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自伝 〜Story〜  作者: 神道 龍也
10/18

番外編 夢のお話

番外編 第1弾


これは夢です。


だから意味不明です。


だって夢ですから…

皆さんは眠りについた時にどんな夢を見ますか?


これは本編とは全く関係ありません♪


ただ私がどうしても書きたくなったのでキリが良いところで勝手に脱線しただけです。

後でちゃんと本編に戻ります。




番外編 〜夢のお話〜



みんな誰しも必ず一度は寝ている時に『夢』を見た事があると思いますが、どんな夢を見たか覚えていますでしょうか?


大抵の人は夢を見たけど、どんな夢だったかな?

と、すぐに忘れてしまう事が多いと思います。

私も例外なく、そういった人達の一人になります。

しかし、数多く見る夢の中でも不思議な事に鮮明に覚えている夢があります。

これはそんなお話です。


目が覚めると、そこは見知らぬベッドの上だった…


辺りを見渡すと、窓から朝日が入り込み、私はあまりの眩しさに手で光を遮り、暫くして目が慣れると立ち上がって背伸びをした


私は早々と着替えを済ませて、洗面所で顔を洗い、歯を磨き、足早に外に出た…


駅前の雑居ビルが建ち並ぶいつもの見慣れた風景…


この時の私の職業はアミューズメントホールスタッフ!

良く言い過ぎました…


パチンコ屋の社員です。


自宅から職場までは徒歩5分、職場に着いた私はアルバイトスタッフの出勤シフトをチェックし、役職者に本日の出勤するアルバイトスタッフの名前を伝えて、監視カメラのモニターをぼぉ〜っと眺めていると一人、また一人とアルバイトスタッフが出勤してきます…

その中でアルバイトリーダーの子に声をかけ、今日する事の指示をしてホールに出ると、何故かさっきまで開店前だった筈の店が既にオープンしていてお客さんが入っていではないですか!!

驚いた私はすぐにホールに出て仕事をします

するとあっと言う間に時間が過ぎ、気がついたら仕事が終わって、外に立って空を眺めています…


そこで異変に気付きます。本来夕方になっている筈の空がまだ真昼の様に太陽が照っているのです。


しかし私はそんな事気にせずにアフターを楽しむ事にしました。


まず手始めにゲームセンターに入り辺りを見渡すと何だか不思議なゲームがズラリと並んでいます。


…全て見た事のない台ばかり…

(雰囲気はカジノに似ている為かメダルゲームしかありません。)


テーブルゲームもあれば、スロットもあり、その中でも一際目立っていたのが変なバトル式のゲーム、当然ルールも解りませんが私は自然にこの変なバトル式のゲーム台に座りゲームを開始します。実はこのゲームいまだにルールが解らないというより、意味が解らないのです。

手持ちのメダルが無いのでサンド(メダル貸機)にお金を入れてメダルを借り、いざゲームスタート!

するとゲーム画面から3Dみたいにモンスターが飛び出し、やがて映像は実物へと変わり辺りを彷徨き出したのです。

…そうです

実物のモンスターと闘うゲームなのですが、あくまでゲーム…モンスターの動きはワンパターンなのでモンスターをボコボコにしてやると次なるモンスターが登場(1回目が斧や棍棒を持った緑色のゴブリン風なやつが3匹、2回目がオオトカゲ5匹と角がある大蛇3匹、どちらも人間の大人一人分位の大きさがあります)


…逃げるが勝ちです!


なんか負けると本当に命が無くなりそうな気がして…

私は一気に店を飛び出し、走ってその場を逃げ出しました。実はこのゲームセンター、メダルをお金に換金出来るので、それなりにリスクがあるのかもしれません。

そして私はその足で昔働いていたBarに行きます。徒歩で30分程の所にあり、今はもう営業していないその古びた店舗の中に入ると、何故か人が入った形跡があり、綺麗に掃除されたその店舗は今も営業しているかの様でした。

暫く様子を見ていると、誰か入って来ました。


それはかつて私と共にスタッフとして働いていた兄弟子でした。

私が働いていたBarは丁稚制度(でっちせいど)を採り入れており、まずボスに弟子入りをし、給料なしの下積みを何ヵ月〜数年してボスに認めてもらって初めてスタッフ(給料有り)になれるのです。

兄弟子は私の一つ前の店長です。

それともう一人…見慣れない人が後から店に入って来て驚いた顔をしています。聞けば元お客さんでスポンサーというわけです。

私は自分の想い出の居場所が無くなった哀しさからか切ない気持ちになり、居たたまれなくなって外に飛び出しました。


そして辺りは暗くなり、夜が訪れると私はいきつけのラウンジに顔を出し、安いブランデーに口をつけた…

隣にお姉さんが座って何か話しているが、何を言っているのか全く解らない…

暫くして酔いもまわった頃、私は店を出て風俗に行く事にした。


そこはラウンジから車で5分位の所にあり、雑居ビルが建ち並ぶ中でも一際目立ったビルで地上30階建の大きさ…中に入っている店は全て風俗店、私はタクシーに乗りそこに向かいました。

私はこの風俗ビルの9階がお気に入りで迷わず9階に行ましたがすでに時間が遅かった為か閉店…

仕方ないので1階づつ下に降りていき、良い店があれば入ろうと思い、一つまた一つと店を覗いていくと、あっと言う間に1階にたどり着いてしまい、どうしたものかと腕を組み思案して、結局気になった3階と6階にもう一度行く事にしました。

まずは3階、ここはピンサロみたいにソファーがところせましと並び、至るところで若い女の子が行為に及んでいます。しかし残念、かなり待たないといけないらしく、仕方なく6階に行くと、ここはすんなり入ることが出来、女の子(業界用語でお嬢、姫などと呼ぶ事がある)が来るのを待っているとボーイの男がビールとドラッグを運んで来た…この街ではドラッグは合法で大人から子供までかなりの範囲蔓延している。当然ドラッグを決めて女の子と行為(因みにこの街の風俗は全て本番ありです)をする方が何十倍もの快楽が味わえるのは言うまでもない…

ボーイが持って来た錠剤を冷えたビールで流し込む…

…?


……!


………!?


数分後…視界はブレ初め、皮膚の感覚は鈍り、まるで心臓に火がついたように身体が火照り始めた…

そのタイミングを見計らって女の子が入って来ます。もちろん女の子も何か食ってます。(食うとはドラッグをするという隠語)

因みにこのボーイが持ってきた薬は正直何か解りません。現実世界で色々な薬を試しましたがここまでエロに効くものは見た事がないからです。

『ごめ』や『えく』など比にならないくらいの効き目でしたから〜


しかし残念です。行為をしているところが飛ばされて次のシーンに移ります。


店を出た私は車に乗り、海(砂浜)を目指して車を走らせます。

住宅街を抜けて、高速下のバイパスを走り、時間にして約3時間程車を走らせると段々と太陽が上がり朝になりました。

車は森を抜けた先の角に池があるT地路で止まるとそこは綺麗な海岸が広がっています。私は感動して暫く潮風に吹かれていると…










ピピピピッッッーーー!!


「んっ〜〜〜ん!!」


目覚まし時計の音で目を覚ました私はいつも日常に戻るのでした。

この夢はよく見る夢で毎回ストーリーが違いますが繰り広げられる世界(街)は同じです。

しかもこの夢を見る度に知らないところに行き、段々と世界が広がっていきます。

ただ登場する人達の顔は解りません。鼻から下はハッキリと解るんですが鼻から上に関しては映らないという表現が一番分かりやすい思いますが、とにかく見えないんです。あと喋りません。

ストーリー上、人物を特定したり、会話みたいにやっているところがありますが何故か解るというほかありません。


実はこの街は実在するんではないかと思わすくらいリアルなんです。



それでは本編 第2部スタートです!

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