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序章 〜プロローグ〜
序章 〜プロローグ〜
−拝啓−
〜親愛なる君へ〜
これを読むことが出来ると言うことは今も生きて元気に頑張っている事だと思います。
そして、まだあなたのまわりには大切な人達が一緒に居ますか?
その大切な人達と一緒に笑っていますか?
カッコイイ大人になると交わした約束は果たされていますか?
これは10年後の自分に宛てた手紙である。
彼の名は神道龍也不動産会社に勤める30歳、役職は部長
この物語の主人公である
昔から勉強以外は何をやっても人並みに出来た彼に初めての人生の課題が不意に言い渡された。
それは原因不明の「病気」死ぬか生きるかも分からないものだった…
そして彼は未来の自分に手紙を書こう決心する。
半分は未来の自分に
もう半分は自分が歩んだストーリーを残したくて…
良いことも悪いことも含めて、全てが輝いていたあの時を一つ一つ想いだしながら…