表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

3.世界を

「お仕事お仕事(・ω・少年)」

 少年は眼を閉じ俯いた。…今回の仕事内容は、この町の異変解決。異変…確か、“まるで切り取られた写真の様に、静かになった”と言う内容。


「人がいない…避難した?」


 だが、避難するような事柄は思いつかない。もしもそんな事柄があったのならば、御者はここまで送ってくれないはず。

 …ならば何が起こった?少年は考える。


地震(クェイク)竜巻(サイクロン)津波(ウェーブ)火事(プロージョン)…」


 4属性の属性暴走魔法災害が起きた様子はない。自然災害も。

 少年は目前のドアに耳を澄ます。足音も、生活音も、呼吸も…やはり、何も感じ取れない。失礼を承知で、扉の取っ手に手をかける。


「…()()()()。」


 田舎町では鍵を掛ける習慣がない…と仮定したとして、小さくお辞儀する。


「無礼を承知で、お邪魔します。」


 少年は、ゆっくりと家へ入る。

 玄関には家族写真。両親とその子供の笑顔が見える。机や床に埃は積もってない。戸棚には貯金…不用心だが、帰ってくるつもりではある様子。冷蔵庫には、野菜や肉…まだ腐ってはいない。

 家具、照明、その他周囲の物品から、この家自体が随分と前から空き家であると言う可能性を捨てる。

 ここの主人は、何らかの理由でここを空けている。鍵を掛けていない…つまり、掛ける必要がなく直ぐに帰ってくるつもりだったのだろう。慌てて出て行ったとするならもう少し、家具が荒れていてもおかしくはない。


「“予想外の事が起きて、直ぐに帰れなくなった。”しかも家族全員…いや、町全体で…?」


 何かが起こった事はわかった。


「“何”が起きた…?」


 少年は外に出る。事実の確認…それが最優先。目撃者でもいれば、直ぐにでも解決…


「…ああ、その手がありましたね。」


 目を閉じ、小さく息を吸う。すると少年の周囲を囲む様に、魔力(マナ)が舞う。


「-闇よ、闇の加護よ。小さき物の微かな希望を、声を届けよ。…五感強化(センスアップ)


 単純な詠唱後、少年の頭部に魔力が収束する。

 五感強化は闇の基本魔法。狩の為の視覚強化や料理人の味覚・嗅覚強化が主な使い道ではあるが、もっと便利な能力にもなる。例えば


「草花よ、貴方方の記憶をわたしに。」


 人ならざるものとの会話。

 すうっと、小さく風が少年を通り過ぎる。


「…ああ、そう言う事でしたか。」

※魔力について

魔法に必要な燃料的な物。生まれ持っての物を基準に、成長・強化する事が可能。体内から体外に出して、使用する。時間経過で回復する。また、自然界や人工物にも魔力を有する物が存在する。媒体として、使用は可能。

テレビ(魔法)をつけるのに、電気(魔力)を通してリモコン(魔術士)で付けるイメージで、この作品は書いています。


※属性について

火:火系、水:水系、風:風系、地:自然系、光:治癒系、闇:自己強化系

「あれ?草花の声って地じゃry」→あくまでも「自然の声を聞く」為の感覚強化なので闇です。あえて言うなら、闇と地の複合かもしれないです。詳しくは少年に聞いて下さい。「ビクッΣ(・ω・;少年)」


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎


昨日に私がいいと思ったのもが、今日の私が良いとは思わない。(3度くらい物語が変わった)

後、2話程で終わるよう頑張ります。

お付き合い感謝感激雨霰…m(__)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ