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自伝 〜Story〜  作者: 神道 龍也
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中学生 12〜13才編 〜新たな仲間達〜

ー第2部ー 中学生




今はもう廃校になっていて特にこれといって特徴がない周りが田んぼに囲まれた田舎の学校…


たしか廃校になる日にコブ○ロが来て歌ったらしいが見に行ってないので真相はわからない…


学校の正面は一本道を挟んでわたしが通っていた小学校まで約500mほど田んぼで、その田んぼの真ん中に一本コンクリートで被われた高さ約2mほどの農水路があり、その道を通称「ホワイトロード」といって学生は通学路として活用していました。


学校の裏面は丘になっていて丘の上に一本道があり、その向こうはドブ川が流れている。

そんなほのぼのとしていそうな学校に私は何も知らずにエリートヤンキーとして入学する事になる…




〜12〜13才編〜



ー入学式ー


校長やPTA、担任教師、関係者の長々しい挨拶が終わり晴れて私は中学生となった。


入学式後の教室で担任が自己紹介を兼ねて一人づつ出席をとる…


そして私の番


「お前が神道の弟かぁ〜!!だけどこの学校はそう甘くないぞぉ〜!!」


…なっ!なんだこいつは?

正直な担任との初対面の感想です。

兄は兄、私は私です。

見た目も小太りのちょっとオタクっぽい奴です。


どう見ても暴れる様には見えないはずですが…


しかし先生にこんな事を言わすとは恐るべし兄(次男)…

いったいどんな学園生活を送っていたのか…


しかしこのクラス、見事に知っている奴がいません。

いきなり女子に抱きつく奴や何故か私にガンを垂れてくる奴、トライアスロンの選手で中学一年生にも関わらず腹筋が見事に割れている奴、私は幸先不安になったのは言うまでもありません。


中学に通い出し数日が過ぎた頃、クラブ活動を何にするか決めないといけなくなりました。帰宅部は基本的に不可であり、どうするか困り果てていた…

小学校のときもクラブ活動はあったが囲碁・将棋部に入り遊んでいた私がどのクラブに入れと言うのか…


困った…本当に困った…


そんなある日の下校中に友達のぐっさん(小学校卒業式の日に大泣きした彼ね)が誘ってきた。


「なぁバスケ部に一緒に入いらへん?絶っ対俺らいけるって!!(注:根拠無し)」


しかし私には金槌でどつかれたくらい衝撃が走ったのです。



こんな私を誘ってくれる奴がいる…


即答でOKの返事をし、担任にその旨伝えた。


「おぉ〜!そうかぁ〜 それやったら部活でも一緒やなぁ!宜しく!!」


聞けばこの担任、バスケ部の顧問ではないか…


…まぁ〜いっか!!


あまり気にせず、うちのクラスからは誰がバスケ部に入るのか気になって聞いてみると、何故かいつも私にガンを飛ばしてくるあいつ…


永瀬 正実(ながせまさみ)

ー 通称:ながちん ー

※後に長い人生で数少ない私の親友になる男である。


が同じバスケ部に入部する事がわかった。


「うわっ!最悪〜!!」


正直な心の声が表にでた。

そして次の日、ながちんと私は初めて言葉を交わす事になる…



授業終わりの休み時間、私は小学校からの友達と喋りに行こうと教室から出ようとしたところ、席に座っているながちんと目があった!っと言うより、又もや彼は私にガンを飛ばしていた。そして思い立ったかの様に席から立ち、一直線に私に近づい来て私に指差し


「お前嫌い!!」


中学校とは恐ろしいところだと心底思いました。


どういう経緯があったのか分からないがほぼ初対面でしかも初会話がお前嫌い!!ですから…


「はっ?」


私もきっかけが欲しかったのかもしれません。

これで心置き無くこの不届き者を血祭りにあげれるかと思うとちょっと嬉しかったりもしました。


しかしそう簡単にはいかず、すぐに横やりが入ります。


「やめときーや!!」


…クラスの女子でした。


しかし後の事を考えるとこれで良かったのかもしれません。

私はシラケてその場を離れました。

この事件と部活が一緒という事もあり、私はながちんと打ち解けてすぐに仲良くなったのです。


ながちんはある金持ちの息子で何かあるとすぐにお金で解決しようとする節があるが根は友達想いで、オナニーのやり方や流行りの歌、女の口説き方などのしょうもない(くだらない)事も彼から教わりました。

私は無知なので、その何もかもが新鮮で楽しかった…

私の中学ライフが楽しくなった瞬間でした。


ー鉤 (かぎあつし)・山崎 真知也(やまざきまちや) 登場ー


鉤はアダ名がぎっち、背が低く、小太りで不細工!!しかし非常に口が立つのですぐに仲間内でリーダー格に成る程である。だが非常にムカツク奴でもある…

初対面の会話…

私はながちんと喋っているとぎっちが会話に加わり(ながちんとは元々知り合いだったみたいです)


私に一言…


「お前喋んなやっ!なんやねんお前!!しばくぞ!!」


私も…


「あっ?やってみろやコラ?」


すかさず、ながちんが…


「もうええやん!やめろや!ぎっちもこいつには絶対勝たれへんねんから!!」

ぎっちは私の経歴を知らなかったらしい…


この時、きっちりボコっておけばよかったと今になって後悔しています。


とにかくこのぎっちという男、本当に要領がよく、どう見ても弱そうなのに1年の頭になってしまったです。

当時私は1年の頭など、どうでもよかったので、楽しい事や目新しい事に夢中でうまくぎっちの口車にのせられていました。

ぎっちからするとエリートヤンキーの私を味方につけておくほど安心・安全な事はなかったのですから…

因みに私は入学当初から3年のヤンキーが挨拶にくるくらいの大物気取りです。(兄よ、いったい彼らに何をしたんだ?普通年下に挨拶は来ないぞ!!)

すぐに2年、3年のヤンキーとも仲良くなり、休憩時間など一緒にタバコを吸ったりもしました。


山崎 真知也 アダ名はマチャどこの仲間内でも必ず一人はいる万能タイプの人間…

簡単に言えば、ちょっとした努力ですぐに何でも出来る奴とでも言いましょうか。筋肉質で割かし男前…スポーツ万能が持ち味の本当に気持ちいい奴です。

…が、しかしというか、やはり彼もぎっちと同じ小学校を通っていた為か、ぎっちの友達だからなのかは分かりませんが初めての会話はこうです。


バスケの練習中…体育館で

「なぁ!お前、俺とケンカしようや?お前なんか秒殺じゃ!!」


…私が悪いんでしょうか?


いきなりケンカを売られる意味がまったくといっていいほど分かりません。

どちらかというとタッパはありますし、他に幾らでもケンカが弱そうな奴は一杯います。

彼らは何故私に挑むのでしょうか?

はっきり言って秒殺はこちらのセリフなのです。


すかさず誰かがマチャに教えます。


「あかんて!!こいつ○○小で一番強かってんからっ!!」


「えっ!まじで!!ごめん今の無し!!」


いともあっさり退いてくれたのは有難いのだが、この男、何をしたかったのか不明である…



ー岡元 元気(おかもとげんき)登場ー


こいつもぎっちやマチャと同じ小学校の出身だが、友達がいなかったのか、何故か一匹狼なところがあり、仲良くなって一緒にツルむ様になるまで1年ほど時間がかかった人物である。

男前(サル顔)で自宅の部屋の押入れの中はエロ本だらけ、(ヤンキーです)が3年に在学中で、父・兄・元気共に類をみない女好きである。母は漫画今日か○俺はの三橋の母そっくりな厳つい母ちゃんなのである。


ー榛原 拓海(はいばらたくみ)登場ー


こいつは1年で同じクラスでとにかく女とみれば抱きつき、授業の休み時間中は変な踊りを踊っている障害者とまではいかないが所謂(いわゆる)知恵遅れというやつです。私はそれが以上に腹が立ち、何かと因縁をつけてはイジメの対象にしていました。

この榛原(はいちゃん)という男、後に元気やマチャ同様、私のかけがえのない友人になるのですが、とにかくめちゃくちゃで数学の授業中にバイク(400cc)のエンジンを解体していたり、北斗○拳のサ○ザーの仮面を紙で作って顔にはめ、渡り廊下をサ○ザー気取りで「我は聖帝」

などと、ほざきながら歩いていたりと、おもしろ反面思春期の私にはおちょくられているとしか思えない事もしばしばありました。



ー堀中 枯葉(ほりなかかれは)尻野 茂樹(しりのしげき)登場ー


彼らは主にバスケ部で共にする仲間で今でも私の大好きな奴等です。

堀中(ホーリー)は、これまた家が金持ちで美形(まじで)秀才、背が高くスポーツ万能…所謂(いわゆる)完璧人間です。

まず驚いたのは約300人程いたと言われるホーリーファンクラブ!!(毎年凄い数のバレンタインチョコが届けられます)

そして少し先の話だが、ホーリーは高校を1ヶ月くらいで中退します。(中退理由はつまらないからとの事…)そしてその年、大検に合格!!更に立命館大学に合格!!今は医者をしています。

そんなパーフェクトホーリーのエピソードはまだまだありますがそれはまた次のお話で…


尻野(しげき)は普通にしていれば絶対に目立たないタイプの奴だが当時流行った漫画で、行け!稲○卓球部に影響されて、ホーリーも含み「マメピープル共同体」なるものを設立する!!

(※活動内容はわかりません)



ー馬島 弘文(うまじまひろふみ)登場ー


彼も私の人生を語るのに必要不可欠な人物で今も付き合いがある大切な友人です。


もう既にお気づきの方もいらっしゃると思いますが、彼もまたハチャメチャな一人…


中1の夏休みに隣の中学校から転校してきた彼は2学期の始業式の後、担任と共に教室に入って来ます。

その姿が笑かしてくれます。シャツのボタンは全快で鞄はヤンキーの持ち方(片手で肩に引っ掛ける持ち方、わからない方は何でもいいのでヤンキー漫画を読んで見て下さい)

ガリ股で、顔を上下にカクカクさせて「やんのかこらぁ」的な感じで登場です。まぁ〜いまだから笑えますが当時は笑えません…

うっちーもすぐに私を見つけて、ガンの飛ばし合いです。


数時間後…


そんな私達の仲を取り持ったのがやはりこの男、ながちんです。

うっちーと私の共通点をすぐに見つけ出し、意図も簡単に仲良しにしてしまいました。

その時の会話がこうです。

ながちんとうっちーが会話しています。

ながちんがこちらに近づき

「おいっ!!やばいぞっ!!」


「ん?なにが?」


「あいつタバコ吸うらしいで!!」


「まじで!?おいっ!お前タバコ吸うんか?いま持っとんか?」


「あぁっ!?おぉ一応!!」


「まじかぁ〜それやったら次の休み時間一緒に一服いこ〜や!!」


「お〜ええよ〜!!」


何をそんなに喜んだかというと、その時私はタバコを切らしていたのです。貧乏でしたから…


そして(うっちー)は今後色んな事件を起こしてくれますがそれはまたのお話で…



これが中1の時に出会った仲間達である。


そしてその殆どが今も繋がりのある私の最高のファミリー(血は繋がってないが心で繋がった家族)です。



他にも一杯いるよ!!


これを書いていて気付いた事


どうやら私はケンカを売られやすいみたいです。




…何故?

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