核心を攻撃することに他ならないからだ。